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『Musée du ももクロ』

投稿日:2020年5月2日

『Musée du ももクロ』の第48回〜第51回の様子を、美術ブロガー「青い日記帳」主宰のTakさんに寄稿頂きました)

ももクロの佐々木彩夏さん、美術館ビギナー・高橋ユウさん、テレビ朝日アナウンサー(※当時)池谷麻依さんと私Takの4人で
新宿と丸の内にある美術館を巡り、3つの展覧会を観て来ました。

「ジュリアン・オピー展」東京オペラシティ アートギャラリー

「みんなのレオ・レオーニ展」損保ジャパン日本興亜美術館

「マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展」三菱一号館美術館

現在も第一線で活躍している現代アーティストの「ジュリアン・オピー展」は東京では初めてとなる大規模回顧展でした。

とかく現代アートはどう鑑賞したら良いか分からないという方も大勢います。
しかし、展覧会に足を運ぶのが初めてという高橋ユウさんの心を一発で鷲づかみしちゃうのがジュリアン・オピーの魅力です。

天井まである大きな人物像に4人とも圧倒されつつも、佐々木さんが自分の言葉で作品の魅力を表現していたのがとても印象に残っています。それは他の2つの展覧会でも同じでした。

初台から西新宿超高層ビル群へロケバスで移動。その一角にある損保ジャパン日本興亜美術館へ。
高層ビルの42階にある美術館ですが、2020年5月に新しく誕生する場所へ移転となるため、ここでの展覧会は見納めとなります。

小学校の教科書にも載っている黒い魚のスイミーやねずみのフレデリックたちを生み出したレオ・レオーニの原画や貴重な資料を紹介する展覧会です。

ここでも佐々木さんの「自分の言葉」で絵を鑑賞する態度に再び驚かされました。
スイミーの原画を前に、「カワイイ~」とか誰でも言えます。それは決して悪いことではありませんが、そこで終わってしまっては折角原画を前にしているのに勿体ないのです。
絵本で観た時との描かれ方や色味の違いを、ピンポイントで佐々木さんはついてきます。ああこの人は本当に絵画鑑賞が好きなんだな~と深く感心しました。

最後に訪れたのは、東京丸の内にある三菱一号館美術館です。ここで開催されていたのはイタリアの服飾デザイナー「マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展」です。

モデルの高橋ユウさんの眼の色が輝きを増したのを見逃しませんでした。本人も最も楽しみにしていた展覧会です。水を得た魚というのまさにこのことか!と思いました。
「デルフォス」という今では制作方法が分からないドレスがこの展覧会の一番の目玉でした。その他にも様々な衣装やデザインが会場には並んでいました。

佐々木さんは衣装のデザインもさることながら、用いられている模様などに注目し、三菱一号館美術館の館長である高橋明也氏に積極的に質問をしていました。
コンサートの衣装を考えているそうなのでそうした所に目が行くのでしょうね。

最後は館長にも入ってもらい皆で記念撮影をして収録無事終了!
3つの展覧会それぞれ内容に違いがあり非常に充実したロケとなりました。

3つの個性的な(それぞれテイストがバラバラな)展覧会を無事収録出来た要因として、池谷アナウンサーの存在も大きかったことを書き加えておきます。

当日その場でお会いしたばかりの学芸員や館長さんと佐々木さんや高橋さんの間を取り持ってくれる潤滑油的な働きを随所にみせてくれました。

「ここでミュゼ・ドゥ・クイズです!」と展示作品にまつわる問題を出してくるタイミングもバッチリでした。そして、途中で「この方は本当にアートがお好きなんだ!」と思うようになりました。勿論お仕事で美術館に来ているのですが、作品を観る眼がとても輝いていたのが印象に残っています。

帰りのロケバスの中で拙著『いちばんやさしい美術鑑賞』(ちくま新書)を佐々木さんに渡したけど読んでくれたかな~

美術に対する独自の眼を持っている佐々木さん。アートの世界でももっともっと活躍していただきたいです。
そしてまた機会があれば美術館ご一緒させて下さい。

※テレ朝動画【logirl(ロガール)】は月額900円で2,000本以上の動画が見放題!もちろん『Musée du ももクロ』も御覧頂けます。

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