ストーリーSTORY

2022年2月26日(土)よる11:30~

第7話

 いつになく若い女性客でにぎわう鹿楓堂――。
 「いつもと客層が違う…」と戸惑う面々だが、ときたか(葉山奨之)が配膳した途端、店中の女性客が一斉にスマホで写真を撮り始める!どうやら、陶芸教室の送別会で撮影したときたかの写真が“尊すぎる喫茶店店員”としてSNSでバズッているらしい。
 更に、陶芸雑誌記者と名乗る男もやってきて「あの天才陶芸少年に生で会えるなんて」「当時は大変でしたよねお金のために利用されて」「叔父さんとの関係は今は…」などと、ときたかに矢継ぎ早に質問を浴びせる。困惑するときたかをかばうため、スイ(小瀧望)は話に割って入るのだが…。

 その夜、シェアハウスでたこ焼きを頬張るスイらだが、まさかのタコなしという、ときたからしくないミスが発覚。慌てて作り直そうとするときたかだが、動揺するあまりたこ焼き器でやけどしてしまう。ひとりで何かを抱え込んでいる様子のときたかが心配で仕方ない3人――。
 椿(大西流星)とぐれ(佐伯大地)は「ときたかって昔何かあったの…?」と尋ねるも、スイは「俺も全部は知らないんだ」と固く口を閉ざす。

 数日後、定休日の鹿楓堂を覗き込む男の姿が―。スイは、彼が長らく疎遠状態になっているときたかの叔父・北沢青爾(光石研)だと気付く。しかし、青爾は自分が来たことは黙っていてくれと頼み、足早に立ち去ってしまう。
 親友として、どうすべきか―。悩んだ末、やがてスイは強引にときたかを連れ出して青爾の家へ向かうことに。どんな時も笑顔を絶やさないときたかへ、スイは目を見てまっすぐ告げる。
「大丈夫じゃない時は、大丈夫じゃないって言っていいんだよ」

両親を亡くし、青爾に預けられ育てられたときたか。
2人の過去に何があったのか。

またいつか一緒に笑えたら―。
ときたかが、長年しまいこんでいた“本当の気持ち”とは…?