2014年01月12日 09:30

 こんにちは。“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。三連休の中日ですがいかがお過ごしでしょうか?今週はとにかく寒かったですね。アメリカではナイアガラの滝も凍りつくほどの冷え込みのようですが、インフルエンザも流行し始めているようですので体調管理に気を付けてください。

 さて本日の放送は、新シリーズ「再発見!ニッポン」をお送りしました。2020年に東京オリンピック開催が決定し、世界中から日本への関心が集まる中、私たち日本人は本当に自国の文化を理解しているのか?ということで立ち上げました。その第1弾として登場したのが、「三味線」です。
 案内役は、常磐津 文字兵衛(ときわず もじべえ)さん。今までも番組で「歌舞伎(常磐津)×オーケストラ」や「常磐津×ロック」、「常磐津×ブルーマン」という奇抜なコラボレーションをものの見事にまとめ上げて下さった実力者です。
 まずは代表的な4つの三味線のご紹介を頂きましたが、せいぜい津軽三味線が別物だということは分かっている程度で、これだけ全く違う三味線が存在することをご存知の方は少ないのではないでしょうか?しかも各三味線の使用目的が違うので、演奏の担い手も演奏の場も自ずと違い、今まで一緒に演奏することがほとんどなかった、ということも驚きです。
 しかし三味線の可能性を広げようということで、このたび文字兵衛さんが4つの異なる三味線の合奏曲を手がけました。正確には以前にも同じような試みをされた方がいらっしゃいますが、文字兵衛さんは現在も積極的に書き続け、演奏機会を設けていらっしゃいます。
 伝統とは、守ると同時に時代に合った発展をし続けなければ廃れるものだと思います。そういう点でも、この新しい四重奏が五線譜で書かれていることも意味深いと思います。

 番組ではこの先もこのシリーズで知っているようで知らない日本の伝統音楽を特集していきますので、どうぞお楽しみに!

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