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2022年9月17日長月の参

兵庫・洲本市
~馬は家族 豊かな島暮らし~

舞台は兵庫県洲本市。馬と共に暮らす生活がしたいと、観光牧場を始めた山下勉さん(42歳)と恵子さん(38歳)が主人公です。
大阪府出身の勉さんは大学を卒業後、東京で情報システムの企画・運用などを行う会社へ就職。しかし長く続かず、自分に合う職を探しているうちにリーマンショックの波が。これを機に、都会ではなく田舎で暮らしたいと、島根県や岡山県で働きながら自然の中で暮らせる場所を探していました。洲本市から棚田再生の見学に来ていた職員と出会い、淡路島の豊かな自然と海に魅せられ、「探し求めていた場所はここだ」と勉さんは移住を決意。地域おこし協力隊に入り生活の基盤を作ったのち、兵庫県出身の恵子さんと結婚、淡路島での暮らしをスタートさせました。そんな勉さんが馬との暮らしを始めたきっかけ、それは獣医の山崎博道さんとの出会いでした。馬に乗っての往診や、いきいきとした馬との暮らしに衝撃を受けます。勉さんは山崎さんのもとに何度も通い、馬との接し方や乗り方などを教わり、馬とともに暮らす牧場を開こうと決意。2016年、長女・汐帆里さんの誕生を機に、引き取り手を探していた農耕馬の「風月」を受け入れ、体験型の観光牧場『シェア ホース アイランド』を開業。さらに2018年、次女・帆菜海さんの誕生後に競走馬「アネロワ」を受け入れ、山下さん一家は2頭の馬とともに暮らしています。
「馬に学び、馬と遊び、馬と働く」。馬と共に生きる暮らしを選んだ山下さんご家族と、支えてくれるご近所の方々、応援してくれる仲間との交流を紹介します。

元々競争馬だった「アネロワ」のアーちゃんと、農耕馬で癒し系「風月」ことフーちゃんが出迎えてくれる『シェア ホース アイランド』。休日には、妻の恵子さんと2人の娘たちも馬の世話を手伝ってくれています。

この日、乗馬体験に6人のお客さんがいらっしゃいました。まずは馬に慣れてもらうため、フーちゃんに餌をやりながら触れ合って乗馬の練習を。そして牧場を出て里山散策!目線が高くなり、まるで天下を取った気分に。お客さんにも馬の魅力を知ってもらうことが出来ました。

勉さんが馬を飼うきっかけとなった、獣医師の山崎さんは人生の恩人でもあり、馬の師匠でもあります。馬のことで困ったときには、いつも相談にのってくれています。さらにご近所の山岡憲司さんや平山茂樹さんは、米作りを教えてくたり乗馬の里山コースを馬の形に「野焼き」してくれる、素敵な応援団です。いろんな方に支えられながら、2頭の馬と一緒に島暮らしを楽しんでいます。

山崎先生はアーちゃん、勉さんはフーちゃんにまたがり近くの海水浴場に向かいました。友人家族と一緒にビーチのゴミを拾い、フーちゃんがソリで回収します。子どもたちは重いゴミ袋を軽々と運ぶ風月にビックリ!そして一緒に働いた後は、ソリを引っ張ってもらいました。馬と働き、馬と遊ぶ。子どもたちにとっても貴重な体験となりました。

楽園通信

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里山を散策するコースなど、様々な体験メニューを揃えています。
フーちゃんの背中に乗って、ゆっくりと歩きながら癒されてみてはいかがですか。

体験したい方は、事前にご予約をお願いします。

営業時間 午前9時~午後6時
※詳しくはHPをご確認ください。

里山 スタンダード 乗馬 (3名まで)
17,600円 ※完全予約制