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2024年6月1日水無月の壱

千葉・習志野市
~笑顔の花咲く 家族のカフェ~

舞台は千葉県習志野市。ちょっぴり辛かった人生を笑顔いっぱいに変えたいと、家族でカフェを始めた石﨑潤子さん(63歳)と夫の宏さん(66歳)が主人公です。
東京都出身の潤子さんは、体の弱かった母に代わり、中学の頃から家事を任されていました。学生時代にバイト先で出会った宏さんと22歳で結婚。40代を迎える少し前から両親の介護などが重なり、笑顔を無くした時期を過ごしました。そんな時、宏さんは「お花を見に行こう」と潤子さんを誘い、元気づけたそうです。50代半ばを過ぎ、両親の介護を終えた潤子さんは、自分の人生を見つめ直し“これからは笑って生きていこう!”と考えるように。思いついたのは、10代の頃から作り続けてきた料理の腕をいかしたお店を開くことでした。料理教室の講師をしていた長女の千晴さんも加わり、2022年7月に“コッペパン”と“おうちごはん”と“お総菜”の店『笑心(わらころ)』をオープンしました。
辛い日々を乗り越え、心から笑える人生を歩もうと、カフェを開いた潤子さんご家族。笑顔いっぱいの『笑心』に集まる地域の人との温かい交流を紹介します。

『笑心』では、懐かしの母の味を感じる「肉じゃが」や「とり天」などのお総菜が大人気です。また千晴さんの作るこだわりコッペパンは、ふすま粉に米粉を配合し、低糖質でモチモチの食感。おやつにぴったりな「あんバター」や潤子さんの作るお総菜との相性も抜群。3種類から選べるサラダが付いた定食も大好評です。

お店の定休日。夫婦で向かったのは、佐倉市の「佐倉ふるさと広場」。約100種70万本のチューリップがお2人を出迎えてくれました。ここではお花を購入し、持ち帰ることもできます。これまでの結婚生活の中で、辛いことや悲しいことがあった時には、いつもお花を見に出かけていたお2人。この日の思い出も、結婚40周年の記念になりました。

出張販売やテイクアウト、デリバリーにも力を入れている『笑心』。この日は、地元企業の敷地内で開かれたお花見会に出店します。千晴さんの夫・尚さんが休暇をとって駆け付けてくれました。注文を受けてからその場で揚げる「あげパン」は、定番のきなこ味に加え、変わり種のカレー味も。家族の結束で、用意した200個の揚げパンは3時間で完売となりました!

お花見会出店のあと、結婚40周年のお祝いで、家族が集まりました。潤子さんの愛情こもった手料理もテーブルに並びます。お孫さんからは似顔絵とメッセージのプレゼント。改めて家族の絆を感じる一日でした。

楽園通信

笑心

潤子さんご家族が営むお店です。
コッペパンやおうちごはん、お総菜を店内とテイクアウト、デリバリーで提供しています。
詳しくはお店のSNSをご確認ください。
お店専用の駐車場がないため、お車でお越しの際はコインパーキング等をご利用ください。

電話番号:047-406-5753

営業時間:午前11時~午後3時
     午後5時~午後9時(ラストオーダー午後8時30分)
定休日:木・日曜