大胆に予想！『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』（レパードS）

先週のアイビスサマーダッシュは内外分かれて、欧州の直線競馬みたいでした。結果として外枠優位で8枠ワンツーでしたが、不利なのが分かっている内枠の陣営は、それを踏まえて戦法を考えてきたということ。見応えは十分でした。さてYouTube（logirl 【テレ朝動画公式】YouTube）美味しい競馬#77はゲストにギャンブル芸人じゃいさんを迎えて配信しております。「ダート適性」についてのお話です。こちらコラムの予想は8月7日（日）のダート重賞、新潟11R・レパードSです。3歳限定ダート重賞はここと6月のユニコーンS。レパードとユニコーンはおとぎ話、神話的にはペアになります…と小ネタを挟みつつ予想にいきましょう。

 

◎②タイセイドレフォン。

前走の弥富特別（2勝クラス）がとびきり優秀です。好位4番手で折り合って、上がり3Fの36秒8は、メンバー上がり2位の馬より0秒9も速い。他の馬とは5馬身以上の脚力の違いがあったわけです。序盤のポジションを取る能力も道中折り合う能力も十分で、そのうえオープン級に匹敵する末脚が使える。典型的なアメリカンであるドレフォン×母の父トワイニングの配合なので、もまれ強いとは思えませんが、すんなり隊列が決まれば大丈夫。鳳雛Sではハピの後塵を拝したものの、コースが前有利の新潟ダート1800メートルなら逆転の公算が大きいと踏んでいます。

○⑫シダー。

前走2勝クラスの特別戦を勝っていますが牝馬限定戦。時計もさほどでもなかったので人気は控えめでしょう。今回先行タイプがかなり多いものの、前走で逃げているのは7枠の牝馬2頭だけ。ラブパイローよりはシダーの方が前半は速そうで、内枠にそろった先行型もガツガツとハナを狙うタイプでもないので、控える理由のないシダーがハナの見立て。逃げてしまえば結構頑張れるコース。逃げ馬は過去10年のうち7回馬券圏内に入っています。牝馬の逃げは17年12番人気2着サルサディオーネの例があります。

▲⑧トウセツ。

キャリア6戦で一度も馬券圏内を外していない、上がり3Fは全て3位以内。前走は2勝クラスで2着。それなのに、それほど人気しないはずです。実績的に全くの人気薄ではありませんが、単勝10倍はまず割らないでしょう。市場取引価格154万円（税込み）とリーズナブルで、父ダンカークは上級産駒でも3勝クラス、オープン特別まで。派手な要素がないことが、実績ほど人気しない理由です。生涯キャリアのベースで考えればどこかで穴を出すタイプ。それが今回かどうか。

以上、逃げ先行馬を重視した予想で、差し馬は軽視して⑨ハピは△まで、⑩ホウオウルーレットは消しました。

馬券は3連単1頭流し。

<1着>②→相手①③⑦⑧⑨⑫⑮。42点。

 

text：仙波広雄＠スポーツニッポン新聞社 競馬担当／【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC