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平昌オリンピック その6 のりきるための食事

投稿日:2018年02月24日 17:20

 

世界中からアスリート、コーチ、スタッフが集まり、さらにそれを報道するメディアが集うオリンピック。

メディア村の朝の食堂は長い列ができて、席に座るまでに15分はかかります。

 

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おかゆやブルゴギ、キムチなど韓国料理をはじめとして、スープ、サラダ、パン、温野菜、卵、魚、果物、さらには回教徒のためのハラル料理も用意されています。大会期間中は基本的に毎日同じメニューです。自分の好きなものを取っていけばよいのです。

今回はフィギュア、スピード、ショート、ホッケー、カーリングなど氷の上で行われるものは江陵で行われています。そこからメディアヴィレッジまではバスで20分。そのメディアヴィレッジからさらに50分ほど行ったところに平昌があり、IBC(国際放送センター)があります。IBCから雪山のそれぞれの競技場に、またバスに揺られて30分から50分かけて移動します。

 

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<メダルプラザで取材中。これが恐ろしく風が冷たい>

とにかく移動距離がかなりあり、さらに競技も午前中から行われるものと夜に行われるものの2つに分かれているため、食事をする時間がほとんどないのが実情です。

出先のプレスセンターの机の上には、日本から持って行ったおさかなソーセージや豆乳クッキーなどを並べての作業です。今回も日本水産様からご提供いただきました。もう感謝感謝です。

「この魚肉ソーセージで今回は生き延びた!」という声がカメラマンたちからも聞こえてきたほどです。」

どうしても炭水化物が多くなりがちな簡易食の中での貴重なタンパク源です。

 

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ちなみに、こちらはベラルーシの記者さん。韓国の麺に、バナナ、そしてクッキーをほおばっておりました。

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この記者さんにおさかなソーセージを差し上げたところ、「こりゃ、うまい!」と言ってぱくついておりました。魚でできているの?肉は入っていないの?といろいろ聞かれてしまいました。かなり新鮮な体験だったようですよ。

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もちろん毎度おなじみで、海外メディアもびっくりの光景、IBCのテレビ朝日のブースには、今回もずらりとカップ麺やカレーが並べられています。山から下りてきての温かいカップ麺は、えも言われぬおいしさだったようです。

 

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今回、私はできる限りメディアヴィレッジのダイニングに通い、朝食で一日分の栄養を取るつもりで食べていました。知り合いのオランダ人カメラマンが「なんてたくさん食べるんだ!」と笑いながら言っていたほどです。しっかり食べて、あとは捕食で済ます。取材終了後、25時までやっているダイニングに滑り込みで行ける日はそこで遅い夕飯。このパターンで乗り切りました。

時差のないオリンピックは終わると即伝送で素材を東京に送るため、ばたばたばたばたです。時差が12時間あったリオデジャネイロも大変でしたが、時差ゼロの平昌も大変。ああ、オリンピックは少ない人数で、多くのスポーツを凝縮された時間の中で処理するので、本当に大忙しなのです。

残すところ、あと二日。

ここまで乗り切れたのも、しっかり食べるべきものを食べられるときに食べる術を身に付けたからに違いません。(笑)

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平昌オリンピック その5  長野から平昌へうけつがれたもの

投稿日:2018年02月20日 13:41

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小平奈緒さんが女子500mで金メダル。それも37秒を切って、平地での世界最高記録、オリンピックレコードをマークする滑り。ここに至るまでの道のりを考えると感無量でした。

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レースの後、奈緒さんは300通以上のラインメッセージを読んでいて、結局一睡もせずテレビ局や記者会見に回ったそうです。

そこでもとても素敵な言葉がありました。

「金メダルをもらうのは名誉なことですが、どういう人生を生きていくかが大事になると思う」

本当に素敵な言葉です。

これまで多くの選手を取材してきましたが、私が時折メダリストに感じる違和感を払しょくし、そうだ、その通り!!と膝を打ちたくなったほどの金言でした。

 

ところで、この写真・・・・・どう見ても変ですよね。

左から小平さん、私、そして清水宏保さん

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2つの間違い探し・・・できましたか?

 

その1:なぜ銀メダルなの?

優勝した奈緒さんはスケートオーバルでフラワーセレモニーを行ったものの、金メダルの授与は2日後の夜になりました。そのため、ぶら下げているメダルは1000mの銀メダルなのです。

 

その2:なぜ奈緒さんが真ん中にいないの?

メダルを下げた小平さんを中央に写真を撮ろうとしたら、清水宏保さんが、「真ん中は宮嶋さんです!」と言ってこうなりました。その意図とは・・・・(笑)

 

謎解きの始まりはじまり・・・・まずは小平さん子供時代のお話から。

幼少の小平さんがスケート靴を履いた時から、そばにはいつも父、安彦さんの姿がありました。スケート経験がなかった安彦さんは、トップスケーターの練習やレースを見ながら、奈緒さんに「あの選手はこうやっているねえ」「今度はこうしてもたらどうだろう」とアドバイスをして、奈緒さんの好奇心を刺激していったそうです。

1998年長野オリンピックで清水宏保さんの金メダルや岡崎さんの銅メダル獲得をまじかで見ると、小学5年生だった小平奈緒さんは将来オリンピック選手になりたいと夢を膨らませます。

ここまではよくある話なのですが、ちょっと違うのはここからです。

一度思ったらそのために着実にことを運んでいくのが奈緒さんです。テレビのスケート関係の番組をほとんど録画し、それを繰り返し繰り返し見て、中にはテープが摩耗して切れてしまったこともあったとか。またお姉さんが知らずにほかの番組を録画してしまって大事なスケート番組が消えてしまった時などは大泣きをしたそうです。

奈緒さんが録画した番組の中には私が制作したニュースステーションの特集企画もあったようです。

ニュースステーションという番組ができて間もなくの1987年から私はスピードスケーター橋本聖子さんの特集企画を作るようになり、1年に2度は聖子特集を作っていました。さらに清水宏保さんの取材を始めたのが1991年の年末、まだ清水さんが高校生の頃です。そして、清水さんを取り上げた特集を作ったのが1993年、リレハンメル五輪の直前でした。その番組は清水さんにとっても本格的に取り上げられた初の特集だったそうです。

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今でも清水さんは会うたびに「僕を最初に取り上げてくれたのは宮嶋さんですから」と言ってくれるのです。ちょっと照れくさいですね。

1997年には岡崎朋美さんの特集も作るようになりました。そんな番組を奈緒さんが録画して何度も見てくれていたのです。

 

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今から十数年前でしょうか、長野のエムウェーブのミックスゾーンでのことです。レースを終えた選手にインタビューするために待っていた時、私の方につかつかやってきて、突然声をかけてきた少女がいました。

「いつも岡崎さんや清水さんのスケートの特集番組を見ています。私も将来宮嶋さんに特集を作ってもらえるように選手になりたいです」

にこにこしながら、でも、ちょっとはにかみながら、いえ、かなり恥ずかしそうに、そう言ったのです。それが当時スーパー中学生と言われた小平奈緒さんでした。

「ええ~?」

そんなことを言われたことが全くなかったので、私はもうびっくり。

あとで聞いたことですが、人の前に出ることが好きではない恥ずかしがり屋の奈緒さんですが、「スケートのことになると人が変わったように積極的になれるんです」とのこと。

これが私と小平奈緒さんとの出会いでした。

それ以来、大会があるたびに奈緒さんのことを気にしてみるようになり、2010年バンクーバー五輪前に小平さんの特集を初めて制作、現在に至っています。テレビ朝日がスピードスケートのワールドカップの放送権を持っていることもあり、その活躍を取材する機会にも恵まれてきました。

 

奈緒さんにインタビューをして驚くことは、テレビの番組で清水さんや岡崎さんが言った言葉をよく覚えていることです。彼女のスケート好きの根底に私の作った番組が少しでも役にたっているんだなあと、うれしくなってしまいます。

 

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清水さんが、私が真ん中に納まるように写真を撮ろうと言ってくれたのは、長野と平昌をつなぐ役割を果たしたという意味があったからのようです。まさに嬉しいやら恥ずかしいやらの心境です。

さらに、今夜2月20日の報道ステーションで、小平奈緒さんと私の対談が放送される予定です。いったいどうなりますやら・・・

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平昌オリンピック その4 人々の楽しみ方

投稿日:2018年02月17日 16:21

 「観客はどうやってオリンピックを楽しんでいるのだろう?」

今回はそんな視点で見てみたいと思います。

 

まずはチケットを購入して会場でを競技を楽しむ。これが王道ですが、いやあびっくり。

ご存じフィギュアの羽生選手の出場に合わせて日本からたくさんのファンが詰めかけました。

「ここは長野のビッグハットかと思ったよ」

そんな関係者の声が聞こえてきたほどです。

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日の丸とぬいぐるみ持参で羽生選手復活、そして歴史的瞬間を自分の目で確かめたいというファンの熱い思い。

中には羽生選手の衣装を着せたクマのプーさんを手にしている方もいらっしゃいました。手芸とフィギュア観戦の趣味が合体したんですね。

40代から50代の素敵な奥様とお見受けするような方がいつもは多いのですが、今回は30代の方もかなり見受けられました。

そんなファンの声援に応えるかのように、羽生選手は見事でした。

怪我の痛みが残る中、ショートプログラムの前に、一度も通し稽古をしないまま、本番に挑ん他のこと。頭のイメージの中で練習していたんですね。そしてあのパーフェクトな演技。

さらにフリーでは、後半ハラハラさせるような場面もありましたが、決めるところをしっかり決めて最高得点。

宇野選手も力強い滑りを見せて1,2フィニッシュ。

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日本のフィギュアスケートの歴史的な場面を目にすることができたファンはこの上ない喜びを感じたことでしょう。

 

フィギュアスケートのユズのおっかけファンに負けず劣らず、目を引くのはスピードスケートのオランダからやってくるファンです。

オレンジ色の派手な衣装を着けているので一目でオランダ応援団とわかります。

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頭に付けたこの大きなリボンの裏側は・・・

 

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ご覧のようなチューリップの花束になっています。

スピードスケートの応援団は選手の応援におそろいのコスプレで世界を股にかけて応援しに行くのです。そのにぎやかなこと。こうやって仲間や家族でオリンピックを楽しむのもなかなかいいものですね。

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イベントの合間には、オリンピックの公式スポンサーとなっているメーカーのブースにも長い列ができています。体験コーナーもたくさんあり、ちょっとしたアミューズメントパークのような雰囲気です。モニュメントで記念撮影をするのもお決まりのコース。

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寒さに凍えた体をあたためてくれるもの、それはこちら、屋台でできたてのアツアツをいただきます。ほっとする瞬間ですね。

 

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シンボルのトラの子、スホランのイラスト入りのグッズが飛ぶように売れていきます。

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開会式が行われたスタジアムのそばには、メダルセレモニーが行われるメダルプラザがあり、子供連れやカップルでにぎわっています。

ただ、川風が冷たく、さらにはセレモニーが行われるのが、19時からなので、寒いことこの上なし。みんな帽子をかぶって鼻までマフラーで隠しているので、出ているのは目だけ。一度はぐれてしまうと、仲間を見つけるのにも一苦労します。

 

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手足がジンジンしてくるほど寒い中、オリンピックを満喫して心がぽかぽかになった人々は帰路についいきます。

みなさん、気を付けてお帰りください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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平昌オリンピック 第3弾 銀メダルと金メダルをわけるもの

投稿日:2018年02月13日 15:08

平昌五輪は4日目にしてメダルラッシュ。

フリースタイルスキー男子モーグルの原大智が銅メダル。強風で着地に失敗する選手続出の中で底力を見せました。

髙木美帆さんがスピードスケート女子1500mで銀メダル。3000mに続いてこのオリンピックの大舞台で、平地での自己ベストを更新。見事です。

そして、髙梨沙羅さんがジャンプで銅メダル。2本目は自分自身、納得のいく会心ジャンプだったそうです。

それぞれが見事なパフォーマンスができてのメダルです。拍手を送らずにはいられません。

 

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もう少しこうだったら・・・「たられば」を言えばきりがありませんが、何が一体金メダルと銀メダルを分けるのだろうかとスピードスケートを見ながら考えてしまいました。

髙木美帆さんのタイムは平地での自己最高記録です。この大舞台でこの記録は文句なし。ただ、それよりも0.2秒ばかりオランダのイリーン・ブストが速かったということなのですが・・・・

今シーズンワールドカップを転戦して、髙木美帆さんの1500m4戦での優勝シーンを見てきただけに、本人の悔しさや呆然とした気持ちも少しわかるような気がします。

確かにオランダの女子選手の本番一本にかける気持ちの強さには圧倒されるものがあります。小平奈緒さんのオランダ留学時のコーチだったマリアンヌ・ティメルは「相手を殺すような気持ちで挑め」と教えてくれたといいます。しかし小平さんはどうしてもそのような気持ちになることができず、古武術の「相手がいてもいなくても同じ、自分の滑りをするだけ」という境地に至ったといいます。

狩猟民族のDNAの中に刷り込まれた食うか食われるかのぎりぎりの戦いの中で培われてきたすさまじいばかりの闘争心。会場のプロジェクターに映し出されるレース中の彼女たちの表情は獲物を狙う獰猛な獣のようです。レースが終わればにこやかに笑顔を振りまく、そのギャップの激しさにファンはまたノックアウトされるのでしょう。一方我々日本人の中に流れるのは農耕民族のDNA。彼女たちのメンタリティーを理解するにはなかなか難しいものがあります。

さらにはスピードスケートがプロスポーツとして確立しているオランダでは、五輪で金メダルを取れば億単位の収入が見込まれるようです。オランダの女子選手はここまで3000mの表彰台独占、1500mでは1位と3位と圧倒的な強さを見せつけています。

 

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<左:髙木美帆さん 右:イリーン・ブストさん>

今回1500mで髙木美帆さんを破って優勝したブストはこれが4回目のオリンピックです。

19歳で出場したトリノオリンピックで3000mで金メダル、2010年バンクーバーでは1500m金メダル、2014年では3000mとチームパシュートで2冠。

31歳で実力と経験を備えたつわものなのです。

しかし、昨シーズン、今シーズンは怪我もあり、ワールドカップなどでの成績は絶対王者とは言えるほどのものではなく、むしろ髙木美帆さんの活躍が目立つほどだったのです。日本のヨハンコーチは髙木美帆さんに「ブストだって同じ人間だ。彼女ができて美帆ができないわけはない」と言って、トレーニングのモチベーションを高めてきたといいます。

そのブストに火をつける出来事が2日前にありました。3000mでわずか0.08秒の差で同じオランダのカレイン・アフトレークトに負けて銀メダルだったのです。ミックスゾーンでの彼女はまさに般若の面のように怖い表情でした。そんなブストに直撃してみました。「1500mでは美帆との対決になりますね」と聞いてみると、「彼女はとてもいい選手だけれど、私は負けないわ」とニコリともせず断言したのです。ああ、怖かった~!

4大会で金メダルを取り続けるという壮大な目標のために、ブストは渾身の力を込めて1500mに臨んだのです。そして、ブストのオリンピック10個目のメダルは金メダルでした。

レースの明暗を分けたのはスタートだったかもしれません。ブストも髙木美帆さんもフライングを犯し、スタートを二度行いました。

この二度目のスタートでフライングをした方が失格という少々しびれるルールになっています。ブストは堂々としてまるで何事もなかったかのようにどんぴしゃりで飛び出していきました。

一方の美帆さんはちょっと躊躇したように見えました。この差が0.2秒になったのではないかと感じるのです。(美帆さんの大学のコーチ青柳さんもそうおっしゃっていました)

それはどうしても金メダルがほしいという強い思いと経験において、ブストが勝っていたということなのでしょう。銀メダルだった美帆さんの悔し涙も大きな経験になっていきます。心が経験を積むたびに強くなっていくように感じます。

ブストが銀メダルをバネにして金を手にしたように、美帆さんは今回の銀メダルの経験をどう生かしていくのでしょうか。

 

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それにしてもスポーツとは己を見つめ、己を知り、己の限界に果敢に挑むことだと改めて思いました。

1000m、そしてパシュートで美帆さんはどう変身していくのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

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平昌オリンピック その2 開会式

投稿日:2018年02月10日 23:32

いよいよオリンピックが始まりました。テレビで開会式の中継をご覧になった方も多かったはずです。

どうしようか、行くべきか行かざるべきか、迷いに迷った末、行きました!! ほとんど肝試し。

スタジアムの前を流れる川はご覧の通りに凍っています。

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その上を渡る風の冷たいこと、そして強く吹き付けることと言ったら・・・身を切るような寒さという言葉がぴったりです。

とにかくあらゆる暖か下着を着こみ、体中にカイロを貼り付け、着ぶくれしてロボットのようにぎこちない動きで移動。

今回女子アイスホッケー中継の解説をしてくださる高嶌遥さんと隣の席で見ることにいたしました。

実は高嶌さんは私が早稲田大学で非常勤講師をしていた時の学生さんで、アイスホッケーをしている様子も撮影させていただきました。

彼女は大変な頑張り屋さんで、欧州のホッケーリーグに一人武者修行に行ったほどです。

そんなことから、ソチ五輪、平昌五輪と女子ホッケーのスタジオ解説をお願いしています。

人生はどんなご縁が何に結びつくかわからないですね。

 

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さて、開会式の話に移りましょう。

今回も韓国のアーティストたちが知恵を絞ったパフォーマンスを見せてくれました。

2008年の北京オリンピックからでしょうか。会場の中で実際に演じる人々のベースにバーチャルのCG画面が投影されるパフォーマンスが展開されるようになりました。初めて見た時には光が交錯した中で人間が動き、その新しい美しさに驚いたものです。

今回もまさにその手法です。

これはテレビ番組を見ている方にはとても興味深いものなのでしょうが、実際に会場で見ているものにとってはちょっとさびしいものです。すでに撮影された画像が展開されているときは、会場にいる人はそのプロジェクターを見ているしかなく、会場のフロアーには何もないときが多いのです。

寒い中で体を震わせながら次は何んだろうと心待ちにしている観客にとっては、おや?何もないの?と首をかしげる瞬間がいくつかあったように思います。個人的には、次回の東京2020の開会式ではどうなるんだろうと不安と期待が混じる複雑な気持ちになりました。

エンターテイメントとしては最後の火の祭りが最も迫力がありました。会場にいる者にとってはバーチャルよりも実際の火の粉がどれだけ美しかったか・・・やっぱり本物の火の魅力です。極寒の中で火の熱さも反射し、心が燃え上がった瞬間でした。

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南北に分かれる朝鮮半島。今回は合同で行われるものに注目が集まります。

日本のテレビには映らなかったかもしれませんが、前座でテコンドウの南北合同の出し物がありました。

北の代表が演武を見せると、赤い応援団から黄色い声援が湧き上がり、どうしたらこんな声が出るのかと、一緒にキャーと叫んで発声方法を確かめたくなってしまったほどです。

ここまで徹底して行う応援には一種の凄味があります。

 

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日本の選手たちの朱色のコート。鮮やかでした。今までの日本とは全く違うイメージでした。

米国やカナダやオランダなどはいつも国のイメージを大切にしたユニフォームなので、服を見ただけで国がわかります。日本もそうなったらいいなあと思うのは私だけでしょうか。

旗手のレジェンド葛西は実に堂々としていました。彼がこれまでに経験してきたオリンピックを一つ一つ指で数えてしまいました。

こういう選手がいてくれる、60歳を超えた私たちを勇気づけてくれます。挑戦する心意気に拍手です。

 

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それにしても、韓国と北朝鮮の合同チームがアリランの曲に乗せて入場してきたときの観客の熱狂はすさまじかったです。

スマホで写真を撮る人、大きく手を振る人、ほとんどが立ち上がり、一緒にアリランの曲を歌っていました。

私もその雰囲気の中でいつしか頬を伝わる温かい涙をそっと拭っていました。

 

アリラン アリラン アラリヨ アリラン峠を越えていく 私を捨てていく人は十里も行けずに足がいたむ。

アリラン アリラン アラリヨ アリラン峠を越えていく 晴れ晴れとした空には星も多く、我々の胸には夢も多い。

 

きっとこの行進を見ながら夢を見た人も多くいたことでしょう。

 

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平昌オリンピック その1 

投稿日:2018年02月07日 13:29

平昌オリンピックリポート第一弾

開会式が近づいてきました。

日本選手も次々に現地入りし、本会場での練習を開始しています。

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さて、オリンピックを現地で取材するのはこれが19回目になりますが、今回、改めて、「オリンピックは開催国を知る最高の機会」という思いを強く持っています。

近くて遠い国、韓国。

1988年のソウル五輪で一か月近く滞在して以来の長逗留ですが、韓国についてはそれほど詳しく知らないというのが正直なところ

焼肉、キムチ、スンドゥブ、チゲ鍋、干し鱈スープなど、食に関してはそこそこ知っていても、その他の文化についてはあまり知りません。

 

今回、私たちメディアが暮らしているメディア村の食堂の前に、すてきなライブラリーがありました。

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よく見ると、10各国以上の言葉に訳された韓国文学なのです。小説、エッセイ、詩など、日本語に訳されたものも並んでいます。その上、持ち帰り自由。

 

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これは素晴らしい。

お隣の国なのに、その文学を知る機会はほとんどありませんでした。

 

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ああ、そういえば、子供のころに父が買ってくれた、世界中から集めた「母」という詩集があり、そこに韓国の「オモニ」という詩が載っていて、その言葉だけは知っていましたが、それ以来かもしれません。

ぱらぱらめくると、ちょっとおどろおどろしい世界が展開しているものもあり、摩訶不思議な感情に襲われます。

オリンピック期間中にゆっくり読む時間はなさそうですが、終わってからの楽しみができました。

これもオリンピックがもたらす一つの理解、その足がかりでしょうか。

すてきな試みだと思いました。東京でもやってほしいな!

2018年2月7日

 

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フォトギャラリー

  • 2017年末のスピードスケート取材にて
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