大胆に予想！『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』（安田記念）

先週のダービーは8番人気までの馬で1～8着を構成し、8番人気キラーアビリティ◎で6着。1～3着の印が○▲△で華麗なる縦目となりましたが、武豊ドウデュースが超絶うまかったので…。「競馬はディープインパクト」がこの10年に対して、「競馬は武豊」はこの30年ですからね。年季が違いました。YouTube（logirl 【テレ朝動画公式】YouTube）美味しい競馬#67では「消しの女神」ことほのかさんをゲストに配信しています。宴の後の今週は、6月5日（日）の東京11R・安田記念です！

 

配信でも強調したように、安田記念は東京マイルG1の中でも特殊な傾向があります。香港馬のVが複数あるように、南半球のスプリントの血が力を発揮する。中山や阪神の実績もポイントになる。ほかに若い馬、牝馬の好走率が高いのも押さえるべき点。

 

◎⑯レシステンシア。

母はアルゼンチン産。母父はデインヒル系と、はっきり南半球色が強い配合です。瞬発力より持続力で勝負するタイプが多い南半球血統は、善戦型が多くなる傾向ですが、デビュー以来1秒以上負けたことが一度もないこの馬もそう。前走のヴィクトリアマイルも3着と善戦。今回のマークが薄くなる絶妙の着順とレース内容だったと言わざるを得ません。ヴィクトリアマイルと安田記念は同じ東京芝1600メートルですが、前者が切れ味、後者がスプリント力と、必要とされる能力のベクトルが違います。レースレベルは安田記念の方が高くなることがほとんどですが、アーモンドアイやグランアレグリアでも安田記念を取りこぼすのは、求められる適性の違いにあります。この馬のスプリント力はメンバー屈指。後続がいつでもつかまえられる気分でいるなら、それこそ横山武の思うつぼとなります。

○③ロータスランド。

レシステンシアの逃げ、ロータスランドの2番手とみました。そのまま行った行ったが狙いどころ。高松宮記念ではレシステンシア（6着）に先着する2着で、乗っているロベルト系の血は距離がどうとかはそれほど気になりません。パワーのいる阪神芝を得意としているのも、安田記念時の東京芝を走るうえではプラスです。

▲⑩エアロロノア。

阪神巧者で母父ロックオブジブラルタル（デインヒル系）。マイラーズC5着は案外でしたが、その前の六甲S1着が本格化を感じさせる好内容。前走は正直、出来一息だったかと。今回の方が具合いい。たぶん2桁人気でレース適性は十分。この馬の◎も考えたほどで、あとは自身の能力がここで足りるかどうか。

☆⑦ファインルージュ。

△⑬ソングラインともども、上がり3F最速の切れ味はなく、長く脚を使うタイプでもない。ただ絶妙の位置から絶妙の仕掛けならG1で馬券になる能力があるキズナ産駒です。

⑧イルーシヴパンサーと⑨シュネルマイスターは全頭評価にある理由で軽視。

馬券は3連単フォーメーション。

<1着>⑯→<2着>③⑦⑩⑬→<3着>③④⑤⑥⑦⑩⑪⑬計32点です。めっちゃ配当つくよ、これ。

 

text：仙波広雄＠スポーツニッポン新聞社 競馬担当／【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC