2016年8月
« 7月   1月 »
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
  • mixiチェック

史上最強体操選手 内村航平誕生!

投稿日:2016年08月11日 11:42

こんなに見ながら痺れる試合は体験したことがありません。

体操でここまで激しい競り合い、最後の最後に、パーフェクトな演技が展開されて逆転!

鉄棒の離れ業では、日本中が、一緒にドキドキしていたことでしょう。

もう、見ながらへとへとでした。

やっているほうはどれだけしんどかったか・・・

内村選手の試合後のコメントを聞きながら、その偉業の裏の苦労がわかりました。

 

体操男子個人総合、オリンピック二連覇は1968年のメキシコ五輪、1972年のミュンヘン五輪の加藤沢男さん以来の快挙です。

どれだけ大変な試合だったか、電光掲示板の数字を見ながら振り返ってみましょう。

最後には内村選手の試合後のコメントをたっぷりお届けします。

20160810_201026

 

内村選手とウクライナのベルニャエフの死闘、ともに第一班でゆかの演技から始まりました。

最初のゆかは内村選手の得意種目。着地もピタリと決めて、ガッツポーズが出ました。

難易度を示すDスコアーは6.900 完遂度のEスコアーが8.866で15.766

 

一方のベルニャエフ、Dスコアーは内村と同じ6.900 しかし、Eスコアーが悪く8.133 得点は15.033

ベルニャエフは6位スタートとなりました。

ここで一種目めでトップに立ったのは、二班に入りあん馬からスタートした英国のウィットロック。

20160810_162528

 

2種目めはあん馬です。

内村選手、この種目もしっかりこなし、両手でガッツポーズ。

村選手のDスコアーは6.200 Eスコアーは8.700  合計で14.900です。

一方、ベルニャエフのあん馬は内村選手より難しい技を入れたDスコアー7.000です。

Eスコアーは8.533で合計15.333

ここで、

1位内村、2位英国のウィットロック、3位ベルニャエフとなります。

20160810_164910

 

3種目めは、つり輪。

20160810_165944

内村選手のDスコアーは6.200 Eスコアーは8.5333 合計は14.733

演技後、キリトルTV式に言えば「やったあ」と内村選手が叫んだように見えました。

 

しかし、このつり輪からじわじわとベルニャエフの快進撃が始まるのです。

Dスコアーは6.600と内村をはるかに上回る難しさ。それをピタリと吸い付くような着地で決め、Eスコアーが8.700

合計15.300のトップスコアーをたたき出したのです。

同時に、2班で跳馬で高スコアーを出したウイットロックも2位に上がってきて、内村は3位となってしまいます。

 

 20160810_172304

 

この3種目め、つり輪で一気にトップに立ったベルニャエフ

内村とベルニャエフの心理的なせめぎあいもここから本格的になってきます。

 

20160810_172227

 

4種目めは内村が得意な跳馬。

Dスコアーは6.200  これを見せつけるようにしっかり決めてEスコアー9.366 合計15.666

 

続くベルニャエフもDスコアー6.000 をまるで地面に吸い付くかのような着地で、Eスコアー9.500をマーク。

合計15.500 

二人の差は0.401になります。

20160810_174812

 

跳馬を終えると、残りは平行棒と鉄棒です。

じっと手首のストレッチをしながら集中していく内村選手。

20160810_173841-1

 

コーチの間に身を隠すようにして、身体と心を鎮めるベルニャエフ

20160810_173956

5種目の平行棒

ベルニャエフがトップバッターで演技を行います。

なんと、Dスコアーは驚異的な7.100

これを決めてEスコアー8.800で 合計15.500  段違い平行棒でトップのスコアーをたたき出します。

 

最終演技者となった内村はDスコアーの難易度こそ6.200 他の選手にはない美しい動きを見せますが、Eスコアー8.800で合計15.600

 

二人の差は0.901

この差を鉄棒で挽回することはほぼ不可能と思える数字でした。

 

20160810_181255

 

最終種目の鉄棒

内村の得意とするこの種目はDスコアーは7.10

一方のベルニャエフのDスコアーは6.500

内村が完ぺきな演技をすれば・・・・・可能性はないわけではないかもしれない・・・・

20160810_183526

 

着地はピタリ!

内村のEスコアーが8.700 

合計15.800でトップのスコアーを出したのです。

トータル92.365

 

一方、ベルニャエフは難易度では内村に劣るものの、確実にこれを決めれば、0.9の差をもって逃げ切ることができるのです。

しかし、運命の女神は、内村にウインクしたようです。

ベルニャエフの着地が少しばかり揺らぎ、得点が14.800  

トータル92.266

 

この瞬間、内村が0.09ポイント逆転し、優勝を決めたのです。

20160810_183927

 

激闘でした。

こんな体操競技のバトルを見たことがありません。

日の丸とウクライナの国旗を肩にかけながら互いにたたえあう二人の姿。

限界まで戦ったものだけが分かち合える深い喜びと心地よい疲労を見て取ることができました。

20160810_184026

ロンドンオリンピック個人総合優勝に続いてこのタイトルをものにした内村選手の気持ち。

それは意外なものでした。

 

この後、内村選手のミックスゾーンと記者会見での発言をまとめてみました。

20160810_185644-1

20160810_185828

内村航平個人総合二連覇 ミックスゾーン

 

Q:最後までどうなるかわからない試合でした。

A:オレグが絶対に来ることはわかっていたので、僕の後に毎回演技をしていたのも全然見ていなかったし、点数は場内アナウンスで聞こえていたので、どれくらいの点差かというのも自分の中でわかっていて、最後の鉄棒勝負になるだろうなというのは、最初の試合に入る前からそういう展開を予想していたので、最後の鉄棒で自分の演技ができなければ絶対に負けると。で、自分の演技ができたのでこれで負けても僕は悔いがないと、そのあとのオレグの演技は見ずに、ただ待つだけでした。

 

Q:オレグ選手との差は0.09ポイントでした。金と銀を分けた一番のポイントはどこでしょうか。

A最後の鉄棒で、僕は自分の演技ができて着地を止めることができた。そこだと思っています。

 

Q:KOHEI UCHIMURAは世界最高の体操選手であると、世界中のメディアが評していますが、ご自身としては?

A:今日はぎりぎりの戦いだったので、僕の中では次はないかなと思っています。

 

Q:日本で応援してくれていた奥様が内村選手の演技を見終わった後、泣き崩れていました。なんと言葉をかけてあげたいですか?

A:やあもう、みんなが、試合に行く前とかも、あまりプレッシャーを与えないようにいつも通り、試合のことも何も話題を出さずに送り出してくれたので、何か月間間は僕に気を遣わせてばかりだったので、帰ったら、存分にこき使っていいよって思ってます。

 

Q:今日の調子は?

サブ会場の練習からすごくしんどくて、気持ちで負けたら最後まで持たないなと思っていて、自分の体操人生の中で一番集中できた日だと思っていて、だからこそ6種目ミスなく演技が揃えられたと思うし、最後の最後で勝負所で自分の持ち味を出せたからこそ、金メダルが取れたのかなと思っています。

 

Q:美しい演技を目指していきたいと言っていましたが、何か、これで見えてきたものはありましたか?

次はないというのが見えました。もうたぶん勝てないかなと。何か限界が見えてきた。進化というよりも、オレグ選手がすごいうことをやってきたので、本当にぎりぎりで勝ったという感じなので、次はないと。ちょっと残念ですけれど、それはそれで、金メダルは取れたのでまあいいかなと。最後の鉄棒で持ち味を出せたので、予選から個人総合まで、自分らしい演技ができたというのはよかったと思っています。

 

Q:しびれる展開でした。この激闘を通して改めて感じたことを。

やはりオレグ選手は強かったと思うし、やはり、個人総合でもこれだけ優勝してきて、どうやったら僕に勝てるかという対策をすごく徹底的にやってきたんだろうなと、次やったら絶対に勝てない、それぐらいの選手になったし、次からの世界の体操は彼に引っ張っていってほしいなという感じもあります。

 

Q:個人総合はもういいかなという感じですか?

今は、何も考えられないです。出し切りました。

 

 

男子個人総合記者会見 

海外の記者からも多くの質問がありました。

 

Q個人総合で44年ぶりに金メダルを連続で獲得した選手だが、それを支えるものは?

(1968年のメキシコ、1972年のミュンヘン加藤沢男氏以来)

A:2009年から20016年までずっと個人総合のタイトルを連覇しているが、今回ほど負けるんじゃないかと思った試合は今までなくて、今日は最後の鉄棒がすごくよかったので、この鉄棒で負けても悔いはないと思いました。

ここまで勝ち続けている理由は自分では答えは出ないが、自分の演技をやり続けられたから結果が続いているんじゃないかなと思います。

 

Q鉄棒に入る前腰の痛み、次の鉄棒に入る前の心境は?

A:平行棒の点数でオレグが途轍もない点数を出したのは場内アナウンスでわかっていたので、それに追いつく点数を鉄棒で出さなくちゃいけないと思っていた。平行棒は点数を意識しすぎていたので、鉄棒はシンプルにいつも通りやって着地を止めるだけだと考えて、冷静にいられたのが、いい鉄棒の演技につながったのではないかと思います。

 

Q内村にはほかの選手と違う点がある。審判が皆、内村に肩入れしているものがあると思わないか。

(私は個人的にこの質問は、内村選手を審判がひいきしているという意味で行われたものと思っていません。きっと内村選手の身体の動きのさばき方など、審判が求めるものを内村がもっていることを聞き出そうとしたのだと思っていますが、通訳された言葉では十分に伝わらなかったのではないかと思っています。)

 A:審判がぼくを依怙贔屓しているということですか?

まったくそんなことを思っていると思わない。得意種目、得意じゃない種目、高い点数、低い種目、いろいろあるし。あん馬と吊り輪は14点台ですし。オレグは15点台を取れる。それは審判に好かれているからではないと思う。自分が準備してきた演技をして、審判がそれを、同じ人間だが感情を入れずにやっていると思う。

 

Q:オレグに対して。

A:世界選手権6連覇、オリンピック2連覇を成し遂げて、0.1差もない選手が出てきた。次にオレグが出てきて勝てる自信はありません。ここまで日本の個人総合が強いという歴史を作ってきたので、それを受け継ぐ選手が日本から出てきてほしい。

オレグ選手には、全種目を高難度でやるという僕には信じられないことをやっているので、誰にもできないところまでもっともっとやってほしいとも思っています。

 

Q:あなたはヒーローですね。それについてどう感じていますか?

まだまだ体操というものが自分の中ではそこまで有名ではないのかなと思っているので、マイケルフェルプス、ウサインボルトは誰でも知っているが、内村は誰だという感じだと思うので、団体金を獲って、個人総合を勝って、僕の名前ではなく、体操というものを広めていきたいと思っています。

 

Q:2020の東京オリンピックがありますが、そこまでやりますか?

自分の生まれ育った国でオリンピックが開催され、それを目指せることなど人生においてほとんどないことだと思っているので、目指さなきゃいけないと思っていますが、現在28歳という歳で、東京の時は32歳。そこでベストな状況ではないと思うので、自分が、どうやったら代表に入れるか、東京オリンピックに出場できるかというのを、とりあえず休んで考えて、個人総合ではオレグにはかなわないので、種目を絞ってやらなくちゃいけないかなと思っているが、今ははっきり言えないが、今のところ出たい。出たら子供たちもしっかり記憶に残る年齢にもなっているので、子供に「負けない父親像」というのを見せられたらいいかなと思っています。

 

 20160810_185851

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • mixiチェック

内村航平 念願の団体金メダル やったああああ!!

投稿日:2016年08月09日 12:53

8月8日 体操競技男子団体決勝。

「日本は2004年アテネ五輪以来の金メダル獲得」と終わってみれば素晴らしい結果でしたが、まじかで見ていたら、それはそれはハラハラドキドキ、一時は私はもうだめかとあきらめかけたほどです。

 それでは、これまでの流れを振り返ってみましょう。

20160808_160528

 

★8月6日に行われた予選で、日本は中国、米国、ロシアに次ぐ4位で決勝に進んだ。

予選は1チーム5人のうち4人が演技をして、上位3人の得点が加算された。ミスをした選手が一人いても、その得点は切り捨てられた。

 今日の決勝は予選の得点は全く関係なく、決勝の得点のみで競われる。

1チーム5人のうち、各種目3人が演技をして、その得点がすべて加算される。

一人がミスをしても、それは加算されるので、いかにミスをしないかが重要となる。

 

★決勝のスタート順は以下の通り。

中国、米国:ゆか→あん馬→吊り輪→跳馬→平行棒→鉄棒。

ロシア、日本:あん馬から

英国、ブラジル:吊り輪から、

ウクライナ、ドイツ:跳馬から

 

日本の動きを中心に振り返る。

 

★一種目め あん馬

内村:15.100 いいスタートを切る。

山室:途中で落下 13.900 この段階でかなりのダメージ。しかし減点は大過失ではなかったので、チームの士気はそれほど落ちなかったようだ。

加藤:14.933

 

日本はあん馬のみの得点では8チーム中4位

1種目終了後の順位(種目によって得点に差があるのであくまでも参考順位ではある)

電光掲示板には1:ロシア、2:ドイツ、3:ブラジル、4:英国、5:ウクライナ、6:日本、7:中国、8:米国の順で表示される。

金メダルの可能性は消えたかに思えたほどの1種目め。

しかし、三連覇を狙う中国も最初のゆかでミスが出て、ゆかだけの得点では8チーム中4位。

ブラジル選手への応援がサッカー試合の時と同じノリで、とても体操競技会場とは思えぬ騒々しさで、これまた妙な興奮と緊迫感を生み出していた。

 

★二種目め 吊り輪

田中:14.933

内村:14.800

山室:14.866 本来、山室は吊り輪が得意だが、途中静止業で脚が下がるミスがあり、思いのほか点が伸びなかった。

 

吊り輪のみの得点は8チーム中3位

電光掲示板に表示された2種目終了後の順位

1;ロシア、2:ドイツ、3:英国、4:ブラジル、5:日本、6:中国、7:米国、8:ウクライナ

 

★3種目め 跳馬

加藤:15.000

内村:15.566

白井:15.633 白井が見事な跳躍を見せる

 

この跳馬のみの得点は8チームの中で1位。

初めての五輪の白井が気後れすることもなく素晴らしい活躍を見せた。

ここで流れは日本に来たように見える。

 

★4種目目 平行棒

田中:15.900

加藤:15.500

内村:15.366 途中ちょっと揺らぐ。

 

平行棒だけの得点では8チーム中2位、ロシアは4位

男子団体3連覇を狙っていた中国は4種目めの跳馬でミスが出て跳馬だけの得点では6位に甘んじる。

平行棒で少しずつ巻き返しを図り、2位に上がってくる。

残り2種目となったところで2位日本と1位ロシアの差は1.3

 

★5種目め 鉄棒

加藤:15.066

内村:15.166 終了後手がしびれるのか、しきりに腕を振っている。

田中:15.166 ガッツポーズ。一番得意な鉄棒で存分に演技、

 

8チームのうち、鉄棒のみの得点は1位。

この5種目目終了時に、日本はロシアを抜いてトップに立つ。その差は0.208

ロシアは鉄棒の得点が伸びず、8チーム中6番目の得点。

 

日本はあん馬、吊り輪と、なかなか点が伸びないことはわかっていたので、跳馬で勢いをつけ、平行棒、鉄棒で波に乗り、最後ゆかで突き放す作戦(森泉コーチ談)。このあたりから観客の目にも明らかになってくる。

 

★6種目め ゆか

白井:16.133 とても初めての五輪とは思えぬ自信に満ちた演技で高得点をマーク

加藤:15.466

内村:15.600

 

ゆかは8チーム中トップの得点で終了。

ロシアの選手がこのゆかでミスをしたこともあり、1位日本と2位ロシアの差は開く。

 

日本はアテネ五輪以来の団体金メダル。

アテネの時は鉄棒が最後だったこともあり、安全策を取って技を抜いた。

今回は最終種目でなかったこともあり、さらに田中のやる気のある表情を見て、技を抜く作戦には出なかった。攻めた。

 

最終結果

1位:日本 274.094

2位:ロシア 271.453

3位:中国 271.122

4位:英国 269.752

5位:米国 268.560

6位:ブラジル 263.728

7位:ドイツ 261.276

8位:ウクライナ 202.078

 20160808_184214

20160808_190604

20160808_190912

全種目に出場した内村は「正直金メダルを取った喜びよりも、終わった時の疲労度がはげしかった」と話すほど、疲れ切っていた。

 

記者会見で内村が、「この優勝によって、内村と白井だけではないみんなのことも知ってもらえ、さらに体操競技に対する理解が深まることがうれしい」という意味合いの言葉を発言。体操の魅力を理解してもらいたいという彼の情熱がよくわかる言葉だった。

 20160808_202803

 

  • mixiチェック

女子体操の流れを作るスターたち

投稿日:2016年08月09日 03:58

20160807_142851

8月7日に行われたスポーツを振り返ってみましょう・・・とはいっても、取材をしていないことはかけないので、私が取材に行ったアーチェリー女子団体と、女子体操団体予選について、お伝えします。

まずは女子のアーチェリー。

女子の団体は前回のロンドン五輪で銅メダルを獲得しています。3回勝てばメダルといわれているだけに、個人戦よりも確率が高いと言われていました。確かに今回の3人はアベレージの力が強いメンバーです。

一回戦のウクライナを難なく攻略。しかし、2回戦は韓国が相手です。韓国はロンドンまで団体戦で7連勝をしている強豪国。

アーチェリーの取材に行って驚くのは、ほとんどの国のコーチが韓国出身者であること。

韓国語でのあいさつが飛び交っているのです。

的の真ん中、10点も出ていたのですが、7点が一度出たことが災いして、残念ながら、この韓国線を落としてしまいました。

いやあ、本当に韓国強い!

10点、たまに9点。

でも、日本もそれほど劣っているわけではないので、この後の個人戦に期待しましょう!

 

そのあと、リオオリンピックアリーナに移動して、女子体操の団体予選を取材。

いやあ、すごいのなんのって、予選なのに、体育館は満員。そのお目当てはほとんどが米国の選手たちの見事な演技でした。

13879463_1331712093506452_1357991756451346192_n

米国の世界選手権個人総合チャンピオン、シモーヌ・バイルは段違い平行棒以外の3種目で最高点をたたき出し、トップをキープ。さらには前回ロンドン五輪の個人総合優勝者ダグラスも健在ぶりを発揮。

これにライズマンが入って、米国三人娘の力たるや、ほかの国を突き放すに十分なパワーを備えていました。

着地がピタリ!と決まることは当然ですが、動きにパワーがあり、ダイナミックなのです。

13886283_1331712710173057_5332245074498701260_n 13934892_1331712716839723_5676019925338964905_n

米国女子チームのシモーヌ・バイル、ライズマン、ダグラスの3人が4種目終了後、最終グループを残して、個人総合進出をかけた持ち点でトータルの1位、2位、3位を独占。

この3人のきびきびした動きを決勝の時には、是非見ていただきたいと思います。。
長年体操を撮影している国際体操連盟の公認スチールカメラマンも「久々に気持ちのいい体操を見た」と感想を述べるほど。

テレビ朝日のスポーツ撮影専門のカメラマンも、腕をめくりながら「久々に鳥肌たった・・・すごい、こりゃすごすぎる!」とシャウトしておりました。

五輪の度に、その時代を代表する素敵な女子体操選手がいます。

1964年のチェコスロバキアのチャフラフスカ、ソビエトのラチニナ

1972年のソビエトのコルブト

1980年のルーマニアのコマネチ

1984年の米国レットン

ロシアのボギンスカヤ

米国のリューキン

その時代その時代を飾る選手たちによって、女子体操の流れが作られているように思います。

これからの体操の流れを見る意味でも目が離せません。

 

日本もその流れをしっかりとらえていきたいところ。

次の20時30分から行われた最終グループの予選に登場したのが日本。

5人がそれぞれ持てる力を出し、団体予選7位で、通過することができました。

1:米国、2:中国、3:ロシア、4:英国、5:ブラジル、6:ドイツ、7:日本

とりあえず8位内で予選通過する目標は達成しました。

また、この予選の得点で、個人総合に進めることになったのは、村上と寺本
種目別のゆかに村上が進みましした。

日本の女子も、この大きな舞台でしっかりと演技をしています。

 

さあ、8月8日、

女子に変わって、今度は男子団体の決勝がおこなわれます。

予選では、中国、米国、ロシア、日本と4位につけていますが、アテネ五輪以来の団体金メダルを狙います。

ご家族もおそろいのシャツに鉢巻をまいて、準備OK

13887073_1331739680170360_5395561580629017910_n

 

さあ、私も仕事です。

 

 

  • mixiチェック

開会式ですっかりブラジル好きになってしまいました!

投稿日:2016年08月07日 13:40

 

13882533_1329390340405294_2849969178008576628_n

オリンピックの開会式は、その国を理解してもらうのにとても役に立つのだなあとしみじみ思いました。

リオデジャネイロの治安や経済破綻について毎日のように目を覆いたくなるようなニュースが飛び交っています。

恐ろしく嫌なところのように思っている方も多いでしょう。確かにそうした面もあるのだろうと思います。

 

しかし、昨夜の開会式を見て、私は個人的にすっかりブラジルの魅力にはまってしまいました。

1980年のモスクワ大会から始まって、今回が18回目のオリンピック取材になりますが、その全ての開会式を見たわけではありません。しかし、他の方よりも多くの開会式を現場で見ているとは思います。

一番好きだった開会式は、1994年のリレハンメル冬季五輪でした。

白い大きな卵がブルーの地球になり、そこから風船のハトが飛び出していきました。ジャンプ台からはスキーヤーたちがバイオリンを弾きながらテレマークで下ってきました。マイナス10度を超す寒さの中で、平和を希求する思い、そして楽しさがあいまった開会式で、心が熱くなるのを感じたものです。

 

今回のリオ五輪の開会式は、私の中ではそれに次ぐ、二番目の素晴らしさだったと思っています。

まず、しっかりスポーツの理念がちりばめられていたこと。

歴史的な表現やデジタルの演出もとても素敵だったこと、

さらには音楽や踊りなどが楽しく、観客も入場する選手たちもリラックスしてエンジョイしていたこと。

この三つがその大きな要因です。

 

1964年の東京五輪のバレーボール選手だったという組織委員会のヌズマン氏の熱弁に圧倒されました。バレーボール協会の会長であり、ブラジルオリンピック委員会の会長、さらにはリオ組織委員会の会長である彼のスピーチは南米初のオリンピックの意義を熱弁をふるって語ってくれたのです。このスピーチのパワーはこれまでの五輪の開会式にはなかったものです。

IOCのトーマス・バッハ会長のUNITY OF DIVESITY  多様性の結束という言葉。

さらにはケニアのキプチョゲ・ケイノ氏にオリンピック名誉賞が贈られることが発表され、ケイノ氏が、「食、住、そして教育」が未来の人を作っていく必要なものと演説をしたこと。

今回の開会式は、単なるスポーツの勝ち負けだけではなく、スポーツを通して何ができるのかを考えるきっかけを作ってくれたように思います。

 

演出面では、まず、ギターで国家が歌われたことにノックアウトされてしまいした。素敵です!

20160805_200752

 

わたしは今回の開会式を日系2世の方と一緒に見ていました。日系の人たちがたどった道、開墾、果実、歓喜。こうした表現を見ながら、思わず涙してしまったほどです。沖縄から移住された日系三世の方の取材をしたことも理由ですが、食べるものもない中で、耐えて耐えてここまで来た苦労は筆舌しがたかったろうと想像に難くありません。

 

20160805_201954

 

緑の五輪もよかったですね。ファベイラ(貧民街)をイメージした正方形の箱の舞台と子供たちの独特のダンス。

メッセージ性を含んだ演出はとどまるところを知りませんでした。

 

20160805_201201

20160805_203933

20160805_203454

さらに、観客もただ見ているだけではなく、一緒に参加するのです。ペンライトなど配られずとも、皆、携帯電話の明かりをつけて、ご覧のとおり。

20160805_202652

音楽のリズムや踊りで、観客も、入場行進をしている選手たちもみんなが、こんなにも生き生きしているのを見たのは初めてのような気がします。

サッカー試合の観戦で良く見られる「地鳴りのような声援」を今回初めて体験しました。ブラジルの人たちは選手たちが紹介されるたびに大きな声を出して歓迎します。その声がスタジアムにこだまして、地鳴りのような響きに変わっていくのです。

「ジャポン」と紹介された時のスタジアムは、巨大なほら貝のようにさえ感じられたほどです。

20160805_222516縮小

20160805_225913

 

携帯電話で自撮りをする選手、テレビカメラに手を振って自在に楽しむ海外の選手たち。そんな中で、日本はきっと携帯電話で撮影することも禁止されているんでしょうね。役員がずらりと並んで、選手がその後ろからブラジル国旗と日の丸の旗を遠慮がちに振っていました。

かつて、カメラを入場行進に持ち込んで撮影していたというので、大変な問題になったことがありました。それ以来、きっと開会式では行儀よくしているというのが日本スタイルになったのでしょう。でもあの音楽や踊りの中ではもっと楽しんでもよかったのになあと思うのは私だけでしょうか。役員の方もかなりの多さでしたが、やっぱり選手にぜひあの雰囲気を味わってほしいですね。お祭りですから。

さすが、オリンピックのコーチ9度目のシンクロの井村雅代さんは、笑顔で選手たちと一緒に楽しんでいらっしゃいました。この雰囲気を味わってそれをパワーにすべきだと常々おっしゃっているのです。

前回のロンドン大会では、長時間の開会式は選手の負担になると、入場行進で4分の3周回ったところで退場してしまい、物議をかもした日本選手団ですが、今回は最後まで行進していましたね。ホッとしました。途中で帰ってしまうというのは本当に失礼なことだと思います。2020東京でそんなことをする国がいたら、不快でしょう?

ただ、選手の入場や開会式全体の長さは検討する余地がありそうですね。あまりに疲れてしまうことも事実です。

 

そして、聖火台。いや台というよりも器といったほうがよいかもしれません。素敵でした。

20160805_235027

 

ブラジル人のパワーと自由な発想にドキドキわくわくの開会式に私はすっかりノックアウトされてしまったようです。

 

20160805_234445縮小

  • mixiチェック

さあ、競技が始まりますよ!会場はどんな感じでしょう?

投稿日:2016年08月05日 03:14

 IOCの総会で2020の追加種目が提案通りになり、5種目が決定しました。いよいよ、これからはリオ五輪の本番に向けてまっしぐら・・・

始まる前に、ちょっと会場の雰囲気をご紹介しておきましょう。

リオデジャネイロオリンピックの会場は4か所に分かれています。

20160804_082932 (1)

 

この地図で黄色い場所が、その4か所です。

バスケットボールやホッケー、カヌースラロームが行われる地図左上のデオドロ地区

アーチェリー、マラソン、陸上、サッカー 開閉会式が行われる地図右上のマラカナン地区

ビーチバレー、自転車、セーリングなどが行われる地図右下コパカパーナ地区

そして、地図左下、オリンピックパークがあるバッハ地区では水泳、バスケット、フェンシング、ハンドボール、テニス、自転車などが行われます。

 

いくつかの会場を回ってみての感想は、いずれも一つ一つの競技場が比較的コンパクトなことです。

まずは、私たちの放送センターIBCもあるオリンピック公園の中からご紹介。

 

20160730_113204

 

体操会場は、代々木第一体育館で試合慣れしている選手たちには、狭く感じてしまうかもしれないほどです。お客さんと目が合ってしまいそうですね。

昨日、男子の団体のポディウム練習が行われました。内村選手に世界中の注目が集まっていました。

このくらいの大きさの会場だと気後れせずに演技に集中できるとのこと。もう会場も自分のものにしているようでした

20160803_104639

 

20160803_104617

 

体操の体育館の奥には、水球やシンクロが行われる屋外プールマリアレンキアクアティックセンターがあります。

20160730_182201

20160730_172547

井村さんの声が響いていたプール。

選手たちのジャンプがとってもうまくなっていました。

 

こちらはフェンシング会場。

試合になると証明がとってもきれいで、ショーのようになるんですよね。

太田選手に頑張ってもらいましょう。

20160730_123458 (1)

 

そして板張りの自転車会場、ベロドローム。

先日警備員による婦女暴行事件がこの会場であり、ちょっと嫌な感じです、本当に困ったものです。

20160730_121223

こちらは競泳会場。

風が通る水泳場は外側にメッシュ地に墨絵のような絵が描かれた幕が張られ、独特の雰囲気を醸し出しています。

20160730_110351

 

オリンピックパークの周辺は高層マンションが建ち、こんな雰囲気です。

20160730_122740

 

さて、場所を変えてみましょう。 

マラカナン地区の陸上競技場は、トラックが水色で綺麗です。

ふつう陸上競技場で開閉会式が行われますが、陸上競技場よりもサッカー場のほうがずっと大きいので、開閉会式はそちらで行われます。

 

20160731_110302

 

アーチェリー会場ではすでにご覧のとおり。日本の前回メダリストの古川選手や、女子団体の3人も、リオに入る前に米国のソルトレイクシティーでばっちり調整。早く試合にならないかなと待ちきれないようでした。

20160801_144529 (1)

 

こちらもコンパクト設計。マラカナンにあるバレーボール会場です。

IMG_0001

 

日本の初戦は韓国戦。8月6日です。今回はこの試合がとっても大切になりそうです。

なんと、現地では朝9時の試合。選手たちは3時ごろから起きて試合に備えるんでしょうね。

日本では12時間の時差ですから、夜9時からご覧いただけます。放送はテレビ朝日です。応援よろしくお願いします。

 

そして、マラソンのスタートとゴールは、こちら。リオのカーニバルの出発点だそうです。

12472515_1327917227219272_422261841750143226_n

 

総花的にご紹介しましたが、なんとなくイメージしていただけたでしょうか。

全体的にコンパクト。そして、風が通る施設が多いのが特徴です。暑い国なのでイメージは屋根があって屋外の風が吹くという感じです。

さあ、5日には、テレビ朝日で、リオデジャネイロオリンピック事前特番が夜8時から放送です。そちらをご覧いただくと、きっとリオ五輪のイメージがつかめると思いますよ!

 

 

 

  • mixiチェック

日本選手団の入村式。選手村ってどんなところ?

投稿日:2016年08月03日 10:37

20160802_150839

 

リオデジャネイロオリンピックの選手村に日本選手団が入る「入村式」のセレモニーがありました。

山下泰裕副団長を筆頭に役員やコーチ、そして選手たちが80人が参加。

ブラジルの曲と踊りの歓迎を受けて陽気な入村式になりました・・・・と、まあ、普通にお伝えすればこの通りなのですが、私は内心ありゃあと感じておりました。この後は少しばかり辛口に。

 

20160802_142848 20160802_143322

 

入村式って一応はセレモニーなので、キャップをかぶってきた日本チームを見て、実はちょっとドキッとしたのです。

キャップはハットとくらべて、かなりカジュアルです。さらに上下ともジャージ。

うーん。入村式のドレスコードは決められてはいないのでしょうが、一応はセレモニーですからね。これで良いんだろうかと気になったのは、私だけでしょうか?

いつもスーツで貫録をみせている山下さんが、キャップをかぶってのジャージ姿で、なんだか「やんちゃ坊主」に見えてしまいました。御免なさい!

今、思いかえすと、ロンドンの時も日本チームはジャージだったような気がします。ただ、キャップはかぶっていなかったです。

おそらく日本選手団には、事前に、この時にはこれを着ると決めて、いくつかの服が支給され、暑いブラジルということで、ジャージの上下にはキャップの帽子もセットで準備されているのでしょう。入村式はこれと最初から決まっていたのだとは思います。

 

一緒に入村式に臨んだフィリピンの方たちが、薄い透ける生地の正式な服装をされていたのでなおさら気になったのです。

デンマークの人たちは半ズボンでしたが、その上はポロシャツのような形で、このまま町に出ても違和感のない格好でした。

 

スポーツイベントだからジャージでいいじゃないかというのもわかるのですが、一応はセレモニーです。この辺の国際感覚はもう少し磨いてもよいのかなと思います。

今やスポーツは一つの外交ですからね。

スポーツ選手はトレーニングで実にすばらしい肉体を作り上げてきました。なんだかだらんとしたジャージ姿でそろった選手団を見て、ちょっと残念だったというのが偽らざる心境だったのです。期待しすぎた私がいけないのかもしれません。

失礼しました!

 

さて、お口直しに・・・・

ここからは選手村をちょっとご紹介。

選手村・・「村」というから、コテージのようなものを想像していたと若いディレクターが言った言葉を聞いて、あまりにおかしくて吹き出してしまいました。

確かに英語でもアスリートヴィレッジです。

ヴィレッジといっても、立派なマンション群です。

 

20160802_153442 20160802_153451 20160802_153609

 

各国の選手団が自分たちの国旗や国名をアレンジした横断幕を棟に張り付け、実にカラフルです。

「アッ、あれが今回、踏んだり蹴ったりの目にあってしまったオーストラリア選手団の棟ね」などと同情の目で見てしまいます。

日本はちょっとここからは確認できませんでした。

 

1972年のミュンヘンオリンピックで、ブラックセプテンバー「黒い9月」と呼ばれるゲリラがイスラエル選手団を襲撃して以来、選手村にどこの国が住んでいるかということはできる限りわからないようにしたほうがよいとされてきたと聞いていました。

テロに対する心配もないわけではない時代です。

こんなに「私たちはこの場所にいますよ」とおおらかに宣伝していいのかと、これまた心配してしまいました。

 

ちなみに、お部屋の様子はこんな感じだそうです。

 

20160802_145038 20160802_145046 20160802_145058

 

おおらかといえば、居住棟の手前に設けられたインターナショナルゾーンと呼ばれ、私たち報道陣も入ることができるエリアは、ブラジルの太陽のもとで実にのんびりとした時間を作り出していました。過去の選手村と比べても緩やかなイメージです。

 

ビーチバレーボールができる砂場を設けたり、人工芝の上でボレーサッカーができるコートがあったり、さらにはベンチもたくさん設けているからかもしれません。

 

IOCのTOPスポンサーになっている企業のブースやショップもあり、美容院も用意されています。しかし過去の選手村と比べると質素です。余計なものがないという感じなのです。

オリンピックは、すべての力を一瞬に出すことを求められます。この選手村でいかにリラックスできるか、そこがカギになるのでしょう。

 

20160802_135312 20160802_160331 20160802_153346 20160802_135157

 

TOKYO2020組織委員会の森会長も昨日リオデジャネイロ入りして、今日は選手村の視察。

選手村を眺めながら、何を思われていたのでしょうか。

 

20160802_140259

 

 

 

 

 

  • mixiチェック

選手を支える仕事人

投稿日:2016年08月02日 12:10

リオデジャネイロに向かう途中で懐かしい顔に出会いました。

杉山ちなみさん。

選手の身体をケアするトレーナーとしてオリンピックには欠かせない顔です。

13880378_1325782750766053_7847345591238209644_n

 

杉山さんは神奈川県横浜市にあった県立外語短期大学付属高校の出身です。実は私もこの高校の出身です。

一学年160人の小さな高校で、外国語を学ぶことが好きな生徒が多くいました。そんな高校で、杉山さんは学校始まって以来、初めて体育系大学に進み、さらには米国のUniversity of Iowa Exercize&Science に進み、Athlethic Trainingを専攻して、NATA公認アスレティックトレーナー(NATA-ATC)の資格を獲得したのです。日本オリンピック委員会の医学サポート部会員でもあります。

 

2004年のアテネ五輪からオリンピックのトレーナーとして現地で選手を見るようになり、2008年の北京、2012年のロンドン、そしてソチ五輪ではフィギュアスケートのトレーナーとして現地入りしています。

 

今回はハイパフォーマンスセンターにつめて、選手たちを見るのだそうです。

ハイパフォーマンスセンターというのは、前回のロンドンオリンピックでは「マルチサポートセンター」と呼ばれていました。選手村の外に作られ、日本食を用意したり、炭酸浴や交代浴、さらには酸素カプセルなども用意され、選手たちがここで最後の調整をする場所となっています。体操競技のように何日も試合が続いて行われる場合などに、疲労を取ったり気分転換をするにはもってこいといわれています。

 

ロンドンとリオで最も違うのが、場所の設定です。ロンドンは選手村から歩いて行ける劇場を借り切って作られました。今回は治安の問題もあり、車で30分ほどの距離のところに作られ、選手村からのバスが30分おきに出ることになっています。日本食の調達や高速インターネットの設備を作るのに苦労したとのことですが、トレーニングの場所はロンドンの4倍です。かかった費用もロンドンの時が5億4千万円でしたが、これが8億1千万円に増加。スポーツ庁から事業委託を受けた日本スポーツ振興センターが運営をしています。

 

このハイパフォーマンスセンターで缶詰めになりながら、選手たちの身体のケアーをするのが杉山さんの仕事です。せっかくリオに来てオリンピックにかかわるといっても、競技は一切見ることができないそうです。仕事ですから、仕方ないのですが、こうした仕事をしてくれる人がいるからこそ、選手たちも日頃積み重ねてきた力を出すことができるのでしょう。

 

そして、今回、もうひとり素敵なオリンピックのトレーナーと出会いました。

 

杉山さんとご一緒にいらしたのですが、「あれ?どこかでお会いしたことがありますよね。」と思わず口走ってしまいました。

 13912372_1325782780766050_5914808303141087870_n

名刺をいただいて、「やっぱり!」と思いました。宮嵜多紀理さん、2004年のアテネオリンピックの高飛び込みの選手でした。

 

早稲田大学を卒業した後、鍼灸専門の学校に通い、鍼灸あん摩マッサージ指圧師の資格を取得。さらにはアスレチックトレーナーとしても活動しているそうです。

 

オリンピック選手のセカンドキャリアについて、昨今かまびすしく語られますが、人に道を作ってもらうのではなく、自ら学校に通って資格を得て、キャリアを積み、再びオリンピックの選手たちを支える仕事をする宮嵜さんに感服してしまいました。

 

今という時間を懸命に生きながら、その先も見据えて、日々を過ごす。素敵な元アスリートに出会うことができ、しばらく私の心は躍っていたのです。

オリンピックは競技人生のクライマックスであるかもしれませんが、あくまでも一時的なものにすぎません。

ああいい人生だったと言えるかどうかはそのあとにかかっているように思うのです。

 

 

  • mixiチェック

いざ、リオデジャネイロへ!

投稿日:2016年08月01日 17:42

 

 

リオデジャネイロオリンピックを控え、選手たちも続々現地入り。

口々に人生最大の移動距離、移動時間などと言っていますが、私たち取材団も大荷物をかかえての移動です。今日はまず私たちの移動についてお伝えしましょう。

13912688_1325147490829579_5817148578862348898_n

 

今年に入ってから三度目のブラジル渡航。

3月はシンクロナイズドスイミングの五輪最終予選、5月は柔道の日本人コーチなどの取材でした。いずれも報道ステーションの企画のための取材で、ニューヨーク経由でブラジル入りしました。

 

カメラマンと私の二人の時もあれば、これに音声マンがついて三人になるときもありますが、いずれにせよ、いつも最小限の人数での旅ですが、普通の旅行と違うのは、取材用の機材が2ケースほど多くあることです。

 

この取材用機材の持ち込みのために、米国経由ですと、カルネチェックと呼ばれる税関での手続きを入国時と、出国時の二度行わねばなりません。普通ですと乗り継ぎ時間は3時間程度で十分なのですが、このカルネチェックがある場合は十分に時間をとっておかないと危険です。フライトが遅れてしまったり、カルネ担当官が不慣れだったり、税関申告者が並んでいたり、さらにターミナルが別棟で移動に時間がかかったり、こうした場合に、乗継便に乗れなかったケースは多々あるのです。

 

そこで、機材を持ってニューヨーク経由でブラジル入りする時は、10時間の乗り継ぎ時間を取ることにしているのです。いやはや、その長いこと。といっても、どこにいてもPCが使える昨今、その間もメールで仕事が追いかけてきます。待ち時間さえも、ぼーっとできないのがつらいところです。

 

今回は本番のオリンピック取材ということで、テレビ朝日だけでも総勢80人ほどが移動します。いくつかのグループに分かれて、日程とルートを変えながらのブラジル入りです。

 

今回は、ディレクターのほかに、デスク、撮影スタッフ、さらには中継スタッフ、編集担当など20人近くが一緒でした。大量の機材もあるので、今回ばかりはニューヨーク経由を避け、フランクフルト経由となりました。フランクフルト経由ですと、ドイツへの出入国の手続きはもとより、機材の税関手続きも必要ないのです。

東京からフランクフルトまで11時間40分 現地トランジットが3時間、フランクフルトからリオデジャネイロまで11時間50分。 さすがに座っているのに飽きました。

 

同じ日にドバイ経由で移動したグループもいます。航空会社によってトランクの持ち込み数制限などもあるため、このようにばらばらに行くことになるのです。トランク数が多く ない時はドバイ経由が楽だという人もいます。

 

東回りか、西回りか、どちらからでも行けるブラジル。時差は12時間で、まさに日本の真逆です。リオデジャネイロの町が起きだす朝6時が、日本の夕方の6時。

リオで午前中に行われる競技の予選などは、日本時間の夜9時や10時から生中継でご覧いただけますし、リオ時間の夜に行われる決勝などは日本では午前中に見ていただけることになるのです。

 

それにしても、私自身の12時間の時差をいかに解消するか。競技の取材をする前に、時差ボケとの戦いがこれから始まります。

どんな時間に寝ても、午前2時45分には目を覚ましてしまう・・・魔の時間帯がこわ・・い!

 

 

 

  • mixiチェック

フォトギャラリー

  • 13770450_1314998861844442_249795958131151364_n
  • 13620012_1295329010478094_8959097262503374557_n
  • 13559199_1287753124569016_4857517739301009349_o
  • 13528950_1284689364875392_719360686684420481_n
フォトギャラリーを詳しく見る≫