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2人の天才作曲家を世に送り出したクララ・シューマンの音楽会

投稿日:2019年05月18日 10:30

大作曲家ロベルト・シューマンの妻であり、名ピアニストでもあったクララ・シューマン。今年、生誕200年を迎え、クララへの関心が高まっています。
 クララ・シューマンとロベルト・シューマンは音楽史上まれに見る才能に恵まれたカップルといえるでしょう。ふたりは苦難の末に結ばれました。ロベルトの師であった高名なピアノ教師ヴィークの娘がクララ。クララは幼少時より音楽の才能を発揮して、天才少女として知られていました。やがてロベルトとクララは愛し合うようになるのですが、クララの父ヴィークはふたりの交際に猛反対。ずっと父に対して従順だったクララは、父と恋人との間で板挟みになります。しまいには裁判にまで発展し、父ヴィークはシューマンに対して結婚を許す代わりに「過去7年分のクララの全収入に匹敵する金額を払え」などと非現実的な要求を突き付けます。結局、ヴィークの理不尽な要求は退けられ、クララとロベルトは結婚にたどり着くことができました。
 そんなふたりだけに、ロベルトの作品内に秘密の愛のメッセージが込められているのも無理からぬこと。小菅さんが「幻想曲」の冒頭を弾いて、ここにも「クララ」の暗号が隠されているとおっしゃっていましたが、これなど説明されなければ、まずわかりそうにありません。
 シューマン夫妻のもとを訪れたのが、若き日のブラームス。クララはブラームスのよき理解者となり、お互いの間には友情、そして愛情が育まれます。クララとブラームスの関係についてはさまざまな見方があります。ふたりの間で交わされた手紙がたくさん残っていますが、両者が特別な強い絆で結ばれていたことはまちがいありません。
 クララは女性作曲家の先駆けでもありました。当時の社会では女性が職業作曲家として活躍することは困難でしたが、もし現代に生きていたらロベルトに負けないほどの名曲を書いていたかもしれませんね。

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