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リオ五輪、女子体操・最終選考での涙

投稿日:2016年06月28日 17:05

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最終的な選手選考は胸が締め付けられる思いです。
昨日NTCナショナルトレーニングセンターでの体操練習会場で試技会が行われ、女子7名の選手が演技をし、トップ5が正式にリオ五輪の日本代表選手となりました。

 

寺本明日香、村上茉愛、杉原愛子、宮川紗江、内山由綺の5人が選ばれ、河崎真理奈と笹田夏実が代表落ちという形です。

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特に、笹田さんに関しては個人的に思入れがあっただけに、見ていてとても苦しかったです。笹田さんはジュニア時代から次代のエースといわれ、難度の高い技を次々に決め注目を浴びていた選手です。当時、ロシア人コーチと母の弥生さんが日本女子体育大学の体育館を借りては、練習を繰り返していましたっけ。

全日本選手権でも上位に入り、代表入りは確実と思われた4年前のロンドンの代表選考会、平均台で落下に近い第過失をおかし、次点6位で代表入りを逃していました。この時も涙涙でした。

そして、その4年後、手首の手術の後遺症もあり、リオの代表選考では、時代の流れに難度がついて行かず、演技は美しいものの、点数が伸びず、代表にはなれませんでした。

 

実は、1979年、1980年と、私はお母さんの加納弥生さんをよく取材させていただいていました。テレビ朝日がモスクワ五輪を中継する関係で、しょっちゅう練習を見に行ったり、試合をチェックしていたのです。

弥生さんは国学院高校時代から品のある演技で日本のトップとなり、世界選手権には4度出場しています。もちろんオリンピックの代表にも選ばれました。しかし、モスクワ五輪を日本がボイコットしたために、オリンピックには出場していません。

母と娘、二人とも日本選手権で優勝し、日本を代表する体操選手となりながらも、母は国の意向でオリンピックボイコットの渦中に投げ込まれ、娘はオリンピックの4年に一度というサイクルに合わず、共に縁がなかったと言わざるを得ません。4年という月日の長さと、そこにピークを合わせることのむずかしさを思わずにはいられません。

 

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夏実さんの涙に声をかけることもはばかられました。

5人の代表が、代表になれなかった人たちの思いまで拾って、丁寧な演技をしてくれることを望むばかりです。

 

<筆者>

テレビ朝日スポーツコメンテーター宮嶋泰子

これまで1980年のモスクワ大会からオリンピックの取材を始め、
リオデジャネイロが18回目の現地取材となる。

担当番組:報道ステーション スポーツ特集
BS朝日 ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~

 

日本女子体育大学招聘教授
公益社団法人日本バレーボール協会理事
公益財団法人日本新体操連盟理事
NPO法人バレーボール・モントリオール会理事
NPO法人国連UNHCR協会理事

 

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