ストーリーSTORY

2022年2月19日(土)よる11:30~

第6話

 

 とある日の鹿楓堂――。店内では、リュウジ(曽田陵介)らヤンキー軍団が、“アニキ”と慕うぐれ(佐伯大地)が生み出す奇怪なラテアートを見て大はしゃぎ! さらに、トロトロ豚角煮定食のおいしさにテンション爆上がりのリュウジらは、スイ(小瀧望)やときたか(葉山奨之)を、ぐれが会長を務めるアヒルボート同好会の活動に誘うのだが…?

 翌日、公園をランニングしていたぐれは、昼間だというのに学生服姿でベンチに座り込む渡辺洋(翔)を見かける。以前からいつもひとりぼっちで本を読んでいる洋のことが気になっていたぐれは、椿(大西流星)の作ったバターどら焼きを差し出し、アヒルボート同好会に誘う。ぐれの圧を断り切れず、活動に参加する洋だが、リュウジら不良軍団のテンションの高さに慄き、逃げるように走り去ってしまい…。

 一方、鹿楓堂にはスイの双子の兄・東極八京(藤井流星)の友人でパティシエの角崎英介(白洲迅)が突如現れ、「椿のモンブランを食べに来た」と告げる。三ツ星パティシェである角崎が、自分をライバルだと認めたうえでの宣戦布告だ、と察した椿は、プレッシャーに押しつぶされそうになりながらも、渾身のモンブランを作り上げる。普段はニヤニヤおちゃらけている角崎だが、椿のモンブランを口に運ぶと、いつにない真剣な表情を浮かべ―。

 その夜、ひさびさに仕事を終わりに飲みに出かけるスイら4人。すっかり酔っ払って大騒ぎしながら帰っていると、夜道にひとりうずくまっている洋に出会う。洋の複雑な事情を感じ取ったぐれは、鹿楓堂に彼を誘い、イタリアで暮らしていた頃の自分の過去語り始め…?