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2026年1月24日睦月の参

秋田・五城目町
~母の漬け物 笑顔のがっこ食堂~

今回の舞台は、秋田県五城目町。母の漬物を看板メニューにして食堂を始めた佐藤香織さん(52歳)が主人公です。
五城目町で生まれ育ち、両親が会社員で共働きをする中、子どもの頃から祖母が作る漬物に親しんできた香織さん。祖母が友人たちを招き、“がっこ”と呼ばれる漬物を囲んでお茶を飲みながらおしゃべりする「がっこちゃっこ」の輪に、加わっていました。短大卒業後は、福祉施設で生活相談員として働きます。32歳の時に同じ福祉施設に務めていた卓生さんと結婚し、2人の息子を出産し育てあげました。一方、もう一人の主人公・母のミネ子さんは、家族に受け継がれてきた漬物の味を守り続け、周囲から“漬物上手”と評されてきました。会社を定年退職後は、五城目町の朝市で漬物を販売し、その味は多くの人に愛されてきました。しかし5年前、食品衛生法の改正により、加工所がなければ漬物の販売ができなくなり、ミネ子さんの「がっこ作り」に危機が訪れます。「このままでは、母の漬物が食べられなくなり、朝市から“がっこ”の店が消えてしまう」。そう考えた香織さんは一念発起。知り合いの実家を購入し店舗に改装します。厨房の奥にはミネ子さんの漬物加工所も設け、2024年に食堂『GaccoChacco処、道』をオープンしました。母・ミネ子さんが受け継いだ漬物の味、そして朝市の伝統を守ろうと、笑顔あふれる食堂を開いた香織さん。その奮闘ぶりと、家族や仲間との温かな交流を紹介します。

お店の看板メニューは「今日の定食」。肉や魚料理がメインと思いきや、主役は母・ミネ子さんの作った「お漬物」。およそ50種類を提供し、例えば3人連れのお客さんなら食べ比べができるよう、3種類を用意しています。漬物を通じて楽しい時間を過ごす「がっこちゃっこ」の想いが込められているんですね。

ミネ子さんのがっこで大好評なのが「なた漬け」。秋田の伝統的な大根の漬物です。なた漬けの「なた」とは、薪を割ったり枝を切るのに使う道具のこと。包丁ではなく、なたで切るので「なた漬け」です。ミネ子さんは「なたで切るとヒビが入り、ヒビが麹の味を吸い込んで、いい味付けになる」と語ります。もち米と麹、塩で一晩漬ければ、大根の歯ごたえはそのままに麹の甘味がしみこんだ、「なた漬け」が完成します。ミネ子さんの漬物はみんなに愛されています!

朝市当日、ミネ子さんは慣れた手つきで店の設営を始めます。この日は、月に2度ほど開催される「ごじょうめ朝市plus+」。通常の朝市よりも大規模でにぎわいも一段と増します。今回の朝市に向けて、ミネ子さんが用意したのは、新作の「カリフラワーのがっこ」。自慢の漬け物がずらりと並びました。この日は40軒ほどが出店。ミネ子さんのお店にお客さんが続々と集まってきます。新作のがっこは早々に売り切れ!大成功でした。

食堂を交流の場としても使っていこうと考えている香織さん。今日は、「飾り巻き寿司」の体験教室です。様々な具材を重ねることで、切った時、断面に絵が現れる「飾り巻き寿司」。包丁を入れると姿を見せたのは、今年の干支・ウマでした。体験が終わると、みんなで漬物を囲んでがっこちゃっこ。「がっこ」が人をつなぎ、人情を育んできた「がっこちゃっこ」の習慣が、今もこの場所に息づいています。香織さん、ミネ子さん、これからも、がっこ作りに朝市、食堂と2人で盛り上げていってください!応援しています!

楽園通信

GaccoChacco処、道

主人公の佐藤香織さんが営む漬物が主役の食堂。

営業時間 午前10時〜午後3時
定休日 木曜
※詳しくはSNSをご確認ください

今日の定食 900円
がっこ各種 250円~

楽園通信

ごじょうめ朝市plus+

主人公のミネ子さんが漬物を売っている朝市。

次回開催日:2月22日(日)
※詳しくはHPをご確認ください