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ピアノ界のスーパースター ラン・ランに教わる休日

投稿日:2019年04月13日 10:30

今週はピアノ界のスーパースター、ラン・ランをお招きしました。中国出身のラン・ランは、今やピアニストという枠を超えた時代のシンボルのような音楽家です。
 そんな世界的ピアニストが、ベートーヴェンの「エリーゼのために」を弾いたらどうなるのか。びっくりしましたねえ。この曲、ピアノ学習者にとってはおなじみの超名曲ですが、プロのピアニストの本格的なリサイタルで演奏されることはめったにありません。もし演奏されるとしてもアンコールに留まることがほとんどでしょう。でも、ラン・ランが弾くと、あんなに情感豊かな曲になるとは! こんな「エリーゼのために」は聴いたことがありません。
 バレンボイムとラン・ランとの師弟エピソードも実におかしかったですね。バレンボイムといえば大巨匠。いかにもコワモテでラン・ランならずとも若い音楽家は緊張するところでしょうが、バレンボイムに意外な茶目っ気があることを知りました。オレンジで弾くショパンの「黒鍵のエチュード」は最高にユーモラスです。
 近年は教育活動にも注力するラン・ラン。ラン・ランは中国で父親から徹底したコンクール至上主義のスパルタ教育を受けたことで知られていますが、成長してアメリカに渡って名教師ゲイリー・グラフマンに師事した際に、それまでの価値観が根底から覆されたといいます。この出会いがなければ今のラン・ランはなかったことでしょう。そして、ラン・ランの教える姿からは生徒を優しく励まそうという姿勢が伝わってきました。
 最後に弾いてくれたバダジェフスカの「乙女の祈り」も超有名曲ですが、プロの演奏会では一度も聴いたことがありません。ラン・ランはこの曲に対しても、ベートーヴェンやモーツァルトと同じように、真摯に向き合っています。曲のスケールがぐっと大きくなったように感じられたのではないでしょうか。

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