初単独ライブ「仮初未成年」“勝つための挑戦”|『奥森皐月の公私混同<収録後記>』第13回

奥森皐月の公私混同<収録後記>

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高校3年生になりました。高校3年生17歳の奥森皐月です。

私がMCを務める番組『奥森皐月の公私混同〜冠ラジオがやりたい!〜』が毎週木曜日18時にlogirlで公開されています。

このブログでは収録後記として、毎回番組収録のウラ話や収録を通して感じたことを奥森の目線で書いています。

今回は3月配信分の第20話から第23話の振り返り。番組最大の挑戦をした月です。

logirlの本編とこの記事をあわせてご覧いただくと、より楽しめるのではないかと思います。
月額990円ですが、第1回から最新回までの50本以上のエピソードがすべてご覧いただけます。もちろんlogirlのさまざまな番組も観られます。

今知っておいて損はない芸人・永田敬介

3月3日のひな祭り配信はゲストに永田敬介さんをお迎えしました。ひな祭りといえば永田敬介ですよね。うってつけのゲストです。
伊集院光さんというビッグゲストをお呼びして、これ以上を叩き出すのは難しいのではないかと思う部分もありましたが永田さんのパワーがその心配を破壊してくれました。

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(写真:『奥森皐月の公私混同 第20話 SPゲスト「永田敬介」』

最初から最後までキレキレのエピソードと言葉のチョイスで、終わるころにはズタズタに切り裂かれたようなダメージを負いました。ただこれの不思議なところは、痛みがほぼないところ。そのあまりに鋭い刃が格好よくて、ただただ楽しんでしまいました。

永田さんのエピソードはめちゃくちゃ悲しいのに、登場人物みな悪意があるわけではないというもどかしさがあります。だからこその哀愁とおもしろさが新感覚。こればかりは映像を観て確かめてもらうしかありません。「平和に無視されていた」というパワーワードや、自作の「ダークサイド新聞」の公開まで、永田さんのよさだけが詰まった1時間です。

収録中は一度も目が合いませんでしたが、少しだけ心の距離は近くなれた気もします。
佇まいもエピソードもワードセンスもネタも、唯一無二の圧倒的なおもしろさなので、いつまでもあの「永田敬介」でいてほしいと思ってしまいます。今知っておいて損することはない芸人さんのひとりです。勇気がある方はライブでネタも観てほしいな。

あなたの“おもしろい”に合う芸人は?

『奥森皐月の公私混同』ではもはやひとつの鉄板企画となりつつある、賞レース後の振り返り配信。3月はR-1グランプリがあったので、もちろんR-1スペシャルも行いました。

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(写真:『奥森皐月の公私混同 第21話 「みんなR-1見た?」』

さまざまな媒体で、決勝戦の感想を話す企画はあります。そこに対抗して、公私混同では「予選や敗者復活戦にフォーカスすること」がこだわり。
この配信では、決勝メンバーと同じくらいの尺で今井らいぱちさんの話をしています。敗者復活戦までレベルが高く、本当におもしろい芸人さんばかりでした。

この回に限らず私はしゃべっているとキモいのですが、賞レース後の私は特にキモいです。自分のことはオタクではないと思っていますが、ラベリングするとしたらオタク以外の何者でもない語り口。おもしろさを伝えたいという一心なのだけれど。

奥森とお笑い好きのスタッフ皆さんで、印象に残っているネタをあれこれピックアップして解説しています。R-1のYouTubeでは、現在決勝戦と敗者復活戦のネタがすべて公開中です。気になったネタがあればどれでも観ることができます。
もちろんテレビに出演できる芸人さんはおもしろいです。ただそうではない芸人さんもそれに負けないレベルでおもしろいのだということをもっと広めたい。
少しでも興味があったらネタを観てほしいです。あなたの「おもしろい」に合う人はもっともっといるかもしれないので。
1年前ではどこでも叶わなかった、コアなお笑いの話ができる場所。改めて公私混同があってよかったなと思います。

勝つための挑戦。初の単独ライブ「仮初未成年」

さて、『奥森皐月の公私混同』では3月に大イベントを開催しました。
その名も、『奥森皐月初単独ライブ「仮初未成年」』

奥森皐月初単独「仮初未成年」

番組のオンラインイベントを開催することになり、気づいたら単独ライブをやることになっていました。事の顛末はほとんどQJWebの記事に書いたのでこちらを読んでいただけるとうれしいです。女子高生が120分単独ライブをした、という事実は言葉で残すべきだと思っているので。

「たかが女子高生、とナメている人を見返そう」17歳の奥森皐月、ひとりで挑んだ120分単独ライブを終えて

このブログではもう少し踏み込んだことを書きたいと思います。
初の単独ライブはとても楽しかった。とにかく時間がなかったけれど、なんとか素晴らしいスタッフの皆さんの協力により完成させられました。

ギャル蕎麦屋のネタを稽古しながら、少しずつキャラクターを定める時間なんて楽しい以外の何物でもなかった。作家のおふたりと相談しながら動きや言い方を決めて。麺棒を盾のようにしてじわじわと前に進む動きができたとき、苦しくなるくらい全員で笑っていて幸せでした。ネタを見ていない人からしたら、本当に何を言っているかわからないですよね。

単独直前の配信ではリスナーから企画案を募集し、実際にライブで挑戦もしました。両方の鼻の穴に吹き戻しを入れて鼻で話す「鼻会話」という恐怖の企画もリスナーからいただいたもの。皆さんの力もお借りして単独ができたのでよかったです。

単独ライブが決まってから終わって振り返るまで、私はひとつだけ心に決めていたことがあります。それは「不安」という言葉を絶対に使わないこと

「不安な気持ちはあるけれどがんばります」や「不安でいっぱいでしたがなんとかやりきりました」という表現は何かを披露する人の中でよく使われる言い回しだと思います。
もちろん、本心でそう思っているのなら間違っているとは言いません。

しかし、私はこの単独ライブで誰にも負けたくなかった。勝つために自ら挑戦したのです。
勝手に単独をやると言い始めて、勝手に不安を抱いているのは意味がわからないな、と思っていました。
「不安だから応援してほしい」という生半可な気持ちで観てもらうのは、視聴者の方にも、プロのお笑いの方にも、全員に失礼です。

結果がどうであろうと、自分がおもしろいと感じたものに自信を持って貫き通すことが今回の一番の目標。これは達成できたのではないかと思います。

根拠のない自信だけが取り柄です。正直に言うと、本番当日ですらセリフを完璧に覚えていませんでした。それでも、奥森皐月は絶対にできるから見ておけよ、という気概が成功に導いてくれました。強いメンタルに感謝です。

ただ、もし第2回を開催することがあればもっと時間にゆとりが欲しいです。ゆっくり時間をかけて作りたい。もっとおもしろくなりたいし、余裕はあればあるだけいいです。だって不安だったもん。

応援してくださった皆様、ありがとうございました。

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(写真:『奥森皐月の公私混同 第22話「単独ライブ直前 決起集会」』

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(写真:『奥森皐月の公私混同 第23話「単独ライブお疲れ様会」』

『奥森皐月の公私混同』は毎週木曜18時に最新回が公開

奥森皐月の公私混同

(写真:『奥森皐月の公私混同』

logirlさんの慈悲深さから公開直後の1時間は無料でご覧いただけます。このチャンスを機にまずは観ていただきたいです。

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(写真:『奥森皐月の公私混同 アフタートーク』

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次回は、「祝!2年目突入と尻もちリバイバル」を中心にお届けする予定です。
お楽しみに。

奥森皐月の公私混同<収録後記>