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2023年6月10日水無月の弐

群馬・高崎市
~楽しい農業 家族のカフェ~

舞台は群馬県高崎市。家族で『柴崎農園』を営みながら、新鮮野菜が自慢の直売所兼カフェ『cafe&marche nofu(カフェ&マルシェ ノーフ)』を開いた小林郁子さん(43歳)が主人公です。
群馬県高崎市に生まれた郁子さん。高校卒業後、携帯電話の販売などの仕事に携わっていました。両親が農家となり、朝から晩まで働く姿を間近で見るようになった郁子さんは、少しでも助けになればと畑仕事を手伝うように。すると、徐々に農業の面白さを感じ始めていきました。結婚し母となった頃、“農業の未来”が気になり始めた郁子さんは「野菜の直売と、新鮮野菜を使った料理を提供する店を開こう」と思い立ちます。それから調理師学校に入学し、役所に通いつめ、さらに銀行の融資を受けるため事業計画書を作成。開店の準備を着々と進め、去年10月『cafe&marche nofu』をオープンしました。
“マルシェ”とは“市場”の意味。郁子さんの家族や近隣の農家さんが育てた野菜が店内に並びます。『cafe&marche nofu』のメインディッシュはサラダ。大きなお皿にサニーレタス、ケール、アスパラなど10種類以上の野菜が盛られ、ランチのお客様1人に一皿提供されています。オリーブオイルやビネガーなどで味つけされたこの『ノーフサラダ』を求めて店は連日大盛況。お好みでミニトマトのドレッシングをかけていただけます。
“楽しみながらできる農業”を目指して、野菜作りとカフェ経営に邁進中の郁子さんと、それを支える家族や地域の方々との交流を紹介します。

『nofu』のメインディッシュはサラダ。毎朝、畑で摘んだ野菜10種類以上が盛られています。そして、この日のランチは、自家製トマトのミートソースと特製カレー。カレーにはスチームオーブンで焼いた新鮮野菜が盛り付けされています。

この日は、子どもたちと畑でテントウムシを探します。テントウムシは、野菜に害を与えるアブラムシの天敵。ハウスに放すと、アブラムシを駆除してくれます。虫捕りのリーダーは甥の悠吏くん。頑張ったご褒美のイチゴを食べて「あま~い!」と大喜びでした。

郁子さんの両親が34年前に開いた『柴崎農園』では、ナスやトマト、キュウリなどを育てています。育てる品種の基準は自分たちが“美味しい”と思えるもの。家族が愛情こめて育てた野菜は毎日『nofu』の店頭に並びます。

郁子さんは地元の仲間たちの加工品を積極的にPRしています。この日、訪ねたのは『nofu』で大人気の、手作りこんにゃくを作る小林由喜子さん。加工場でこんにゃく作りを教えていただきます。できあがったこんにゃくはプリップリ! みんなで力を合わせて、地域を盛り上げています。

楽園通信

cafe&marche nofu

郁子さんご家族が営む、野菜直売所兼カフェ。ランチにつく大盛のサラダは1人一皿。サニーレタスなど10種類以上の野菜が盛られています。

営業時間 午前11時~午後5時
定休日 日曜日
電話:027-335-8207
ごはんランチセット 1,800円(平日限定)