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2026年4月4日卯月の壱

鹿児島・指宿市
~ひなたぼっこで和む料理店~

今回の舞台は鹿児島県指宿市。40年越しの夢を実現し、自分の料理店を開いた東川善久さん(59歳)と、妻の明美さん(58歳)が主人公です。
鹿児島県指宿市(旧開聞町)出身の善久さん。実家が飲食店だったことから高校卒業後、大阪の調理師学校に進学します。いずれ自分の店を持ちたい、そんな思いで卒業後は大阪などで修業。しかし、都会の喧騒に疲れ果てた善久さん。自分のお店を持つ夢は心の奥に仕舞いこみ24歳で帰郷、地元の国民宿舎などで調理担当として働き始めました。その頃、再会したのが中学校の後輩だった明美さん。1年後に2人は結婚し、3人の男の子が生まれます。ところが、善久さんは土日も出勤するなど仕事が忙しく、子どもたちと過ごす時間はほとんどありませんでした。それでも好きで選んだ料理の道、家族のために歯を食いしばって働きました。48歳の時、事務職への人事異動が決まり、唯一のよりどころだった“料理の道”も閉ざされることに。そんな中、ふるさとの風景が思い出させてくれたのは、「自分の料理店を持つ」という若き日の夢でした。明美さんの賛同もあり、善久さんは57歳で早期退職。空き家だった築100年の叔母の家を借りて、去年1月『Bokko ひなた』をオープンしました。開聞岳を望む古民家料理店で40年越しの夢を叶えた善久さんと、支える妻の明美さん。お二を応援する素敵な家族と仲間たちとの交流を紹介します。

『Bokko ひなた』はランチのみの営業で、善久さんが腕を振るう「ひなた御膳」は、メイン料理を3種類から選べます。鹿児島のソウルフード「豚の軟骨の味噌煮」、脂の乗った「ブリカマの塩焼き」、そして「鶏の味噌焼き」。そのほか御膳には、カツオのたたきなど、地元の旬の食材を使った手作りのお惣菜が並びどれも絶品です。

お食事のあとは、デザートに「かぼちゃプリン」をどうぞ!蒸したかぼちゃに生クリームや、砂糖・卵を入れて蒸しあげたプリン。さつまいものレモン煮が乗っています。この日、
善久さんの高校の同級生で、同じ吹奏楽部だった上野明美さんが食べに来てくれました。
2人が結ばれたことにびっくりしたと言います。この4月で結婚34年、おめでとうございます!

この日、ご夫婦は小学生時代の同級生、川畑和成さんの畑にいました。今回、善久さんは川畑さんのグリーンピースを使って新作デザートを作るそうです。 新鮮でおいしいと評判のグリーンピース。川畑さんは「後で “美味しかった”と言ってもらえればそれが一番嬉しい。」と言います。お孫ちゃんの大好物のグリーンピースでデザートを作ろうと考えた善久さん。美味しいデザートを作って「じぃじ、おいしい!」と言ってもらいたいですね!

夕飯の時間。3人の息子たちと孫4人!家族大集合です。みんなで囲む食卓は、善久さんにとって最高の時間。今夜のメインは唐揚げ。国民宿舎で働いていた忙しい日々の中で、善久さんが子どもたちのために作っていた思い出の味です。当時、帰宅は深夜で土日も仕事、そんな中でも子どもたちのために精一杯のことをしていた善久さん。その思いは、しっかり息子さんたちに伝わっていました。「頑張ってよかった…」今そう言えることの幸せを噛みしめる善久さんと支える明美さん。これからも気負わず、ひなたぼっこのような温かい人生を、楽しんでください! 応援しています!

楽園通信

Bokko ひなた

主人公の東川さんご夫婦が営む古民家料理店。]

営業時間: 午前11時半~午後2時半
定休日:日曜
※詳細はHPをご確認ください

ひなた御膳(豚なん骨の味噌煮) 1,950円
(ブリかまの塩焼き) 1,900円
かぼちゃプリン 350円