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リオデジャネイロでシンクロのオリンピック最終予選 報告1

投稿日:2016年03月05日 02:21
 初めてのリオデジャネイロ。
いきなり洗礼です。
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空港から会場に向かう高速道路。
フェンスで町の様子が見えません。
そこは、ファベーラと呼ばれる貧民街だそうです。
「アッ、フェンスに穴が開いてますね。
流れ弾です。時々飛んできますから、気を付けて!」
地元のコーディネータ氏に言われて、びっくりです。
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貧富の差が激しい国、そこにオリンピックで世界中の人が集まってくるのですから大変です。
さて、私が今回リオにやってきたのは、シンクロナイズドスイミングのオリンピック出場権をかけての試合を取材するためです。
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オリンピックに出場するチームは全部で8チーム。
昨年カザンで行われた世界選手権の結果で、5つの大陸の代表は決まりました。
ヨーロッパ代表 ロシア
アジア代表   中国
アメリカ大陸代表 地元ブラジル
アフリカ代表   エジプト
オセアニア代表  オーストラリア
そして、残りの3か国を決めるのが、リオデジャネイロで行われている今回の最終予選なのです。
ところで、デュエットはどうなっているのでしょうか。
デュエットは24か国が出場できます。
選考の基準は以下の通り。
(1)チーム選考で選ばれた8カ国
(2)大陸予選会で選出された5カ国
(3)五輪予選会(ブラジル・リオデジャネイロ 3月2日~3月6日)で選出された11カ国
日本は世界水泳で乾友紀子、三井梨沙子さんのペアで世界水泳でデュエットテクニカルとデュエットフリー予選の合計点で3位に入り、この段階でリオデジャネイロオリンピックの出場権を獲得しています。この点ではご安心ください。
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さて、現在(3月4日)まだ出場権を獲得していないチームとデュエットが、オリンピック出場権をかけて熾烈な戦いを、ここリオデジャネイロで繰り広げています。
3月2日と3日はデュエットの一回戦が行われたのですが、ここで目を引いたのがスペインです。
なんと、あのジェマ・メングアルが復活して登場してきたのです。
世界選手権では男性と組んでミックスデュエットの登場したママさん選手。
かつて世界水泳のソロで銀メダルを獲っているスペインシンクロを代表する選手です。
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オナ・カルボネルと組んでの登場。
オナも世界水泳ソロで銀メダルを獲っている選手です。
なんと、ソロの銀メダルが二人組んでのデュエットというのはこれまでに例がなかったんじゃないでしょうか。
と思ったのですが、ロシアには世界水泳ソロで金メダルを獲った二人がデュエットでも活躍してましたね。
いやはやソロでもメダル、デュエットでもメダル・・ママでもメダルですね。
スペインシンクロの黄金時代を作ってきたアナ・タレスコーチと藤木麻祐子コーチがチームを離れ、その力が衰えてきたスペイン。昨年の世界水泳カザンではチームとデュエットではメダルを獲ることができませんでした。
危機感を感じたシンクロ関係者がジェマ・メンガルに出場を懇願したのです。
子育てに加え、日本料理店も経営していたジェマはかなり悩んだそうです。
しかし、祖国のシンクロ界の一大事と、ここは姉御肌で引き受けたようです。
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ジェマ・メングアル、オナ・カルボネルのデュエットの結果は以下の通り。
テクニカルルーティーン  89.1816
フリールーティーン    92.6000
 
テクニカルでは今一つでしたが、さすがフリーになると、スペイン独特の柔らかな動きで合わせて、92点台を出してきました。気のせいか、0.01秒ほどメングアルの動きが遅れている感じはありましたが、大会に出場するたびに、勘を取り戻しているといった感じです。しかし、さすがのメングアルもフリーを泳ぎ切った後の疲労度はかなりのものに見受けられました。
 
演技後ミックスゾーンで、メングアルとオナの二人にインタビューをしました。
 すると、こんなコメントが。
「現在デュエットは、1位のロシア、2位中国までは頭一つ抜けているけれど、3位はどこがなってもおかしくない接戦状態。だから・・復活したの」
 
スペインデュエットは、メンガルの復活で銅メダルを狙っているのです。
オリンピックで3位の座を巡っては、日本、ウクライナ、スペインとまさに三つ巴の戦いになりそうな気配です。
日本のライバル出現に、観客席からじっと見ていたのは井村雅代コーチでした。
かなり脅威に感じていることは確かです。
こういうなめらかな演技を好き審判は少なくありません。技術的にはかなり衰えを見せていますが、このフリーでのどの国もまねできない柔軟な動きがどう評価されるか。
このあたりが、勝負の分かれ目になってきそうです。
 
いやあ、シンクロ界、風雲急を告げる事態発生です。
また、現在、スペインの次、2位につけているのはイタリア。
こちらを指導するのは友松由美子コーチ。
日本のコーチが世界で頑張っているのを見るのは気持ちがいいものです。
いずれにせよ、オリンピックの出場権を獲得するために、みんな血眼になっているリオデジャネイロです。
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