大胆に予想！『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』（ダービー）

YouTube（logirl 【テレ朝動画公式】YouTube）美味しい競馬#117は、ダービー回です。ダービーは現代競馬の根幹、ダービーがなければ現代競馬を今の形で維持することはできません。そんな重要レースなので、テンションも高めでお送りしています。今回はMCが内田敦子さんで、ゲストに競馬YouTuberの南沙奈さんです。予想はもちろん5月28日（日）の東京11R・ダービー。

◎⑪ハーツコンチェルト。

配信でも触れましたが、今年勝ちそうなのはソールオリエンスとスキルヴィングです。ならどちらかに本命打てよ、という話ではありますが、もう全く個人的な感想として、ダービーを勝つために採られる「ゆとりローテ」には批判精神を持っておきたいのです。配信ではナイスネイチャの話をしましたが、ウオッカにせよディープインパクトにせよ、時代がくだったスターでも、今のトップホースよりレースを使っています。商品を出さずにさらなる人気を…というのは、ちょっと無理筋の話だと思うわけで、ダービーは至高のレースであり競馬の根幹であるにせよ、競馬はダービーのみにあらず。もっとタフな馬に勝ってほしいのです。ハーツコンチェルトは、青葉賞がスキルヴィングの追うところなしの楽勝に対して追っての２着で平凡に映りますが、こちらも馬群をさばいていい内容のレースをしています。かつ、スキルヴィングの半馬身差に食い下がったのも評価できます。スキルヴィングが２馬身突き放していたら、さすがに白旗を揚げたかもしれません。追えば額面通りに伸び、世代最強候補に食い下がりました。そして対するスキルヴィングが追えば倍して伸びたかは微妙なところだと思っています。全体的に欧州血統が色濃いダービーで、母の父アンブライドルズソングの軽快さが心強い。同配合の大型馬で広いコース向き…ということで、スワーヴリチャードをイメージしています。スワーヴリチャードはダービー２着ですけどね。

○②スキルヴィング。

「ゆとりローテ」筆頭です。昨年、同厩舎のイクイノックスも東スポ杯２歳Ｓから皐月賞→ダービーで２、２着と結果を出しています。イクイノックス級とは思いませんが、世代間比較ではかなりの上位であろうこの馬が、ゆりかもめ賞→青葉賞→ダービーで結果を出すのも必然かもしれません。なお青葉賞組がダービーで勝てないジンクスについては、基本的に青葉賞組は皐月賞に間に合わなかった組なので、相対的な力量差があります。中３週で2400メートル２走がきついという説も、まあ輸送が２回ある関西馬には影響があるでしょうが、関東馬なら気にするほどもないでしょう。皐月賞に出れば好勝負確実だった馬が、それを一切無視してダービーに照準を合わせてきたので、ジンクスは気にしなくて構いません。あと「ゆとりローテ」のポイントを上げるなら、馬場が悪くなりがちな３～４月前半の競馬を使っていないことでしょうね。フレッシュなままダービーに臨み、鞍上はルメール。いい勝負をするでしょう。

▲⑤ソールオリエンス。

昨年のイクイノックス、本馬ソールオリエンス、先述スキルヴィングと、種牡馬キタサンブラックの奥深さには戦慄します。道悪でかなり特殊な皐月賞でしたが、強いレースをしていますからね。仕上げもさすがと思わせるものです。

☆⑫タスティエーラ。

ある程度前に構える皐月賞２着馬ですから、馬券的には押さえ必須でしょう。ただ最大の買い時は前走だったと思います。

△③ホウオウビスケッツ。

内枠先行馬ではこの馬。ハーツコンチェルトの項でも書いたように、欧州オリエントの配合が多いので、逆張りするなら米国血統。父マインドユアビスケッツです。

馬券は3連単フォーメーション

<1着>⑪→<2着>②⑤→<3着>②③⑤⑦⑫⑭⑰

<1着>②⑤→<2着>⑪→<3着>②③⑤⑦⑫⑭⑰

<1着>②⑤→<2着>②③⑤⑦⑫⑭⑰→<3着>⑪

計36点。

 

text：仙波広雄＠大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当／【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC