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2023年5月6日皐月の壱

新潟・新潟市
~笑顔の輪つなぐ 親友カフェ~

新潟市で地域の輪を広げたいと、4年前に『カフェ まる。』を開いた眞柄貴子さん(61歳)と井筒佳子さん(73歳)が主人公です。
新潟市出身の貴子さんは、22歳の時スキーで意気投合した孝さんと結婚。子育てをしながら家計を支えるために、新聞配達を始めました。この時、同じく新聞配達をしていたのが佳子さんでした。10歳ほど年の離れたお2人は「姉と妹」みたいな関係となり、一緒に料理教室に通うなど、お互いを親友と思える仲になっていきました。ところが、貴子さんが52歳の時、夫・孝さんにがんが見つかったことで生活は一変します。孝さんの看護に専念するようになった貴子さんは、佳子さんとも疎遠に。そんな中、何気ない夫婦の会話から生まれたのが、“がんが治ったら夫婦でカフェを開く”という夢でした。しかし、その夢は叶わず、孝さんは62歳で他界。一人になり寂しい日々を過ごす中、貴子さんは、「カフェを開く」という孝さんとの夢を実現させたいと思うようになりました。そして、体力づくりのために公園をランニングしていた時、佳子さんと運命の再会。「親友同士でカフェをやればいいじゃないか」夫の声が聞こえてきたようでした。
こうして、2019年、貴子さんと佳子さんは『カフェ まる。』をオープン。お話が好きな貴子さんは接客担当、料理が得意な佳子さんは、調理を担当しています。
大親友同士の貴子さんと佳子さん。互いに励ましあい、力を合わせながら、地域の輪を広げていくお2人と、支えてくれる家族や地域の方との和やかな日々を紹介します。

『カフェ まる。』の料理は優しい味がモットー。看板メニューは小鉢やスープ、サラダなどがついた熱々のグラタンセット。グラタンには小麦粉の代わりに新潟県産コシヒカリの米粉を使っているので、トロッとした仕上がりになります。このグラタンをお目当てに通う常連さんもいるほど大人気!食後には人気のシフォンケーキがおすすめ。こちらも新潟県産コシヒカリの米粉が使われています。フワフワもちもちの食感がたまりません!

夫の孝さんが亡くなった後、東京で働いていた長女のかおりさんが戻ってきてくれたので、今は2人暮らしです。お友達のように仲がいい貴子さんとかおりさん。夕食も一緒に作ります。かおりさんは、父との夢を実現させてカフェを頑張るお母さんを応援しながらも、「無理しないでね、疲れたらお店を休みしてもいいんだよ」と優しい声をかけてくれます。

定休日。貴子さんと佳子さんが訪れたのは、カフェから車で1時間ほど離れた月岡温泉。目的は、『カフェ まる。』の参考にするため、開店前から続けてきたカフェ巡りです。この日も、素敵なカフェを見つけましたが、肝心の写真を撮り忘れちゃいました。カフェ巡りの後は、近くの足湯でリラックス。次は泊まりで来ようと約束したお2人でした。

午後。カフェのオープン前からお付き合いしている和食のお店へ。小鉢のレパートリーを増やすため、料理を教わります。教わったのは黄身酢。なめらかな舌触りになるよう丁寧にこし、3時間ほど寝かせれば完成です。翌日、教わった黄身酢を早速試作します。カフェでよく使うエビの赤とキュウリの緑、そこに黄身酢をかけて彩りばっちりの小鉢が完成です。お味はというと…「グー!」。佳子さんもこの笑顔!新メニューとして出すことが決まりました。

楽園通信

カフェ まる。

主人公・貴子さんと佳子さんがのんびりと営むお店。
不定期でお休みすることもありますので、ご了承ください。

電話 025-311-7725
営業時間 午前9時~午後5時
定休日 水・木曜

グラタンセット950円 
ハンバーグセット950円
キャベツ焼きサンドセット650円 
※各限定10個 

シフォンケーキ380円
※限定8個