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平昌オリンピック その5  長野から平昌へうけつがれたもの

投稿日:2018年02月20日 13:41

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小平奈緒さんが女子500mで金メダル。それも37秒を切って、平地での世界最高記録、オリンピックレコードをマークする滑り。ここに至るまでの道のりを考えると感無量でした。

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レースの後、奈緒さんは300通以上のラインメッセージを読んでいて、結局一睡もせずテレビ局や記者会見に回ったそうです。

そこでもとても素敵な言葉がありました。

「金メダルをもらうのは名誉なことですが、どういう人生を生きていくかが大事になると思う」

本当に素敵な言葉です。

これまで多くの選手を取材してきましたが、私が時折メダリストに感じる違和感を払しょくし、そうだ、その通り!!と膝を打ちたくなったほどの金言でした。

 

ところで、この写真・・・・・どう見ても変ですよね。

左から小平さん、私、そして清水宏保さん

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2つの間違い探し・・・できましたか?

 

その1:なぜ銀メダルなの?

優勝した奈緒さんはスケートオーバルでフラワーセレモニーを行ったものの、金メダルの授与は2日後の夜になりました。そのため、ぶら下げているメダルは1000mの銀メダルなのです。

 

その2:なぜ奈緒さんが真ん中にいないの?

メダルを下げた小平さんを中央に写真を撮ろうとしたら、清水宏保さんが、「真ん中は宮嶋さんです!」と言ってこうなりました。その意図とは・・・・(笑)

 

謎解きの始まりはじまり・・・・まずは小平さん子供時代のお話から。

幼少の小平さんがスケート靴を履いた時から、そばにはいつも父、安彦さんの姿がありました。スケート経験がなかった安彦さんは、トップスケーターの練習やレースを見ながら、奈緒さんに「あの選手はこうやっているねえ」「今度はこうしてもたらどうだろう」とアドバイスをして、奈緒さんの好奇心を刺激していったそうです。

1998年長野オリンピックで清水宏保さんの金メダルや岡崎さんの銅メダル獲得をまじかで見ると、小学5年生だった小平奈緒さんは将来オリンピック選手になりたいと夢を膨らませます。

ここまではよくある話なのですが、ちょっと違うのはここからです。

一度思ったらそのために着実にことを運んでいくのが奈緒さんです。テレビのスケート関係の番組をほとんど録画し、それを繰り返し繰り返し見て、中にはテープが摩耗して切れてしまったこともあったとか。またお姉さんが知らずにほかの番組を録画してしまって大事なスケート番組が消えてしまった時などは大泣きをしたそうです。

奈緒さんが録画した番組の中には私が制作したニュースステーションの特集企画もあったようです。

ニュースステーションという番組ができて間もなくの1987年から私はスピードスケーター橋本聖子さんの特集企画を作るようになり、1年に2度は聖子特集を作っていました。さらに清水宏保さんの取材を始めたのが1991年の年末、まだ清水さんが高校生の頃です。そして、清水さんを取り上げた特集を作ったのが1993年、リレハンメル五輪の直前でした。その番組は清水さんにとっても本格的に取り上げられた初の特集だったそうです。

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今でも清水さんは会うたびに「僕を最初に取り上げてくれたのは宮嶋さんですから」と言ってくれるのです。ちょっと照れくさいですね。

1997年には岡崎朋美さんの特集も作るようになりました。そんな番組を奈緒さんが録画して何度も見てくれていたのです。

 

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今から十数年前でしょうか、長野のエムウェーブのミックスゾーンでのことです。レースを終えた選手にインタビューするために待っていた時、私の方につかつかやってきて、突然声をかけてきた少女がいました。

「いつも岡崎さんや清水さんのスケートの特集番組を見ています。私も将来宮嶋さんに特集を作ってもらえるように選手になりたいです」

にこにこしながら、でも、ちょっとはにかみながら、いえ、かなり恥ずかしそうに、そう言ったのです。それが当時スーパー中学生と言われた小平奈緒さんでした。

「ええ~?」

そんなことを言われたことが全くなかったので、私はもうびっくり。

あとで聞いたことですが、人の前に出ることが好きではない恥ずかしがり屋の奈緒さんですが、「スケートのことになると人が変わったように積極的になれるんです」とのこと。

これが私と小平奈緒さんとの出会いでした。

それ以来、大会があるたびに奈緒さんのことを気にしてみるようになり、2010年バンクーバー五輪前に小平さんの特集を初めて制作、現在に至っています。テレビ朝日がスピードスケートのワールドカップの放送権を持っていることもあり、その活躍を取材する機会にも恵まれてきました。

 

奈緒さんにインタビューをして驚くことは、テレビの番組で清水さんや岡崎さんが言った言葉をよく覚えていることです。彼女のスケート好きの根底に私の作った番組が少しでも役にたっているんだなあと、うれしくなってしまいます。

 

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清水さんが、私が真ん中に納まるように写真を撮ろうと言ってくれたのは、長野と平昌をつなぐ役割を果たしたという意味があったからのようです。まさに嬉しいやら恥ずかしいやらの心境です。

さらに、今夜2月20日の報道ステーションで、小平奈緒さんと私の対談が放送される予定です。いったいどうなりますやら・・・

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