2011年07月24日 09:30

 こんにちは!“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。
 さて本日の放送は、番組でもおなじみ、元世界的オーボエ奏者の宮本文昭さんをお迎えしました。宮本さんは以前番組で「オーケストラ奏者は、誰も指揮者なんか見てないよっ!」と大胆にも言い放ち、佐渡さんを完璧に追い詰めていらっしゃいましたが、何とその宮本さんが指揮者としてご登場されました!
 どんな指揮をされるのだろう、と興味津々で拝見していましたが、そのリハーサルはまさしく”宮本流”独特のスタイルでした。オーケストラとの練習は、指揮者がまさしく指揮を執ってまとめていくのが通常ですが、宮本さんの場合、むしろ奏者が意見している時間の方が長いくらいで、音楽作りに関しての自由闊達な意見がポンポン飛び出してきます。ほとんど全員が意見を述べているのではないか?と言うくらいです。
そして各奏者の意見を宮本さんは丁寧に取り上げ、「みんなどう思う?」とオーケストラ全員に考えを聞き、同意を得て次に進んでいきます。その空気はとても前向きで、演奏者全員が同じ方向に向かって、よりよいアイデアを出し合っており「みんなで音楽をする」という、宮本さんの理念そのものでした。
 指揮する宮本さんのお姿は、まさしく音楽そのもので、宮本さんからも音が流れているようでしたね。宮本さんは指揮者として活動される際、「自分は音楽をしたいだけで、それが最初はたまたまオーボエだった。なので今、指揮者になりたいというのではなく、ただ音楽をしたいから指揮をする」とお話しされていました。
来年4月には東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団で音楽監督に就任される宮本さん、これからもますます楽しい音楽をお願いします!

 そして今日はテレビ界にとってはとても重要な日です。そう、本日正午をもってアナログ放送が終了しデジタル放送となります。なので、今までアナログ放送でご覧頂いた皆さまにとっては、本日のこの放送が最後でした。でも、「題名のない音楽会」は高画質・高音質でお送りしていますので、デジタル放送のほうがより番組をお楽しみいただけるかと思いますよ!来週からまたよろしくお願いします。

 

視聴者からのコメント
2011年07月30日 10:40
よっこ

憧れですね~宮本さん。
私もお会いしたことありますか本当丁寧に対応してくださってオーボエ伝授していただきたかったです。

2011年07月24日 23:24
相馬裕志

宮本さんには、お目にかかったことが二度あります。私のようなファンに対しては非常に優しく接してくださる懐の深い方なのだなと感じる一方、彼の発するオーラに圧倒されてしまいました。