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2026年2月14日如月の壱

石川・加賀市橋立町編
~北前船の歴史味わう カフェと宿~

舞台は石川県加賀市橋立町。およそ200年前に栄えた北前船の船主集落に惚れ込み、カフェと宿を開いた平塚 覚さん(58歳)と妻の久美さん(61歳)が主人公です。宮城県出身の覚さん。幼い頃から歴史好きだったことから、大学では歴史を学び社会科の教師を目指します。しかし、東京で教師になる夢は果たせず、都内のタイヤメーカーに就職。28歳の時、友人を通して石川県出身の久美さんに出会いました。その後、39歳で自動車教習所の講師に転職し、久美さんと結婚。定年まで教習所の仕事を全うするつもりでした。ところが6年前、その考え方を変える転機が…。「コロナ禍で1カ月以上、自宅待機になった時、このまま定年を迎えて幸せになれるのか」と感じたといいます。「東京を離れ、歴史を身近に感じられる場所で何か新しいことをはじめたい!」かつて、社会科の教師を目指していた覚さんはそう強く思い、久美さんも大賛成。そこから2人は伝統的な街並みが残る場所を探し、全国各地を回ることに。そして4年前、ついに、橋立町で売りに出された北前船の元船主・久保彦兵衛の分家の屋敷に出会います。200坪の敷地に母屋と小屋、蔵が並ぶ建物に一目惚れしたお2人は、2022年、橋立町に移住。町の歴史や文化、人々の暮らしを調べるうちに、「歴史ある橋立の町をもっと多くの人に知ってもらいたい!みんなが集まれる飲食店を作ろう!」と思い立ちます。そして自宅の小屋をリフォームし、『Cafe彦兵衛』をオープンしました。さらに去年2月には、町にもっと多くのお客様を呼んで、歴史と地元の美味しい食材を味わってもらいたいと『プチホテル彦兵衛』もオープンしました。そんな2人は、観光客に北前船の歴史を知ってもらおうと、町のウォーキングマップを作成したり、時には自ら観光案内をするなど、カフェと宿を通して町を元気にしたいと奮闘しています。
かつて北前船の寄港地として栄えた橋立町の魅力を伝える、覚さんと久美さん。そして移住したご夫婦の思いを応援し、支える地域の方々との交流を紹介します。

『Cafe彦兵衛』の看板メニューは橋立のシンボル“北前船”にちなんで考えた、オリジナルの「橋立ラーメン」。北海道から大阪に運ばれた昆布の出汁が味の決め手!久美さんが担当するのは、加賀野菜「五郎島金時」を使ったスイーツです。移住した頃からなにかと目をかけてくれていた常連の中田さんに、石焼き芋の作り方を教えてもらいました。地元の方にも応援されているお2人です。

ご夫婦は、観光客に北前船の船主集落であった橋立町の歴史を知ってもらおうと、町のウォーキングマップを作りました。かつて社会科の先生を目指していた覚さん。カフェのお客様を相手に、夢見た歴史の先生になって町を案内しました。北前船で運ばれた笏谷石(しゃくたにいし)や、船板を外壁に使った建物などが残る町並みを丁寧に説明し、お客様も大満足のツアーになりました。

お休みの日。カフェから車でおよそ30分の「山中温泉」を訪れました。実はここ、お2人にとっては思い出の場所。移住後、自宅のリフォームに時間がかかり、お風呂のない生活を送っていたため、約2年間、毎日のように通ったんだとか。当時を振り返り、「大変だったけど絆がより深まった」と話します。お湯につかれば初心に戻る、思い出の地です。

『プチホテル彦兵衛』に、設計を担当してくれた建築士の木戸口さんご夫婦がやって来ました。「北陸といえばカニ!」ということで、夕食はズワイガニのコース料理です。地魚のお刺身と、橋立港に揚がったズワイガニを、オスとメス一杯ずつ!贅沢にこれで一人前のセットです。木戸口さんは、平塚さん夫妻を「いろんなことに一生懸命で応援したくなる人」だといいます。これからも町の魅力を伝えながら、心豊かな生活を送ってくださいね。

楽園通信

北前船の里資料館

北前船に関する貴重な資料を展示しています。
詳細はHPをご確認ください。

電話 0761-75-1250
開館時間 午前9時~午後5時
※入館は午後4時30分まで
年中無休

楽園通信

Cafe彦兵衛

平塚さんご夫婦が営むカフェ。
こだわりのコーヒーや橋立ラーメン、石焼き芋が人気です。

営業:午前11時30分~午後3時30分
不定休

橋立ラーメン1100円
さつまいものブリュレ(ドリンク付)1320円

楽園通信

プチホテル彦兵衛

平塚さんご夫婦が営むプチホテル。
最大7人まで宿泊できます。
併設ビストロでは、ランチ・ディナーのみのご予約も可能です。
詳細は予約サイトをご確認ください。