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【第27回】時代と共に歩んできた16年 相棒シリーズ8つの変化!!

投稿日:2016年03月16日 17:35

『相棒』にまつわる知識や情報をテーマに沿ってお届け!
発信するのは、相棒フリークを自認するグループ“相棒ラボ”。
オフィシャルスタッフではないファンならではの愛ある切り口で作品の魅力をお伝えします!

【第27回】
時代と共に歩んできた
16 相棒シリーズ8つの変化!!

相棒ロゴ統合2(縦)
本日放送の最終回スペシャルでシーズン14も幕を閉じる『相棒』。2000年6月3日のプレシーズン(土曜ワイド劇場)第1弾から16年を数える長寿シリーズになりました。その時々の世相や社会情勢を反映してきた『相棒』ですが、シーズンの区切りとなる今回は、時代と共に歩んできたこの作品の、劇中設定の移り変わりをひも解いていきます!

1. 右京の携帯電話が二つ折りから現行のスマホへ

相棒logo
ここ10数年でもっとも進化した身近なアイテムといえば、やはり携帯電話でしょう。携帯電話自体は、シーズン1がスタートした頃には一般的に普及していましたが、当初の主流は今でいう“ガラケー”。右京(水谷豊)もシーズン1第1話「警視総監室にダイナマイト男が乱入!刑事が人質に!? 犯罪の影に女あり…」(2002年10月9日放送/2時間スペシャル)で携帯を使う姿を見せて以来、長らく折りたたみタイプのガラケーを愛用していました。メールの早打ちでも話題を呼んだ右京ですが、時代の波には逆らえず(!?)、シーズン13第1話「ファントム・アサシン」(2014年10月15日放送/2時間スペシャル)からスマホに機種変更。今後は、フリック入力によるメールの早打ちなんていう右京の“新特技”が見られるかもしれません。

2. これも時代の流れ!? 愛煙家はもはや少数派

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シリーズ開始当初からご覧になっている方はご存知だと思いますが、実は最初のころは、初代相棒の薫(寺脇康文)をはじめ、多くの登場人物が“喫煙者”で、喫煙シーンが多々ありました。分煙も進んでおらず、当時は刑事部屋でも喫煙可能。プレシーズン第1話「刑事が警官を殺した?~」(2000年6月3日放送/2時間スペシャル)など、初期の作品では右京が喫煙するシーンも。その後、右京はいち早く禁煙に踏み切ったようで、ほかの登場人物たちの間でも徐々に禁煙が進んでいきます。レギュラーメンバーでいまだ愛煙家を貫いているのは伊丹(川原和久)くらい!? この流れは、世相を反映してきた相棒らしい変化とも言えそうです。

3. オシャレ番長は芹沢!? 米沢も髪型に変化が!

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シリーズ開始当初からイメージに変化がない登場人物がほとんどですが、実は髪型でイメチェンを図っているキャラクターも。初登場からずっと前髪を下ろしていた享(成宮寛貴)が、シーズン13からおでこを出すスタイルに変えたことはお気づきだった方も多いでしょう。ただ、髪型について語るべきは、やはり芹沢(山中崇史)。シーズン3までは長めの髪を真ん中で分けるスタイルでしたが、シーズン4からは若々しく短めに。以降、ちょこちょことアレンジを加え、まったく同じ髪型はないというくらい頻繁にイメチェンをしています。現在は印象的な2ブロックスタイルを採用。相変わらずヘアスタイルにはこだわりがあるようです。意外なところでは、米沢(六角精児)もシリーズ内で髪型を変えた人物のひとり。サラサラのおかっぱという印象が強い米沢ですが、シーズン2までは真ん中で分けて左右に流し、おでこを見せるスタイルでした。相当インパクトがあるので、気になるという方はシーズン2までの米沢の頭にご注目下さい!

4. 右京行きつけの小料理屋・花の里は引っ越していた!?

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花の里の女将が、初代のたまき(益戸育江)から、二代目の幸子(鈴木杏樹)に代替わりしたという話はいまさら説明不要かと思いますが、花の里が一度移転して今の場所になったという設定は、ご存じない方も多いのでは? プレシーズン時代は「新ふくとみ」という店名で、「花の里」になったのはシーズン1から。その後、移転したという設定でシーズン3スタート時に店内が大幅リニュアルされ、ほぼ今の形になりました。そこで、シーズン2までの花の里を見てみると、カウンターと入口の位置関係が今と逆で、画面左手に入口があり、右手がカウンターの内側。右京が画面奥のカウンター席に座り、その左側(右京から見ると右手側)に薫が陣取るという構図でした。

5. 角田率いる部隊は生活安全部から組対五課に組織改編

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角田(山西惇)といえば、暴力団関係の捜査に強い“組対五課”の課長というイメージが定着していますが、シーズン4までは生活安全部の薬物対策課長でした。この設定の変更は、警視庁の組織再編によるもの。元々は、少年犯罪、銃器犯罪、薬物犯罪などを、生活安全部が一括して扱っていましたが、近年、銃器や薬物の対策に関しては組織犯罪対策部が請け負うことに。正確な部署名は、警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策第五課。ちなみに、組織犯罪対策部には第一~第五課まであり、国際犯罪捜査や広域暴力団対策などの役割が各課に割り振られていて、第五課は銃器や薬物の捜査を担当。長年この重要なポストを任されている角田課長は、やはりただ者ではない!?

6. 特命係の配置の変化と歴史を重ねるごとに立ち位置の変化

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特命係の部屋についても位置関係が変化しています。シーズン2までは入口を入って左側に右京のデスクや木札プレートがありましたが、シーズン3第1話「双頭の悪魔」(2004年10月13日放送/2時間スペシャル)からは入口を入って右側になりました。特命係の部屋が庁内で引っ越したのかリフォームなのかは明らかになっていません。いずれにせよ、右京とその相棒のデスクは、会議室で使われるようなものが今も使われています。また、シリーズ開始当初より「人材の墓場」「警視庁の陸の孤島」と揶揄されてきた特命係ですが、近年は警視庁内での扱いに変化が。そもそも、二代目相棒の尊(及川光博)が、特命係に飛ばされてきたのも、特命係と右京が警察に必要な存在か内々に調査するためでした。単なる“追い出し部屋”に過ぎなかった窓際部署が、右京と歴代相棒たちの活躍で、いつの間にか上層部にとっても「無視できない存在」になってきたのです。とはいえ、問題を起こせば“廃止”が取りざたされる不安定な部署であることは変わらず。今回の最終回でも、右京に謹慎処分が下り、特命係が存続の危機に。またしてもピンチを迎える特命係の動向は、今夜の放送でお確かめ下さい!

7. 個人的なポジションが変化した人物も

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また、今夜の放送では、米沢にも転機が! 公式サイトの次回予告に「警察大学校で教官養成の研修を受けていた米沢」という記述があるのを見て、「おや?!」と思った方も少なくないのでは? そんな米沢の動向も気になるところですが、振り返ってみれば、歴代相棒を除く主要キャストの中で、異動や出世をしたという人物はごくわずか。殉職した小野田(岸部一徳)、怪我で退職した三浦(大谷亮介)、降格的人事を受けた峯秋(石坂浩二)以外では、ほとんどが部署も階級も一緒、現状維持という状況です。そんな中、唯一出世街道に乗っている(!?)のが、首席監察官の大河内(神保悟志)。当初は、警務部人事第一課の主任監察官で階級は警視だった大河内ですが、シーズン9からは現職となり階級もひとつ上がって警視正に。階級でいえば刑事部参事官の中園(小野了)と一緒という出世ぶりです。ちなみに、右京はキャリアにもかかわらず警部で出世が止まっているという異例の人事を受けていますが、実は初登場時は警部補という設定でした。

8. 右京と相棒、車をどっちが運転するか問題も発生!

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変化といえば、相棒の移り変わりによって、右京の移動手段も変わってきました。シリーズ開始当初は、薫の運転する車(ブルーバードシルフィほか)の助手席に右京が収まるのが一般的。シーズン7中盤で薫が卒業してからしばらくは、右京が単独で動くことが多くなりますが、時に助手席に“臨時相棒”を乗せて自らハンドルを握るという姿も見られました。その後、尊が登場すると、再び右京の定位置は助手席となり、尊のGT-Rが活躍。尊の荒っぽい運転を初めて体験した右京が、目を剥いて抗議の視線を送っていたのが印象的でした。三代目相棒・享の時代になると、右京の愛車・フィガロがお目見えし、助手席に享を乗せて移動するのが定番に。そして、シーズン14に入ると、「人の運転が苦手」という理由から、亘(反町隆史)がドライバーに立候補。以来、亘が運転するスカイラインに右京が同乗することが多くなっていますが、右京が運転するフィガロも健在です。
そして、今夜8時放送のシーズン14第20話(最終回)「ラストケース」では、警察訓練生による大量殺戮テロという衝撃の事件が発生! 謹慎処分中の右京と亘は、この未曽有の事態にどう対処するのか…!? クライマックスにはシーズン最高クラスの驚きが!? 放送スタートはいつもより1時間早いよる8時ですのでどうぞお間違いなく!

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相棒シーズン14
最終回スペシャル
第20話「ラストケース」
ゲスト:高岡早紀 小野寺昭 国広富之 石橋蓮司
今夜8時!
※ いつもより1時間早いスタートなのでお間違いなく!

https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/sphone/story/?pid=0020

<60秒 予告動画>

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【第1回】これだけは知っておきたい!特命係の8の常識と秘密!

投稿日:2015年02月18日 12:26

『相棒』にまつわる知識や情報をテーマに沿ってお届け!
発信するのは、相棒フリークを自認するグループ“相棒ラボ”。
オフィシャルスタッフではないファンならではの愛ある切り口で作品の魅力をお伝えします!
まずは残りわずかとなった今シーズン限定の短期連載企画として始動します!

【第1回】
これだけは知っておきたい! 特命係の8の常識と秘密!

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1.最初は「緊急対策 特命係」だった

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そもそもの成り立ちは、当時、警視庁公安部参事官だった(後の警察庁長官官房室長)小野田公顕(岸部一徳)が、外務省高官(長門裕之)宅籠城事件の解決のため、非公式に組織した「緊急対策特命係」が発端。その時は、参謀役の杉下右京(水谷豊)とSAT(特殊急襲部隊)から選抜された5人の隊員で構成されていた。籠城事件後、正式に「特命係」の名称が与えられ、建前上は特別に命令があったときにだけ動く部門となっているが、実際には雑用を任されることがほとんど。

2.亀山薫より前に6人が辞めていて享が10人目

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発足当初は、警視庁上層部が不要と判断した人材を右京の下に送り込み、自主的に辞めていくように仕向ける…という裏の意図があった。実際、亀山薫(寺脇康文)が配属される前には6人の人材が順次送り込まれたが、上層部の目論み通り、ことごとく退職していった。(彼ら6人の詳細は未だ語られていない) ちなみに、配属された順番は、7人目が薫、8人目が陣川公平(原田龍二)、9人目が神戸尊(及川光博)、10人目が甲斐享(成宮寛貴)。
※ 人によっては短い期間しか在籍しなかった陣川をカウントせず享を9人目とカウントする場合もあるが、右京は享を10人目と言っていた。

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3.「警視庁の陸の孤島」と呼ばれていた

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仕事を与えられない閑職で、捜査一課の伊丹(川原和久)から「下の階の隅っこの、日当たりの悪いじめじめ~っとしたカビ臭い窓際」と表現されたこともある特命係。他の部署と連携することもなく、好き好んでは誰も近づかないため、揶揄と畏怖を込めて「陸の孤島」などと呼ばれていた。最近は、実績が認められることもなくはないが、「窓際部署」であることに変わりはない。

4.捜査権がない

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特命係は警視庁の組織の中でどこの部署にも所属していない。そのため、特命係に在籍している者は、厳密に言うと「刑事」でもなく、捜査権がない。これまでも度々、内村刑事部長(片桐竜次)や伊丹から、そのことを指摘され捜査から外されている。

5.私物がたくさん置いてある

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空き時間に紅茶や音楽を優雅にたしなんでいる右京。それら趣味に使われる物品は、ほとんどが自分で持ち込んだ私物。レコードプレイヤー付のオーディオセット、ヘッドホン、ティーセット、チェス盤、ロンドンの地図や小説などは、その一例。
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6.出退勤確認は木札ボード

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出退勤や不在の確認は、出入り口付近の壁に掛けられた木札ボードによって行われている。名前が黒文字で書かれた方が表になっていれば出勤中、赤文字で書かれた方が出ていたら、退勤または外出中であることを示している。ちなみにここに名前を掲げたことがあるのは右京と“歴代相棒”である亀山薫、神戸尊、甲斐享の4人だけではない。実はシーズン3第6話「第三の男」で陣川公平自らが木札を掲げ、満足げな表情を見せたこともあった。

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7.デスクは会議室の机

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右京たち特命係が使っているデスクは、よく見ると会議室などに置かれている長テーブル。そもそも特命係の部屋自体が、備品置き場のような場所なので、その名残と思われる。
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8.特命係の部屋にはドアがない

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組織犯罪対策五課の奥の一室に位置している特命係。入口を閉めることさえできず、動きが筒抜け。一応、組対五課と繋がったガラス部分にブラインドは設置されているものの、そもそもドアがないので中は常に丸見え。現に組対五課の大木(志水正義)と小松(久保田龍吉)にはいつも覗かれ、角田課長(山西惇)は突然「ヒマかっ!」と言って入ってくる。

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