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2023年11月25日霜月の肆

山梨・北杜市
~新婚さんの甘いリンゴ園~

今回の舞台は山梨県北杜市。八ヶ岳を望む畑でリンゴ栽培をしている新婚夫婦、下郡 浩さん(45歳)と支える妻・愛さん(41歳)が主人公です。
東京都新宿区で生まれ育った浩さん。都内のセキュリティー会社などで営業を担当していましたが、30代半ば体調を崩し退職。気晴らしにと都会を離れ、茨城県の友人宅で農作業を手伝いました。その体験から「自然の中で土と向き合う仕事をしたい」と農家になる夢を持ち、農業を学ぼうと北杜市に移住しました。そこで、その後の人生を変える、北杜市・津金地域産のリンゴ「サンふじ」に出会います。初めて食べた「サンふじ」の美味しさに衝撃を受けた浩さんは、「もっと多くの人にこの味を伝えたい!」と、県の新規就農制度を活用しリンゴ農家で2年間栽培を学びました。そして、2020年4月、リンゴ農家として独り立ちしたのです。
妻・愛さんとの出会いは去年8月。きっかけは「婚活アプリ」でした。自然に触れることが2人とも大好きで趣味などの共通点も多く、2度のデートで意気投合。初デートから4ヶ月で婚姻届けを出し、今年10月、待ちに待った挙式の日を迎えました。
番組では2人の挙式までの日々に密着。リンゴを栽培しながら新たな夢の実現に向け頑張る2人と、支えてくれる仲間、地域の人たちとの交流を紹介します。

秋晴れのもとジョナゴールドの収穫です。愛さんはリンゴの収穫、初体験です。「できるかな?」と心配ぎみの愛さんに、「リンゴをそのまま引っ張らずに手首を返す感じ」と優しく教える浩さん。夫婦で初めての収穫、嬉しいですね。

リンゴ栽培をイチから教えてくれた師匠の松本宏司さんの元を訪ねました。松本さんも11年前脱サラし、神奈川県から移住し農家になりました。リンゴの他、お米や栗も育てています。松本さんが収穫仕立ての“早生ふじ”を味見させてくれました。「美味しい!師匠が育てたリンゴの味を目標に、もっと頑張ろう」と決意を新たにする浩さんです。

20代30代の子育て世代の移住者が増えている北杜市。浩さんと愛さんが暮らす津金地域にも、移住後カフェを開いた百木さん夫婦が暮らしています。百木さんのカフェでは、津金のリンゴを使ったドリンクや季節限定販売のアップルパイが人気です。移住者仲間が手を組み地域を盛り上げています。素晴らしいです。

浩さんと愛さんの挙式日。清里高原の披露宴会場には、たくさんの人がお祝いに来てくれました。浩さんはQueenの「I Was Born To Love You」を歌いながら入場です。会場は大盛り上がり!お2人のご両親も大喜びです。浩さん、愛さん、本当におめでとうございます!末永くお幸せに!