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オリンピック出場決定!シンクロナイズドスイミング

投稿日:2016年03月07日 05:34

リオデジャネイロでのシンクロオリンピック最終予選 報告3 チームフリー

 

世界水泳(水泳の世界選手権)ではシンクロはフリーとテクニカルすべてにメダルがありますが、オリンピックはテクニカルとフリーの得点を合わせて順位が決まります。

今、リオデジャネイロで行われているシンクロのオリンピック最終予選でも、昨日行われたテクニカルと今日行われたフリーの合計点で最終結果が決まります。

オリンピックに出場できるチームは8か国。すでに権利を獲得しているのは5大陸の代表、ブラジル、ロシア、中国、オーストラリア、エジプトです。

その他の3か国を今回の最終予選で選ぶことになっています。

 

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日本は昨日のテクニカルルーティーンで、ライバルウクライナに0.1858の差をつけられて2位でした。

脚をしっかり締めて演技をする日本選手、そんなイメージは井村雅代コーチが復活してから再び世界的にも再認識されはじめています。ですから本来はこのテクニカルで逃げ切って、フリーを迎える計画でした。

しかし反対に、ウクライナに差をつけられてここのフリーを迎えることになってしまいました。どこまで挽回できるのか。

 

ウクライナは6番手で登場。

女王ロシアと見間違えるほどの長い手足で高いリフトをバンバン飛んでいきます。お得意のバレエ曲でゆったりとした動きから速い動きに展開するプログラムで、世界水泳カザンで使ったものと同じでした。

得点は高い! 94.500

昨日のテクニカルと合わせて186.7855

 

そして、続く7番目の登場が日本です。

 

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今シーズン、新しいフリールーティーンを作り、今回がお披露目になります。テーマは「岩戸開き」。にぎやかな踊りや笛や太鼓の音につられて天照の大御神がそっと岩戸を開けてみるというシーンをイメージしたものです。

 

リオデジャネイロオリンピックの本番と同じ会場で、屋根が半分だけついているプールに、にぎやかなお祭りの音が響きわたります。

観客もこの音楽にはかなりのりのりのように感じられました。

 

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「鋼のような筋金入り」のストレッチが聞いた見事な脚です。

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井村コーチが世界のどんなコーチよりも優れていると思われるのは、この見事なまでの脚を作りあげ、それをしっかり合わせる技術を持っていることでしょう。「私はあきらめない」とよく本人も話されますが、根気強く、選手がどうすればこの脚になって、合わせることができるかをしっかり指導していくのです。

ゆっくりとした動きのリフトでは会場がどよめきました。これは見どころです。

小さなミスはありましたが、今ある実力は発揮したというところでしょうか。

 

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得点は、94.6333 日本がウクライナを上回り、「1位」という数字が電光掲示板に出ます。

そして、前日のテクニカルとの合計は・・・186.73330 掲示板の数字は「2」と出ました。

残念!

わずか0.0525の差でウクライナに軍配が上がりました。

 

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試合後、井村コーチは「昨日のテクニカルの出番が1番で、プレスイマーもおらず、いきなり日本の演技が始まり、審判団の点数に0.7のばらつきがあった。こんなのはありえない。こっちは必死にやってきているのに、もっとしっかり見てほしい」と不満やるかたなしの様子でした。FINA(国際水泳連盟)の役員にクレームを入れたそうです。

確かに、ほかの国の選手やコーチからも、「昨日のテクニカルは日本の方がずっと良かった」という声は聞かれました。しかし、シンクロは順番も運。運も実力のうちと言われているスポーツです。

「私は怒ってます。このままでは終われない。本番でリベンジ。選手たちには「8月にしかえししたれ!」と言っておきました」と強い語調の井村さん。

ミックスゾーンにやってきた選手たちも、この大会での1位通過を目指していただけに、涙目の選手もいて、悔しさをにじませていました。

 

シンクロのテクニカルルーティーンの採点方法が2014年から変わり、フィギュアスケートのように一つ一つの要素別に採点されるようになりました。少しずつわかりやすくなってきたように感じていました。しかし、今回のようにプレスイマーと呼ばれる審判の基準を合わせるためのスイマーがいないまま試合が行われるのは、とても珍しいことです。ある意味、大会の運営のミスと言われてもしかたないかもしれません。

 

ただ、これでオリンピックの試合の行方が、がぜん面白くなってきたとも言えます。

シンクロは順番が決まっているからね、と言われたのは昔の話。

今回も3番目の座をカナダ、スペイン、イタリアが競い合い、なんと高いリフトを連発したイタリアが3位に滑り込み、オリンピック出場の資格を得たのです。

 

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1位 ウクライナ

2位 日本

3位 イタリア

 

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イタリアのニュースにはこんな写真が載るようです。

 

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これまでオリンピック常連だったカナダとスペインが姿を消し、新たにウクライナとイタリアが入る。この結果は、今のシンクロ界がいかに互いに競り合っているかを表しています。実力の差がほとんどなくなってきたのです。

確かに、You Tubeなどで世界中の演技が見られ、分析もできる世の中になってきました。

強豪国のコーチたちも世界中に散っています。ロシア人のコーチはどこに行ってもいます。また日本人で外国チームを指導しているのは、現在、中国の藤木麻祐子さん、イタリアの友松由美子さん、カナダの吉田美保さんです。海外の技術を身に付けると同時に、日本の技術も教えていくわけです。

 

シンクロの国同士の戦いが熾烈になればなるほど、パフォーマンスのレベルが上がり、見る方としては面白くなります。

リオデジャネイロオリンピックでのシンクロは「指定席のない」、今までにない面白い戦いになりそうです。

コーチと選手たちの戦いはまだまだ続きます。

リベンジ! 日本に期待しましょう。

 

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