岡山・備前市
~食べると幸せ!港町のピザ店~
舞台は岡山県備前市。「海のそばで新たな人生を始めたい」と、東京から移住した小島 昇さん(54歳)と妻の希さん(53歳)が主人公です。
東京都に生まれ育った昇さんは広告写真の加工などを行う会社に就職。大阪府出身でカメラマンとして活動する希さんと知り合い、同じ趣味のオートバイで意気投合し、37歳で結婚します。深夜作業など仕事は不定期で忙しく、ハードな日々が続いた昇さん。精神的につらいこともあったといいます。そんな中、休みの日はツーリングでリフレッシュ。この頃から「いつか景色のいい所に住みたい」と漠然と移住を考え始めました。瀬戸内海の島々を舞台に3年ごとに開催される一大アートイベント「瀬戸内国際芸術祭」が大好きなお2人。通うごとに「移住するなら瀬戸内海!」そう思うようになります。そんな中、ピザ店巡りが趣味だった昇さんは自分でピザを作ってみることに。材料はシンプルゆえに奥が深いピザ作りの魅力にどんどんのめり込んでいきました。その頃、勤務先が早期退職者を募集。昇さんは48歳で会社を辞めます。ピザ店を開くために“海辺の町”を探し始めたご夫婦は、瀬戸内海に浮かぶ牡蠣筏の美しい景色に心奪われ、東京から備前市に移住しました。そして念願の海のそばに空き店舗を見つけ2カ月かけて改修。2022年『海とピッツア』をオープンしました。美しい風景が広がる港町に移住し、“食べると幸せになる”ピザ店を開いた、昇さんと希さん。ご夫婦を応援する地元の方や素敵な仲間たちとの温かい交流を紹介します。
昇さんがこだわっているのは生地作り。小麦粉の旨味や風味を生かし、“食べると幸せになる”ピザを目指します。薪窯で400度以上の高温でカリッと焼くイタリアピザの定番・マルゲリータはもちろん、地産地消の牡蠣のピッツアやアサリのピッツアも評判です。そして食後は希さんの淹れる自家焙煎コーヒーと手作りのドルチェでもてなしています。
この日、サラダピッツァに欠かせないベビーリーフの仕入れ。「門積農園」では、現在8種類のベビーリーフを育てており、土作りにこだわる門積良幸さんの野菜に昇さんは惚れ込んでいます。味の濃さとシャキシャキ感、そんなベビーリーフのサラダピッツアにはファンが多いんです。食べにくさナンバーワン!でもクセになる美味しさです。
休日のこの日、久しぶりにバイクでツーリング。愛車と共に潮風を感じ、ご夫婦はお気に入りの場所を目指します。辿り着いたのは、頭島にある「外輪海水浴場」。ご夫婦にとってバイクは、仲良くなったきっかけで大切な存在です。店が忙しいのでなかなか難しいですが「もっとバイクに乗りたい」というのが希さんの希望です。
余った美味しい生地でパン作り。チーズと玉ねぎをたっぷり包みます。焼きたてパンを持ってご夫婦は、恩人が営む地元の人たちの憩いの場『ステラカフェ』に向かいました。オーナーの磯本正人さんと妻の夢さんは地元に移住した人たちを応援しています。昇さんも「実はピザ屋をやりたい」と正人さんに相談し、手助けしてもらいました。挑戦する人に優しい地域の人たちです。

海とピッツァ
主人公小島さんご夫婦が営むピッツェリア。
営業時間:午前11時~午後3時
午後5時~8時(土日のみ)
定休日:水・木・金曜
※詳細はHPをご確認ください
マルゲリータ 1,540円
生ハムとベビーリーフのサラダピッツァ 2,420円
※アサリのピッツァは今季終了しました



