2019年最初の朝生は、平成最後の元日SPでもありました。
「始まり」と「終わり」が同居する不思議な居心地のまま、
番組はいつもの通りに進んでいきました。
世界に目を向けると、テロや難民問題、自国第一主義が横行しています。
そういった中で、「地球儀を俯瞰する外交」を展開する安倍政権は、
ますます難しい舵取りを迫られます。
国内に目を転ずると、阪神淡路大震災、東日本大震災、
去年も西日本豪雨などの災害に直面しました。
人口減少、少子高齢化にも歯止めがかかりません。
様々な課題を抱える中で、次の時代を迎えようとしています。
「明治は遠くなりにけり」と昭和時代初期に詠まれましたが、
元号が変わると、「平成」もまた遠くなるのでしょう。
平成と共に消えゆくものも、これから出てくるかもしれません。
同時に、まだ見えない何かが待ち受けています。
先が見えないことを、予測したり、分析したり、悲観したり、期待したり。
時代が変わっても、引き続き歩みを進めていくことに変わりはありません。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
村上 祐子