学生の皆さんに“テレビの仕事”や“ニュースの現場”などを肌で感じてもらおうと行っている「出前授業＠テレ朝」。
８月30日(金)、新宿区立西早稲田中学校で、「ゴーちゃん。GIRLS」（※）が講師となり、アナウンサーの仕事やアナウンサーに必要なことについて授業をしてきました
※ゴーちゃん。GIRLSは、テレビ朝日マスコットキャラクターゴーちゃん。と一緒に開局55周年を応援する女性アナウンサーユニットです♪

 

講師を務めたのは、この2人・・

グリーン・森葉子（もりようこ）アナウンサーと、
ブルー・青山愛（あおやまめぐみ）アナウンサーです

この日、127名の生徒さんに授業すると知り、2人もさすがに緊張している様子でしたが、みなさん暖かい拍手で迎えてくれました

 

★前半は「テレビ番組ができるまで」！

テレビ番組にはみんながよく見ているバラエティの他にもニュースやドラマ、スポーツなどがあり、１つの番組を大勢のスタッフが作っています。
まずは、VTR「テレビの仕事」の中の『ミュージックステーション』の舞台裏を上映しました。

ディレクター、カメラマン、照明、美術など、いかに多くの人たちが時間をかけて番組をつくっているか、伝わったでしょうか？

テレビ作りに携わる仕事の1つ、アナウンサーという職業も仕事内容は様々。
バラエティ、報道、そしてスポーツといった色々なジャンルで原稿を読んだり、リポートをしたり、時にはロケに出て取材もしているんです。

では具体的に、どんなことをしているのか・・
森アナと青山アナの仕事に密着したＶＴＲを見てもらいました！

 

まずは、『ナニコレ珍百景』を担当している森アナ

本番前、森アナが自分の姿を鏡でチェックしている場面では、
「どんな表情を皆さんにお見せしているか、しっかり確認しているんです。『登録、けってーい！』というおなじみの言葉も、投稿者の気持ちになって笑顔で嬉しそうにやっているつもりではあるんですが、先程のＶＴＲでは笑ってなかったですね（笑）また、投稿に関する『補足情報』を伝えるのも私の役割。スタッフがたくさん取材して用意してくれたものなので、1つでも多く番組で紹介できるように努力しています。」と話しました。

 

続いて、『報道ステーション』お天気コーナーを担当している青山アナ

「『報道ステーション』は生放送なので、事件が起きたり、天気の状況が変わったりと、放送の直前まで、何があるかわからないんです。だからこそ、いつでも対応できるように色々な情報を頭に入れたり、言葉の引き出しをたくさん持てるように準備しています。また、画面では伝わりにくい風の動きや気温、匂いなど、感じるままを伝えられることは魅力ですね。」と、生放送ならではのポイントを伝えました。

また、2人は「アナウンサーの仕事」について

「取材に行く人がいて、取材を終えて編集する人がいる。そして準備の整ったスタジオのカメラの前で、最終的に私たちが原稿をもらいます。アナウンサーは順番に渡されたバトンを視聴者の人に繋ぐ、“アンカー”。それが私たちの役目だと思っています。」

と話しました。

 

 

★後半は「アナウンサーの仕事を疑似体験」！

これまでマイクを使っていた2人も、ここからはマイクを置いて・・・
まずは、みんな立ってお腹に手をあてて、発声と滑舌の練習です！！

あ え い う え お あ お

か け き く け こ か こ

さ せ し す せ そ さ そ

・・・・

体育館中に響き渡る2人の大きな声に、生徒さんもびっくり
最初は恥ずかしいのか声が小さかったみんなも、2人に負けじとだんだん大きな声が出るようになり、ずいぶん発声がよくなってきました

 

続いて滑舌！

みなさんも声に出して読んでみてください！せーの、

 

◆新進シャンソン歌手新春シャンソンショー

◆八日の夜の夜回り夜通しよろよろ

◆だらでれどろ、らだれでろど

◆生産者の申請書を審査

◆ニャニが何なの？ニャンだか何にも分からないニャイなぁ

◆特許許可局の局員
どうですか？噛まずに言えましたか？？

アナウンサーも上手に喋るためには準備が必要。仕事前には必ずこういった発声練習をしているんですよ

みんなも準備ができたところで、いよいよアナウンサー体験
本物のニュースさながらの状態で3人の生徒さんに原稿を読んでもらいました

みんな上手
短い時間で原稿を頭に入れて、ところどころカメラ目線で伝えてくれました！

体験してくれた生徒さんは「難しかった。アナウンサーは発声や滑舌などたくさんの努力と経験を積み重ねているからこそ、あんなにスラスラと聞きとりやすい言葉で話すことができるんだなと思いました。また、人に分かりやすく伝えることの大変さを知りました。」と、ただ読むだけでなく、言葉に想いをのせる難しさを感じたようです。「もっと練習して、今後発表する場面などで活かしていきたい！」と話してくれました。

また、生徒さんの中には、小学生の時に一度「出前授業＠テレ朝」の授業を受けた方もいたのですが、「小学生の頃は将来のことなどあまり考えていなかったので『こんな仕事なんだな～』で終わってしまいましたが、今回の授業で将来の夢として“テレビ局で働きたい”と思うようになりました！」という嬉しい感想をいただきました

 

最後に、森アナ、青山アナ、初めての講師いかがでしたか

【森アナ】講義の初めは「テレビ・アナウンサーについて興味がある人」を聞いても殆ど手が挙がりませんでしたが、終わりには沢山の人が手を挙げてくれました。たった2時間の講義でしたが、これから将来を考える彼らにとって有意義な時間であったらいいなと思います。
また、最後までキラキラした瞳で私たちの話を聞いてくれた中学生の姿を見ていて、改めて自分の仕事であるアナウンサーという仕事の魅力や使命を感じることもできました。
西早稲田中学校2年生の皆さん、本当にありがとうございました！

【青山アナ】生徒のみなさんを前にして、普段のオンエアよりも緊張しました。でも、生徒のみなさんがとても素直で、素朴な疑問をぶつけてくれたり、一生懸命、発声練習や原稿読みにチャレンジしてくれたり、みなさんと一緒に楽しく素敵な時間を過ごすことができました。
少しでも“アナウンサー”という仕事、“伝える”という仕事に興味を持ってくれたら嬉しいです！