大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(阪神大賞典)

大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』

IMG_2741

YouTube(logirl 【テレ朝動画公式】YouTube)美味しい競馬#107では、雪平莉左さんをゲストに迎えて、3月19日(日)の阪神11R阪神大賞典の予想と、後半の「沼に沈める一丁目」では、長距離戦の話をしています。ありていもなく「長距離は騎手」という結論なのですが、もう少し補足すると騎手に限らず調教師、調教助手や厩務員などの担当者、もっといえばオーナーや牧場など、長距離を志向しているかがステイヤーをつくる大きな指針となります。「長距離は王道ではない」というフレーズは現代競馬において真実ですが、傍流なればこそ極める人もいます。

過去10年に限っても、複数連対している騎手は岩田康、和田竜、福永。同調教師は須貝師(ゴールドシップ)、友道師(ユーキャンスマイル)、大久保師(ディープボンド)、角居師(引退、シャケトラなど)、池江師(サトノダイヤモンドなど)と列記するだけで傾向は見えてきます。

◎③ジャスティンパレス

管理する杉山晴師はステイヤー志向とまでは言いませんが、芝であまり短距離のイメージがなく、マイルから中距離あたりに力点を置いています。かつ距離延長が上手なトレーナーでもあります。ジャスティンパレスもデビューから2000メートルを選択。ダービー以降は全て2400メートル以上の距離を使っており、このトレーナーがこの使い方をするのなら、ステイヤーの資質があるのでしょう。配信でも少し触れましたが、正直ディープインパクト産駒でも異質のタイプ。腰高のきれいな馬ではありますが、ステイヤーの馬体かと問われると首をひねるところ。気性的に平均ペースのクルージングを苦にしないところが美点で、必然的に長めの距離をこなす寸法です。父オルフェーヴルの兄アイアンバローズが昨年2着。よりクルージング能力の高い弟が今年は決めます。

◯⑬ディープボンド。

2連覇しているのですから、適性は疑いようがありません。有馬記念も出来は悪くなかったので、もう少しいい枠で競馬をさせたかった。2年連続で極悪馬場の凱旋門賞に当たったりして、やや運に恵まれないところがあります。今年は道悪含みですが、一昨年の阪神大賞典は重馬場で優勝。日本の競馬場なら少々馬場が悪くなっても問題ありません。目標は次の天皇賞・春ですが、格好はつけるはず。

▲①ボルドグフーシュ

22年は7戦して2勝、2着2回、3着3回と馬券圏内100%。やや勝ち切れない面も含めて、典型的なステイヤーの戦績です。菊花賞がアスクビクターモアに鼻差2着。ジャスティンパレスには半馬身先着。前哨戦のスロー上がり勝負適性はジャスティンパレスに分があると思って向こうを上に取りましたが、こちらも当然好勝負です。

☆⑧アイアンバローズ。

昨年2着。弟のジャスティンパレスが今後の飛躍を期す舞台で、適性を既に示している兄もそれなりの扱いは必要でしょう。

△②ユーキャンスマイル。

△を打った馬の中では筆頭。友道師は阪神大賞典で’08年アドマイヤジュピタ1着、シュヴァルグランが’16年1着、翌年2着。そしてユーキャンスマイルがここ3年で1、2、5着。ステイヤー志向もありますが、得意とするレースをとことん味わい尽くすトレーナーです。ダービー3勝もそうですが、新潟記念(4勝)とかクイーンS(3勝)、条件でも、ゆきやなぎ賞と、つばき賞を3勝ずつ。このあたりのレース、毎年のように参戦して、かつ結果も出しています。阪神大賞典もその一つ。

スクリーンショット 2023-03-18 0.44.43

馬券は3連単フォーメーション

<1着>③→<2着>①②⑧⑬→<3着>①②④⑦⑧⑨⑬。 計24点。

 

text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC

大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』