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2022年12月24日師走の四

福島・小野町
~高原の白い家 夫婦ときめき宿~

福島県小野町に移住し、『農家民宿 あぶくま高原 花の里』を始めた國分信秋さん(62歳)と妻・久美子さん(62歳)が主人公です。
福島県本宮市出身の信秋さん、東京のスポーツ用品メーカーに就職し、同僚だった栃木県出身の久美子さんと22歳で結婚しました。札幌に転勤となり家族で引っ越します。15年後、またしても首都圏への転勤が決まると、子供たちから「私の友達を取らないで」と懇願されてしまいます。そこで久美子さんに子供たちを任せ、単身赴任の道を選んだ信秋さん。再び家族と暮らせるようになったのは、51歳の時でした。
この先の人生を思い浮かべたご夫婦、ずっと借家暮らしだったこともあり、「野菜作りをしながら田舎暮らしをしたい」と移住を考えます。そして信秋さんの故郷、福島県に絞り探すこと3年、小野町の「白い家」と出会います。洋風の佇まいに一目ぼれし、心がときめいた久美子さん。最初は古民家を探していた信秋さんも久美子さんに賛同し、56歳で早期退職。2017年、ご夫婦は小野町の「白い家」に移住しました。
野菜を作り、鶏を飼い、田舎暮らしを満喫していたご夫婦。「この白い家で何かできるかも!」と、農家民宿の開業を思い立ちます。自分たちが育てた野菜を収穫体験し、野菜作りの楽しさを知ってもらいたいと、2018年『農家民宿 あぶくま高原 花の里』をオープンしました。
長い転勤生活の末、やっとみつけた終の棲家「白い家」で農家民宿を始めた信秋さんと久美子さん。「忙しいけど楽しい!楽しさが貯金されていく感じ!」と、田舎暮らしを満喫するお2人の暮らしと、心強い仲間たちとの温かい交流を紹介します。

長年の転勤生活を終え、信秋さんと久美子さんが見つけた「白い家」には、およそ4000坪の土地がついていました。裏山の整備は信秋さんの日課。庭は久美子さんが季節ごとの花を植えます。そんな思いで名付けられた宿の名が『花の里』。10年後、庭で金婚式のガーデンパーティーをやりたいというのがご夫婦の夢なんです。

小野町に移住して5年、お2人には地元の友達も増えてきました。畑を貸してくれた吉田幸一さん・元子さんご夫婦は畑の師匠。農家民宿開業にもサポートをくださいました。隣人の関紀夫さん・悦子さんご夫婦も心強い仲間。作った料理を分け合ったり、気楽にお話しできるお隣さんです。お2人の周りには頼れるご近所さんばかりですね!

この日、『農家民宿 あぶくま高原 花の里』にお客様です。信秋さんと久美子さんの元同僚が来てくださいました。早速、畑で信秋さんたちが作った野菜を収穫。そして信秋さんはお客様を地元の老舗温泉へ、久美子さんは収穫した野菜で夕食の準備です。豚汁や天ぷらまで自家製野菜たっぷり。ご夫婦のおもてなしいっぱいのご飯、ご堪能下さ~い。

移住生活を始めた頃は、のんびり田舎暮らしをしようと思っていたご夫婦。収穫した野菜や飼い始めた鶏の卵を地元の農産物直売所に出荷したり、農家民宿を開いたことで、お2人の人生は急展開を迎えました。やることは増えましたが、充実感は何倍にも。時間に追われず、時間を楽しむ。ご夫婦の毎日は楽しさで溢れています。

楽園通信

農産物直売所 おのげんき

信秋さんと久美子さんが育てた野菜と鶏の卵を出荷している農産物直売所。地元の方々が直接作った新鮮な野菜や果物、加工品などを販売しています。

電話 0247-72-5511
営業時間 午前9時~午後6時
定休日 年末年始(12月30日の午後~1月6日)

農家民宿 あぶくま高原 花の里

信秋さんと久美子さんが営んでいる農家民宿。
豊かな自然を満喫しながらほっとするひと時を過ごせます。
宿泊は一日1組限定。
お2人が丹精込めて作った野菜の収穫体験もできます。(※要相談)

電話 0247-61-5988
不定休 要予約
1泊2食 大人 6,600円~
農業体験 要相談(日帰りでも可能)
※宿泊可能日などの詳細はホームページをご確認ください