先週から、気象庁のこちらのページで、
川の増水に関する細かな情報が見られるようになりました。
http://www.jma.go.jp/jp/suigaimesh/flood.html
このデータが、先週の九州豪雨でどのように変化したかを追いました。
しかし、雨が強まり始めた1時には…黄色が出現。(注意報レベル)
さらにその後、1時30分には、一気にピンク色に。これは、警報レベルは超過していることを意味します。
このとき、一時間に110㎜という猛烈な雨が降り、
最初の記録的短時間大雨情報が出ました。
さらに、これと同レベルの雨が降り続いた結果、3時30分には
一番危険な、紫色がたくさん出てきました。
そして、この時刻に、朝倉市には避難指示が出ました。
何時に氾濫が起こったのかははっきりしませんが
遅くても五時頃には、川があふれたという情報が入っていたようです。
新しいツールなので、私たちもまだ手探りですが、参考にしています。
今回のことから言えるのは、
黄色が出てきたら注意をしておき、
ピンク色が出てきた時点では、もう避難を開始したほうが良さそうだということ。
3時30分にはかなり危険な状態だったと思われるため、
高齢者以外の方も、避難を完了していたいところです。
普段からこのツールに見慣れておき、
いざというときに、使えるようにしたいものです。
気象予報士 千種ゆり子