2024年5月4日(土)よる9時~放送

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番組概要

【時代劇×ホラー×ミステリー】
《稀代のストーリーテラー》
宮部みゆき
傑作小説を初の実写化!
上白石萌音
【霊験=不思議な力を
宿すヒロイン】
に!!
【草食系武士!?】京本大我
《凸凹バディ》結成!!
《江戸の連続殺人》の謎に挑む!!

宮部みゆき氏の《時代劇×ホラー》傑作小説を《上白石萌音主演》で初映像化!

 現代ミステリーから時代小説、ホラー、SF、冒険ファンタジーまで幅広いジャンルで才筆を揮い、新作は常にベストセラーとなる“現代の語り部”宮部みゆき氏――。そんな稀代の作家が、時代小説とホラーを融合させて描き上げた意欲作を《テレビ朝日×東映》のタッグで初映像化! 70年以上に渡って培われてきた京都撮影所の時代劇スタッフの技術と最新VFXを組み合わせ、超大型ドラマスペシャルを作りだします。
 不思議な力=“霊験”を宿したヒロインの町娘を、上白石萌音が熱演。その相棒となる、“草食系”の与力見習いを京本大我が務め、ドラマ初共演の2人が凸凹バディを結成します!

《霊験》に目覚めたお初と《相棒》の与力見習い・右京之介が出会うのは、江戸の町で起きる奇怪な事件!やがて『忠臣蔵』の悲しい真相に突き当たり…!?

 物語の舞台は江戸時代後期の享和2(1802)年、第11代将軍徳川家斉の治世――。主人公・お初は、日本橋通町の一膳飯屋の看板娘。まわりを自然と笑顔にする、明るく活発な性格ですが、ある出来事をきっかけに《ふつうの人間には見えないものが見え、聞こえないものが聞こえる不思議な力=霊験》に目覚めます。
 そんなお初の力を見込んだのが、南町奉行・根岸肥前守鎮衛(やすもり)。彼は世間でささやかれる不可思議な奇談を収集し、『耳袋(みみぶくろ)』と名づけた書物にまとめたことで歴史に名を残した、実在の南町奉行です。“江戸のXファイル”ともいうべき『耳袋』の素材集めにあたって、肥前守はお初に協力を依頼、サポート役として与力見習いの古沢右京之介(ふるさわ・うきょうのすけ)を引き合わせます。
 お初と右京之介が挑むのは、一度死んだ男がよみがえったという奇怪な事件。巷では死者に憑りつかれた=“死人憑き”と騒がれていましたが、やがて”死人憑き”の犯行と思われる、連続殺人事件が発生…!そして、さらなる謎がお初たちの前に…。なんと約100年前、『忠臣蔵』の物語の発端を作った赤穂藩主・浅野内匠頭が切腹した庭に置かれた岩が、夜ごと鳴動しているというのです。これらの謎は絡まり合い、次第に大きなうねりとなって『忠臣蔵』の奥底に秘められていた悲しくも切ない夫婦の物語へとつながっていくことに。はたして、お初と右京之介がたどり着いた、知られざる『忠臣蔵』の真実とは…!?

幅広いフィールドで活躍する《上白石萌音×京本大我》がドラマ初共演!

 霊験に目覚めて以来、この世のものではない者たちの怨念や執着を否応なしに感じ取ってしまうようになった、お初。「なぜ私はふつうではないのか…」と自身の力に戸惑いながらも、“悪意がもたらす悲しみの連鎖を断ち切ることができるのは自分しかいない”と、“人にはない力を持った者”の務めに気づき、力強く立ち向かっていきます。
 そんな彼女の成長を凛としたたたずまいで演じるのが、上白石萌音。ドラマ、映画、舞台と縦横無尽に活躍し、昨年、『舞台 千と千尋の神隠し』『ダディ・ロング・レッグズ~足ながおじさんより~』で読売演劇大賞の最優秀女優賞を史上最年少で受賞。現在、絶賛公開中の映画『夜明けのすべて』(松村北斗とW主演)でも繊細で自然な演技が高く評価されている彼女が、葛藤を乗りこえて前を向くお初の姿をさわやかに表現します。
 一方、お初とバディを組む与力見習いの右京之介は一見、頼りない草食系男子ですが、実は鋭い洞察力で事件の本質を見抜いていく切れ者。ミュージカルでのキャリアはいわずもがな、主演ドラマ『束の間の一花』(2022年/日本テレビ)や『ハマる男に蹴りたい女』(2023年/テレビ朝日)など映像作品でも存在感を発揮している京本大我が、本作では繊細な演技で右京之介という存在を立体化していきます。

「演じていて気分が上がるコンビ!」(上白石萌音)、「ホームズとワトソンみたいなバディ感がある!」(京本大我)――2人が名コンビ誕生をアピール!

 読書家として知られる上白石は「宮部みゆきさんといえば私の中では時代小説の印象が強く、その世界の中に入ることができるのをとてもうれしく思いました」と撮影を楽しみにしていたようで、「ドラマではお初が不思議な力に目覚めるところから描かれるので、怖がったり戸惑ったりする等身大の気持ちに共感していただけたらと思いながら演じました。その一方で、江戸っ子ならではの肝っ玉の据わったところもあって、演じていて楽しい役でした」とお初の境遇に心を寄せながら演じたことを明かしました。
 京本とのドラマ共演は初めてでしたが、「京本さんは常にフラットで実直な方なので、私自身も無理せずにいられて、現場の居心地がすごくいいです。右京之介という役にこれ以上ないと思うぐらいハマっていて、だからこそ私も自然とお初になることができたと感謝しています」と全幅の信頼を語りました。
 そして京本は、「僕の名字の“京”という字が名前に入っているので、“縁”を感じました」と、右京之介という役柄への愛着を告白。「ドジというかシャイで天然要素もあり、ちょっと頼りないところもあるので序盤まではダメダメな右京之介ばかりが出てきます。でも、実はすごくギャップを秘めている役どころで、後半になるにつれて、そのギャップが浮かび上がってくるんですよ」と人物の奥行きを大切に役柄に向き合ったことを打ち明けました。
 2人はまた、「お初と右京之介は、身分を超えて対等に協力し合いながら謎に向かっていく面白いバディ。足りない部分を補い合ったり、得意分野でお互いを助け合ったりする感じが演じていて気持ちが上がります」(上白石)、「見てくださる方々にもかわいらしい、癒される2人だなって見てもらえたらいいな。ホームズとワトソンみたいなバディ感があると思います」(京本)と、互いによきバディっぷりをアピールしていました!

「萌音さん、時代劇でも可愛い!」原作・宮部みゆき氏が上白石《お初》を絶賛!!

 また、今回のドラマ化にあたって、原作者の宮部みゆき氏からもコメントが到着! 「駆け出しのころ、手探りで一生懸命に書きあげた懐かしい作品が、年月を経て、上白石萌音さんと京本大我さんという、今もっとも新鮮なパワーをお持ちの役者さんに演じていただくことで映像化されました。萌音さん、時代劇でも可愛い!」と、2人に向けて大きな期待を語り、「お江戸の不思議ミステリーを、たくさんの視聴者の皆様に楽しんでいただけますよう願っております」とメッセージを寄せています。
 スマホもパソコンもない江戸時代、自らの第六感だけを頼りに人知を超えた災いに立ち向かうお初。そして、頼りないながらも彼女をサポートする右京之介。お初と右京之介はどんな結末にたどり着くのか、5月の放送にご期待ください! そして気になるほかのキャスト情報も続報を楽しみにお待ちください!
あらすじ
 日本橋通町一膳飯屋“姉妹屋”の看板娘・お初(上白石萌音)は、岡っ引きの兄・六蔵(満島真之介)、ともに店を営む義姉・およし(野波麻帆)と3人暮らし。ある日、宴会の仕出しを頼まれ、とある武家屋敷に赴いたところ、火事に巻き込まれてしまう。荒れ狂う炎に飲み込まれそうになったとき、お初は突然、無数の黒い影に取り囲まれる。それは炎に焼かれて命を落とした人々の残留思念で、お初はあやうく道連れにされかけるが、黒い影の少女が逃げ道を示してくれたおかげで、逃げまどう人々を率いて無事、屋敷から脱出することができた。こんな不思議な体験は初めてのことで、お初は戸惑う。
 翌日、姉妹屋に年配の武家が訪ねて来る。彼は南町奉行根岸肥前守(坂東彌十郎)と名乗り、お初に奇談怪談の収集を手伝ってほしいと頼む。実は、肥前守はかねてから不可思議な出来事を書き記しており、前日の火事の現場で偶然、お初を目撃。お初には不思議な力“霊験”があることを見抜いたという。
 肥前守はさっそく“死人憑き”について調べてほしいとお初に依頼する。最近、深川で死んだはずの男が息を吹き返すという不可思議な出来事があったらしい。お初は肥前守からサポート役にと遣わされた与力見習いの古沢右京之介(京本大我)とともに死人憑き事件を調べはじめるが、右京之介はどこか頼りなく、お初はあきれてしまう。やがて“死人憑き”によると思われる、殺人事件が発生して…!?
 そんな中、肥前守のもとに不気味な情報が舞い込む。赤穂藩主・浅野内匠頭が切腹した屋敷の庭にある岩が夜ごと震える…という奇怪な現象が起きているというのだ。肥前守とともに現場に赴き、鳴動する岩に触れたお初。その瞬間、お初の目の前には100年前、白装束の浅野内匠頭が切腹する場面が広がり――。殺人事件と“死人憑き”、『忠臣蔵』と“震える岩”、2つの“謎”は大きくうねりながら、やがて思いもよらぬ結びつきを見せて…!?