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2023年1月14日睦月の弐

徳島・板野町編
~夢かなう 切子細工と島暮らし~

神奈川県から徳島県板野町に移住し、切子細工の制作と展示販売をする『KJ工房』を開いた石川啓二さん(66歳)と保護犬の支援活動をしている妻の賀津子さん(61歳)が主人公です。
大阪府出身で工作が大好きだった啓二さん。大学の工学部を卒業後、神奈川県の通信会社に勤め、半導体の開発に没頭しました。30歳の時、英会話スクールの講師をしていた、徳島県出身の賀津子さんとお見合い結婚。4人の子供を育てます。そんなお2人に転機が訪れたのは、50歳を過ぎた頃。賀津子さんは以前から「子育てが落ち着いたら、田舎に暮らしたい」と思っていました。そんな賀津子さんの意見に啓二さんも賛同し、賀津子さんの地元・徳島県に1軒家を購入。専業主婦だった賀津子さんは一足先に移住しました。一方、神奈川県に残っていた啓二さんは、大学時代の知人がやっていたカットガラスに興味を持つように。59歳から「江戸切子」の教室に4年通い、モノづくりの才能が開花しました。「第2の人生は切子職人だ!」そう思った啓二さんは、2019年に徳島県に移住し、翌年『KJ工房』を開きました。
「切子細工」という新たな生きがいに出会った啓二さんと、夫を支えながら保護犬の支援活動をする賀津子さん。板野町と小豆島を舞台に家族や犬、仲間たちと、「切子細工」のようにキラキラと輝く第二の人生を紹介します。

世界最大級のデザインコンペで入賞するほど腕を上げた啓二さん。この日は、切子細工で邪気を払う意味合いがある「菱菊つなぎ」という文様に、乾杯するときにグラスを合わせる様子を表現した文様を組み合わせた作品を作りました。「コロナ禍で疎遠になっていた仲間たちとの付き合いを復活させてほしい」そんな思いを込めて、作品には「再会」という名前を付けました。

ご夫婦は元気なワンちゃんや猫ちゃんと一緒に暮らしています。賀津子さんは徳島県に移住後、「家庭犬しつけインストラクター」という資格をいかし、徳島県の動物愛護管理センターに保護された犬を引き取り、しつけをして新しい飼い主を見つける活動を始めたんです。

この日は、ワンちゃんたちと一緒に、フェリーに乗り込み瀬戸内海へ。実は、啓二さんと賀津子さんは2年前、香川県の小豆島にセカンドハウス兼工房を建て、板野町と二地域居住も始めました。瀬戸内でのんびり過ごす島暮らし。ワンちゃんたちも小豆島が大好きなんです!

夕方、小豆島で家族ぐるみのお付き合いをしているダニエルさんご夫妻から依頼を受けた切子細工の花瓶が完成。小豆島の特産品のオリーブに、音楽が好きなダニエルさんご夫妻をイメージして音符をデザインしました。早速、お花を飾ってもらい、「すごく素敵!」「かわいい!」と、とっても喜んでもらえました。よかったですね、啓二さん。

楽園通信

徳島ガラススタジオ

啓二さんも通っている「吹きガラス」を始め、様々なガラス工芸品作りが学べる体験教室です。

電話 088-669-1195
開館時間 午前9時~午後5時
※吹きガラス体験教室は2月4日から

KJ工房(板野町店、小豆島店)

啓二さんの作品を展示販売している工房は、板野町と小豆島にあります。
また、オーダーメイドやインターネットでの販売も受け付けています。

「KJ工房」板野町店
営業日 金~日曜(第1、3の土・日曜はお休み)
営業時間 午前11時~午後5時

「KJ工房」小豆島店
営業日 第1、3の土~水曜
営業時間 午前11時~午後4時

切子グラス(カットのみ)6,000円~
各種オリジナルも受注

※お問い合わせはホームページまで