京都・宮津市
~みんなを結ぶ おにぎりカフェ~

舞台は京都府宮津市。移住した場所のお米にほれ込んで、おにぎりカフェを開いた寺田亜由美さん(44歳)と俊介さん(40歳)が主人公です。
大阪府出身の亜由美さん。幼いころ、祖父母の暮らす田舎で過ごした思い出が今の暮らしの原点です。調理の専門学校に通い、飲食店などに勤めたあと、転職した会社で俊介さんと出会い結婚。ほどなくして震災後の福島県に転勤すると、地域が人手不足などの課題を抱えている現状を目の当たりにし、俊介さんは地域振興の仕事をしたいと考えるように。田舎暮らしに憧れていた亜由美さんも大賛成。大阪から近い京都府宮津市の「地域おこし協力隊」に夫婦で参加し、移住しました。その後、上宮津地区での暮らしが始まると、玄関に沢山の野菜が届いてあったり、知らぬ間に雪かきをしてくれたりと、地域の方々の温かさに触れました。そんな中、稲刈りを手伝ったときに、地元のお米の美味しさを知り感激したお2人。日頃から、何か地域に恩返しがしたいと考えていたことから、上宮津のお米をPRできる「おにぎりカフェ」の開店を目指すことに。地域の人たちの応援もあり、2020年2月に『おにぎりとおやつ musubi(むすび)』をオープンしました。
自慢のランチは「選べるおむすびと旬菜のせいろ蒸し」。その時期の旬な野菜や魚を中心とした食材を10種類ほど取り入れ、おにぎりは塩・梅・鮭・玄米の中から2種類選べます。用意された野菜のほとんどは地元で獲れたものを使用しています。
また、カフェは亜由美さんにまかせ、俊介さんは移住体験施設の管理や農業イベントの企画など、地域振興に関する仕事を手掛けています。
“温かく迎え入れてくれた地域に恩返しがしたい”と奮闘する、亜由美さんと俊介さん。その暮らしぶりと、地元の仲間たちとの交流をご紹介します。



ランチメニューは色とりどりの野菜のせいろ蒸しに相性抜群のふんわりおにぎり。自家製ドレッシングで、野菜本来のおいしさを味わってください。さらに、もう一つの看板メニューがおやつ。今日は、手作りラムレーズンが入った米粉のマフィンです。



大阪から移住してきた2人を温かく支えてくれた恩人たちがやってきました。移住したお2人が嬉しかったのは、地元の皆さんが故郷の良さを再発見してくれたことです。そしてもう1つは、移住した後に新しい家族が増えたこと。“昭和のわんぱく少年”だった地域の先輩たちに、田舎の遊びを教わる長男・一翔くん。上宮津地区は、大きな家族です。



この日は俊介さんが手伝っている、毎年恒例のイベント「玉ねぎの収穫体験」です。市の内外から参加者が収穫を楽しみ、イベントは大成功。お昼は亜由美さんが、玉ねぎを使ったおにぎりランチを用意しました。いつもと違うおにぎりを、みんなで美味しくいただきました。


上宮津を盛り上げようと、町の皆さんの思いが結集し42回をむかえた駅伝大会。俊介さんはスタッフとして参加し、一翔くんは選手として出場します。地域の仲間たちが、田植えの終わった里を駆け抜け、上宮津への思いをタスキで未来につなげます。




天橋立観光協会
天橋立や天橋立観光船に関するお問い合わせはこちらまで。
詳細はSNSをご確認ください。
電話番号:0772-22-8030
営業時間:午前9時~午後6時
年中無休



上宮津 ゲストハウス(移住体験施設)
移住体験できるゲストハウスです。
詳細はSNSをご確認ください。
電話番号:090-8411-5766(カミヤヅラボ)
お問い合わせ可能時間:午前10時~午後5時




おにぎりとおやつ musubi
亜由美さんが営むカフェ。
完全予約制です。
ご来店の際は予めご予約いただきますようお願い致します。
詳細はSNSをご確認ください。
電話番号:090-6551-5766
営業時間;月~金曜
午前11時30分~午後3時(ラストオーダー午後2時30分)
※完全予約制
お問い合わせ可能時間:午後1時30分~午後3時