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【第21回】あまり真似てはイケない!? 杉下右京の10の思考と行動!!

投稿日:2016年01月27日 20:44

『相棒』にまつわる知識や情報をテーマに沿ってお届け!
発信するのは、相棒フリークを自認するグループ“相棒ラボ”。
オフィシャルスタッフではないファンならではの愛ある切り口で作品の魅力をお伝えします!

【第21回】
あまり真似てはイケない!? 杉下右京の10の思考と行動!!

「相棒13」第1話SP_0799_1_07retrim
今夜9時放送の第13話「伊丹刑事の失職」では、殺人を自殺と見誤った伊丹(川原和久)が刑事クビのピンチを迎えます。しかし、そんな切羽詰まった状況でも右京(水谷豊)はいつも通り至ってクール。亘(反町隆史)から「冷たいですね」と言われても、「冷たいとは?」と返す始末。そこで今回は、右京の特異な思考と行動をクローズアップ! あらためて、独特なキャラクターを掘り下げていきます!

1. 正義感がとことん強く曲げない

潔癖と言っていいほど常に絶対的な正義を求めている右京。「相棒-劇場版II- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜」(2010年12月23日公開)では、“影の管理官”をめぐる逮捕劇で小野田(岸部一徳)が暗躍。正義を貫こうとする右京と、警察組織を守ろうとする小野田が、互いに相容れない価値観の中で決定的に対立します。ただ、小野田がかつて「杉下の正義は時に暴走するよ」と言っていた通り、右京が求めている絶対的正義もまた危うさをはらんでいるのも事実。それは、右京自身も肝に銘じているようで、「時に正義とは残酷なものなんです。ですから、覚悟が必要なんです」と、自身が貫こうとしている正義への覚悟と信念を語っています。

2. 頑固で意外と負けず嫌い

元妻のたまき(益戸育江)いわく、「頑固で不器用で変わり者」な右京。負けず嫌いなところもあるようで、シーズン2第2話「特命係復活」(2003年10月15日放送)では、「売られたケンカは買いますよ。そして必ず、勝ちます」という言葉を発しています。これは、特命係の追及で自供に追い込まれた犯人が、「行き過ぎた捜査があった」と思わせ、右京たちに責任を負わせるため、計算づくで服毒自殺を画策。その策略がまんまとハマって特命係は謹慎処分を受けるのですが、右京はその挑発を真っ向から受けて立ったのでした。ちなみにこのセリフの前に右京は、「どちらかといえば穏やかな人間です。争いごとは好みません」と、自身の性格を分析しています。

3. 誰にでも敬語で話す

上司や年上の人間はもちろんのこと、部下や犯人、さらには子供にまで敬語で話す律儀さも右京の特徴。シーズン4第11話「汚れある悪戯」(2006年1月1日放送/2時間半スペシャル)では、身代金の受け渡しについて「明朝、また連絡するね」と言ってきた誘拐犯に対して、「明朝かけるとおっしゃっている」なんて敬語を使っていました。また、放送中のシーズン14第7話「キモノ綺譚」(2015年12月2日放送)では、友達と話すような口調(いわゆる、ため口)の子供に対しても、「申し訳ない」「眼鏡です。分かりますか」などと、しっかり敬語で応じていました。ただ、それが相手によっては慇懃無礼(丁寧過ぎてかえって失礼なこと)に映ることもあるようで、シーズン1第12話「午後9時30分の復讐 特命係、最後の事件」(2002年12月25日放送/2時間スペシャル)では、“閣下”こと元外務省高官の北条(長門裕之)を丁寧な言葉で追及した結果、「ど~もお前は癇に障るなぁ」と、言動そのものを煙たがられていました。

4. 時々激昂する

普段は穏やかで紳士的な右京ですが、犯した罪の重さを理解していなかったり、言い逃れをしようとする犯人に対しては、ときに激昂して声を荒げることも。例えば、シーズン3第6話「第三の男」(2004年12月1日放送)では、犯行を認めず「人権侵害で訴えるわよ」とうそぶく犯人の女を、「いい加減にしなさい!」と大声でしかりつけています。また、シーズン4第21話「桜田門内の変」(2006年3月15日放送/2時間スペシャル)では、罪を犯した警察関係者を、「恥を知りなさい!!」と一喝しています。激昂シーンは他にも数多くあり、「まだわからないのですか!」「開き直るんじゃない!」といった名セリフを残しています。

5. 怒りが頂点に達すると顔がプルプルする

あまりに感情がたかぶると、顔がプルプル震えるのも右京の特徴のひとつ。事件の真相に愕然としたときや、恐ろしい事態が起こると察したときなどにもプルプルすることがありますが、やはり一番多いのが、激昂した際、つまり怒りとセットのパターン。例えば、シーズン1第11話「右京撃たれる 特命係15年目の真実」(2002年12月18日放送)。特命係誕生のきっかけとなった籠城事件で、当時警視庁公安部の参事官で現場指揮官だった小野田(岸部一徳)から強行突入の指示が出されますが、作戦参謀だった右京は人命優先を理由に指令を拒否。小野田から作戦参謀解任を言い渡され、あまりの怒りに顔を震わせます。右京が顔をプルプルさせるのは、少なくともこの当時からあったようです。

6. 相手の気持ちをくむことがあまりない

右京自身は自然に振る舞っているつもりでも、周囲からは「冷たい」「思いやりがない」「空気を読まない」と思われがちな右京。シーズン3第1話「双頭の悪魔」(2004年10月13日放送)では、異動命令を受けた薫(寺脇康文)に対する態度を、角田(山西惇)から「薄情だよな」「あんたのね、そのドライな態度が、亀山を傷つけたっつうの」と責められています。確かに、薫がサルウィンに旅だったシーズン7第9話「レベル4~後篇・薫最後の事件」(2008年12月17日放送)では、万感の思いで「お世話になりました!」と頭を下げた薫に、無言で手を差し出し握手を交わしただけでした。そして、右京が電話で薫に最後にかけた言葉は、「どうか、気をつけて行ってください。以上です」のみ。しかし、それは相手の気持ちをわかった上で、あえて感情を抑えているのか、単に不器用なだけなのか、本当のところは右京本人にしかわからないところです。

7. 友達が少ない

これは右京の独特な性格がもたらした結果と言った方がいいかもしませんが。プレシーズン第1話「刑事が警官を殺した?」(2000年6月3日放送/2時間スペシャル)では、たまきから「この人ね、お友達いないの」と言われていました。また、シーズン4第19話「ついてない女」(2006年3月1日放送)では、初対面の幸子(鈴木杏樹)から「お友達、少なくありません?」と問われ、「確かに多くはありませんねえ」と答えています。ただし、まったく人に受け入れられないということはなく、シーズン2第7話「消えた死体」(2003年11月26日放送)では、名曲喫茶で出会った多治見(若松武史)という男と意気投合し、彼が脅迫容疑で留置所に入れられた際には、「友より」というメッセージを添えて名盤レコードを差し入れていました。また、シーズン12第13話「右京さんの友達」(2014年1月22日放送)では、紅茶を通じて知り合った毒島(尾美としのり)に気に入られ、自宅にまで招かれています。そのラストシーンでは友達が少ないことを知ってか知らぬかはわかりませんが、毒島のことを「右京さんの友達です」と享に言われています。右京の言う通り、確かに多くはないものの、“友達ゼロ”というわけではなさそうです。

8. たまにイタズラをする

たまきから「四角四面(真面目で堅苦しい)」と評されたこともある右京ですが、お茶目な性格を時折垣間見せています。例えば、シーズン11第7話「幽霊屋敷」(2012年11月28日放送)では、幽霊が出ると噂の洋館に監視カメラの回収に来た享に、先に来ていた右京はあえて声を掛けず、背後に立って驚かせるという、意図的か否かわからないちょっとしたイタズラを仕掛けています。また、この連載の【第8回 頭脳明晰だけじゃない!驚くべき右京の9の能力!】でも取り上げましたが、シーズン11第18話「BIRTHDAY」(2013年3月13日放送)では、自分が誤って舐めたハンドクリームをそれとは伝えず享にも舐めさせるというイタズラを。このように多面性を持った性格も、右京の特徴のひとつと言えるでしょう。

9. オカルトに理解がある

シーズン3第19話「異形の寺」(2005年3月23日放送/90分スペシャル)で、イギリス留学中に幽霊スポットを訪ね歩いたことがあると自ら明かし、オカルト的なことに興味と理解があることを公言している右京。シーズン5第2話「スウィートホーム」(2006年10月18日放送)でも、薫(寺脇康文)が買った“幽霊屋敷”に興味津々。シーズン7第13話「超能力少年」(2009年1月28日放送)では、「僕、お化けと超能力は信じています」とはっきり口にしています。ただ、右京自身は幽霊を見たことがないようで、見たことがあるという人のことを、かなりうらやんでいるようです。

10. たまに違法捜査する

法令遵守が基本の右京ですが、正義を貫くためなら、時に法律スレスレの行動に出ることも。シーズン6第19話「黙示録」(2008年3月19日放送/2時間スペシャル)では、真犯人のアパートを強制捜査するために、強引な手段で家宅捜査令状を取りました。また、シーズン8第1話「カナリアの娘」(2009年10月14日放送/2時間スペシャル)では、当然のように数度の“不法侵入”を。さらに、容疑者の家で事情聴取中に「お手洗いを借りたい」と言って違う部屋を物色したり、デスクの引き出しやロッカーを開けて中を確認するなんてことは日常茶飯事。「相棒-劇場版II-」で、右京は小野田に「目的が手段を正当化するとは思えませんね」と言い、厳しく糾弾していますが、その一方で真実を追求する好奇心には勝てないというのもまた右京の性格なのかもしれません。
今夜9時放送の第13話「伊丹刑事の失職」では、これまでで最大の危機に瀕する伊丹に右京は手を差し伸べるのか? 刑事生命を掛けることになる伊丹の見せ場もタップリ! ぜひ、お見逃しなく!

相棒シーズン14
第13話「伊丹刑事の失職」
今夜9時!

<予告動画>

 

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コメント

真似しようにも真似できないものもありますね;;

season14♯16にて小学生時代の右京さんをチラッとでも知る事ができるなんて興味深々。周りに居たら絶対に可愛いと思う!

電卓、暗算、超早い。その時の右京さんほんと可愛い。

あと、臨床心理士なんではないでしょうか?

あたがいですねp(^-^)qくださいお願いいたします

BIRTHDAYで右京さんは女の子の幽霊を見ていますよ。その女の子がいなかったら事件そのものに気づけていません。
ちなみに異形の寺では「右京さんには幽霊を見る能力が欠落している」ということが事件が起きているという重要な決め手になったと思うのですが……。
細かいところが気になるのが僕の悪い癖。

たまには、右京さんが全くわからなくうらうらを行ってしまって、ダメダメな所を見せて貰い最後の最後にじぶんを考え直しやっと今までの自分が見えてくるようなものを作って欲しいです。反省する右京さんもそろそろ見たいです。

いつも楽しみにしてます。
この回はすぐに犯人が分かりました、

杉下右京さんのご両親は、どんな方なんだろう・・・
すごく知りたい!

右京さんは真犯人には激昂します。が、弱者にたいしてはうーんっと慈しむ。右京さんの正義って何か大きいもの感じます。

個人的には、右京さんが一番激昂していたのは「狙われた女」のラストだと思う。

BIRTHDAYで右京さんが甲斐君に舐めさせたのは湿布薬ではなく手作りハンドクリームでは?

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