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【第14回】一度は食べてみたい!? 飲んでみたい! 相棒で印象に残る10食!

投稿日:2015年11月25日 18:12

『相棒』にまつわる知識や情報をテーマに沿ってお届け!
発信するのは、相棒フリークを自認するグループ“相棒ラボ”。
オフィシャルスタッフではないファンならではの愛ある切り口で作品の魅力をお伝えします!

【第14回】
一度は食べてみたい!? 飲んでみたい! 相棒で印象に残る10食!

ときに事件の核心に迫る重要な鍵として、時にキャラクターの魅力を深めるコミカルな要素として、劇中に登場してきた数々の食べ物や飲み物。中にはちょっぴり腰が引けてしまうようなメニューもありますが、今回は『相棒』の世界を彩ってきた、印象的な料理の世界にご案内いたします!

1. 『相棒』の代表料理といえばコレ!“美和子スペシャル”

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『相棒』と料理の関係を語る上で絶対に外せないのが、シーズン5第13話「Wの悲喜劇」(2007年1月17日放送)で登場した亀山美和子(鈴木砂羽)によるオリジナル料理“美和子スペシャル”。大根、タコの足、厚揚げなど、おでんっぽい具材を、ピンクにも薄紫色にも見える謎の汁で煮込んだ衝撃のメニュー。薫(寺脇康文)は言葉を失い、右京(水谷豊)は「複雑怪奇な味」と表現し、たまき(益戸育江)でさえ「微妙」の一言を発するのがやっとだった問題作です。ところが、なぜか角田課長(山西惇)だけは「かなりうまいぞこりゃ」と味に太鼓判。最終的には、亀山家のホームパーティーに招待された右京、たまき、角田らが、バージョンアップした“美和子スペシャル5”を食べさせられるのでした。しかし、最初は否定的だった右京も、最後は「癖になる」とつぶやいていることから、好みによっては意外といける味なのかも!? そんな賛否両論から約1年、シーズン6第10話「寝台特急カシオペア殺人事件!上野~札幌1200kmを走る豪華密室!犯人はこの中にいる!!」(2008年1月1日放送/2時間半スペシャル)では、“美和子スペシャルお雑煮バージョン”が登場! 色は相変わらずショッキングですが、作った当人である美和子は、「あ~おいしい」と至福の笑顔を見せます。実際においしいのか微妙なのか、謎は深まるばかり。

2. 宮部たまきが腕によりをかけたお重は“たまきスペシャル”

上記エピソードと対を為すようなサブタイトルも話題になったシーズン6第17話「新・Wの悲喜劇」(2008年3月5日放送)では、花の里初代女将の宮部たまき(益戸育江)特製のお重“たまきスペシャル”が登場! こちらは、三段の重箱におせち料理を思わせる豪華な料理をぎっしり詰め込んだ逸品。足を負傷して自宅で療養中の美和子に栄養をつけてもらおうと、たまきが腕によりをかけて作ったというもの。美和子スペシャルとは対照的に(!?)、『相棒』史上もっとも豪華で美味しそうな料理と言っても過言ではないでしょう。

3. 月本幸子は入院患者に“残酷な!?”差し入れを

いっぽう、花の里二代目女将の幸子(鈴木杏樹)も、怪我人に重箱の差し入れをしたことがありますが、そこはやはり“おっちょこちょいな女”。シーズン11第9話「森の中」(2012年12月12日放送)で重傷を負い、記憶喪失に陥って入院中だった享(成宮寛貴)の見舞いに来た幸子が、「カイトさんがお好きなものばかりです」と三段の重箱を病室で広げます。しかし、ほぼ寝たきり状態の享が食べられるはずもなく、「俺、まだ食事が…」と断ると、「じゃあ、においだけでも」と美味しそうな香りを手でパタパタ仰いで嗅がせるという暴挙に。この時の享にとっては、さぞ迷惑で残酷な差し入れだったことでしょう。

4. 二代目女将は創作料理もお得意!?

行動にトンチンカンなところがある幸子ですが、料理の腕前は花の里の女将になる前からプロ級。幸子が二代目女将になる経緯を描いたシーズン10第12話「つきすぎている女」(2012年1月18日放送)では、外食チェーン社長の専任家政婦として働いているときに、何気なく作って出した料理が店の新メニューとして採用されるというまさかの出来事が起こります。この時の料理は一瞬しか映りませんでしたが、牛肉とにんじんやじゃがいもを煮込んだビーフシチュー的なものでした。幸子は、花の里で出す和食のみならず、洋食の腕もなかなかのもののようです。

5. 右京が作ったしょうが焼き定食のお味は?

普段の暮らしぶりがほとんど明かされていない右京ですが、シーズン13第9話「サイドストーリー」(2014年12月17日放送)では、料理の腕を披露する一幕が。女性介護士が殺害された事件の手掛かりを得るために、彼女が残したレシピを参考に“しょうが焼き定食”を再現した右京。膳に並べられたのは、しょうが焼きのほか、大根やにんじんなどの煮物、カブの漬物、油揚げの味噌汁など、実に美味しそうな家庭料理。試食した享と角田も、「うまい!」と大絶賛していました。ただ、右京は「レシピ通りに作っただけですがねぇ」と謙遜。その後、右京の料理を口にした寝たきりの老婦人・佳枝(丘みつ子)は、「レシピ通りに作って何でもうまくなるんなら料理人はいらないんだよ」と否定的な発言をしますが、それは事件の核心に迫るある事情があってのこと。ちゃんとしたレシピさえあれば、右京ならどんなに手の込んだ料理でも作れてしまいそう。ちなみに、シーズン4第18話「節約殺人」(2006年2月22日放送)では、リンゴの皮むきで見事な包丁さばきも見せています。

6. 一杯のカクテルが事件の謎を解く鍵に

料理ばかりではなく、お酒が物語を彩った回も。シーズン1第7話「殺しのカクテル」(2002年11月20日放送)では、サブタイトルにもあるようにカクテルが事件の謎を解くキーアイテムになります。飲食店経営者の男性の他殺体が発見され、捜査に乗り出した右京。被害者の男性は、経営不振の店の関係者と揉めていたという情報があり、捜査一課ではその線を追う方針を固めますが、右京だけはなぜか捜査対象から外された好調の店のバーテンダー・三好(蟹江敬三)に目を向けます。この事件に、「亡き夫との思い出のカクテルを飲みたい」とロンドンからやってきた、美和子(鈴木砂羽)の叔母・アキコ(草村礼子)が絡みます。鍵を握るのは、アキコが「少し塩気があって、ミントの味が爽やかで」と評し、その味の思い出だけを頼りに探すカクテル。ほろ苦い結末が余韻を残す、味わい深い初期の名エピソードです。

7. フランス語で“相棒”を意味する高級ワインも

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シーズン5第9話「殺人ワインセラー」(2006年12月6日放送)では、「PARTENAIRE(パルトネール)」という、『相棒』の世界だけに存在する架空の高級ワインが登場しました。フランス語で「相棒」の意。英語の「PARTNER(パートナー)」にあたります。産地はフランスのボルドー・ポムロール地区で、品種はメルローという設定。その中でも1986年もののパルトネールは大当たりの年で、最高級ビンテージ。同じパルとネールでも1987年もの(写真)が何十本も買えるお値段。その味は、ワイン評論家でソムリエの藤巻(佐野史郎)曰く「ベルベットな口当たりで、上質のトリュフの香り」なのだとか。最後に「おいしいー、これは本当においしー」と言っていた藤巻の表情がとても印象的でした。ワインに関するうんちくもふんだんに盛り込まれている洗練された一作です。
また、このパルトネールは、『相棒-劇場版II-』にも登場します。剣道の稽古で大河内(神保悟志)を負かした尊(及川光博)がプレゼントしてもらうという設定で出てくるのですが、尊が受け取った直後にエレベーター内で警視庁人質籠城事件の関係者である朝比奈圭子(小西真奈美)と八重樫哲也(小澤征悦)が揉めているところに遭遇し、ワインボトルを落として割ってしまうという悲劇が。シーズン8第19話「神の憂鬱」(2010年3月10日放送/2時間スペシャル)でもパルトネールがチラリと登場。尊と大河内行きつけのワインバーにもパルトネールは置いてあるようで、尊が「パルトネールありますよ。結構安いし」と大河内に薦めるという一幕が描かれました。

8. ときには料理そのものが凶器に!?

美味しそうな料理や飲み物を続けて紹介してきましたが、『相棒』の世界では、そんな絶品料理そのものが事件の凶器として使われたことも。シーズン2第3話「殺人晩餐会」(2003年10月29日放送)の舞台は、大雨による土砂崩れで孤立した山奥のオーベルジュ(宿泊できるレストラン)。客として訪れていた右京や薫は、そこで不可解な殺人事件に遭遇します。生け花の次期家元をめぐって争っている4人の男女の内の1人が、刺殺体で発見される事件が発生。犯人はオーベルジュ内の誰かであることは間違いないものの、肝心の凶器が見つかりません。右京は、意外にも鋭い薫の味覚をヒントに、驚くべき真実を解き明かしていきます。“嵐の山荘もの”としても見応えのあるエピソードで、12年前の作品ながら相棒ファンのみなさんからは今なお人気の高い作品のひとつです。
また、この料理はホテル椿山荘東京で開催された体感捜査イベント「相棒 解(kai)」でも振る舞われました。

9. 花の里では陣川のための失恋記念料理(!?)が定番に

毎回のように失恋しては花の里で酔っ払ってくだを巻く陣川(原田龍二)ですが、その傷ついた心に塩を塗るような料理が出されるのも、もはやお約束のひとつ。シーズン9第5話「運命の女性」(2010年11月24日放送)では、イタリア料理店で働く奈緒(京野ことみ)にふられて落ち込む陣川(原田龍二)に追い打ちを掛けるかのごとく、たまきが花の里で普段は出てこない和風ピザをあえて出します。また、シーズン10第17話「陣川、父親になる」(2012年2月29日放送)では、妊婦の由香利(松本莉緒)にふられた陣川に対して、今度は幸子が“子持ちシシャモ”を出します。たまきと幸子は詳しい事情を知らないだけで、決して悪気はないのですが、陣川は毎回ダメージを受け、ますます落ち込むというお約束が笑いを誘います。

10. 片山雛子(木村佳乃)はチョコレートが大好物

シーズン13第18話「苦い水」(2015年3月11日放送)では、チョコレートが事件解決の鍵を握っていました。遺体で発見された左官工・饗庭(伊嵜充則)は、検死の結果、チョコレートに付着していたアーモンドの粉によるアナフィラキシーショック(急激なアレルギー反応)で死亡したことが分かります。その遺体の第一発見者が、女性初の総理大臣になるとも噂されている片山雛子。実は雛子はチョコレートが大好きで、政務の合間に一人で専門店に足を運び、リフレッシュしているという意外な一面が明らかに。そして、右京と雛子の息詰まる駆け引きが、チョコレートを挟んで繰り広げられました。ちなみに、サブタイトルの「苦い水」は、劇中で右京がうんちくを傾けていた通り、チョコレートの語源といわれるメキシコ原住民の「ショコラトール=苦い水」からきています。

今回は、料理やお酒をテーマにおおくりしましたが、今夜9時からの相棒 第6話「はつ恋」はワイン片手にみなさんの初恋を思い出しながらご覧になるのもいいかもしれませんね。

 

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コメント

相棒ラボ様

この情報、面白い!(*^^*)

小野田さんと右京さんが一緒に食べてる料理はいつも美味しそう、今度はそれを是非特集してください!

個人的にはシーズン1の最後に右京さんと亀山君と官房長ら3人でラーメンを食べるシーンが好きです

面白かったです。ありがとうございます❗️また、たのしみにしています。唯一日本ドラマを見ています。

美和子スペシャルは、食べてみたいです。

懐かしく拝見しました!!幸子さんの生ハムやカクテルベストパートナー、パルトネールのシーン思い出します!!杉下さんと神戸さんのお互いの生ハムとチーズを欲しがるシーンも印象に残っています!!

美和子スペシャル久しぶりに見ました(笑)
面白すぎます!

やっぱり楽しいですね♪相棒♪

一つ一つ料理にも笑いありますね♪

チョコレートといえば、右京さんが元「超能力少年」に出したオレンジピールみたいなやつもありましたね。

やっぱり片山議院はチョコ大好きですよね

せっかくカイト君料理男子設定有ったんだから「サイドストーリー」のレシピに違和感を持ったり料理を作ったりするのをカイト君にすればもう少し活躍できたのに…。

幸子さんは普段は料理上手ですが何と言っても「生ハム茹でちゃった事件」の衝撃は忘れられません…。

レシピを教えて欲しいなぁ~(*^o^)/\(^-^*)。

みわこスペシャル!!懐かしいです!!

ワインはぜひ実物を商品化してほしい…

尊くんと大河内さんと言えばやはりパルトネール…実在するワインなのかと思って検索してしまいました。本当にあったら良いのになあ。飲んでみたい。

すべて、見たし、お料理もそれそれと思わず、叫んでしまうものばかりエントリーされてました。私は、自然食品のレストランで出されたメニューの中のお料理を食べてみたいです。

ベストパートナー
梅干しとジン・・・
飲んでみたいですねぇ。
あと、イカの火の通りのあまさで違和感に気付くかおるちゃん凄かったですね。

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