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2022年7月23日文月の四

千葉・南房総市
~俺の二刀流 養鶏と税理士~

舞台は千葉県南房総市。中山間地域に移住し、養鶏農家として卵を出荷するとともに、税理士としても活躍している川合淳一さん(38歳)と妻のあゆみさん(32歳)が主人公です。
千葉市出身の淳一さんは20代で会計事務所に勤めました。日々忙しく働く中、休日には仲間と農作業のイベントに参加。土に触れることで心が癒され、農業への思いを強くしました。そして農業の道を目指し会計事務所を退職すると、30歳で館山市に移住。翌年から南房総市の農業レストラン『百姓屋敷じろえむ』で農業研修を受け、自然に触れて過ごすことの楽しさを実感していきました。そんな中、養鶏場を営んでいた方の引退をきっかけに、淳一さんがその土地と養鶏業を引き継ぐことに。2017年、養鶏農家として『すぎな舎』を開業しました。独立した淳一さんに芽生えたのは“大規模でなくても中山間地域の農家が食べていけるシステムを作りたい”という強い思い。そこで、自ら農業を実践しながら、地元農家の経営サポートができる税理士を目指し、2019年1月に館山市に税理士事務所を開業しました。
養鶏と税理士の二刀流で、地域の農家を元気にしたいと頑張る、川合さん家族の暮らしぶりと、仲間たちとの交流を紹介します。

『すぎな舎』の卵は、平飼いの有精卵。餌は自家配合で、着色料などは使用していません。黄身はレモン色で、ふっくらした白身とのバランスも良く、しっかりした味と甘みが特徴です。

淳一さんとあゆみさんは毎朝、鶏舎で卵を集めます。集めた卵は、ひとつひとつ丁寧に検品され、サイズごとパックに詰められます。この作業を続けてきた淳一さんとあゆみさんは、卵を持っただけで重さがわかるようになってきたそうです。

パック詰めを終えた淳一さんはスーツに着替えると、卵を出荷した後、税理士事務所へ出勤します。また、事務所が休みの日は田んぼへ。肥料に鶏糞を使用することで、鶏糞の処理費用とお米の肥料代が相殺できるそうです。

仕事の息抜きに、家族3人で出かけたのは館山市にある沖ノ島公園。潮風に包まれ自然を感じながら、気持ちをリセットします。そして週末は、農業仲間が集まってBBQ。仕事を離れ、楽しい時間を過ごせました。

楽園通信

モン・レーヴ・館山

すぎな舎の卵を使用したオムライスやシフォンケーキが味わえます。

電話:0470-28-4491
営業時間:午前11時~午後2時
     午後6時~午後10時
※新型コロナウイルスの感染状況によって営業時間が変更になる可能性があります
定休日:日曜

館山ジビエセンター

千葉県館山市内で有害鳥獣対策として捕獲したイノシシなどを
食肉として販売しています。

電話:0470-29-3919
営業時間:午前9時~午後5時
定休日:土・日曜

産直!房州うまいもの本舗(楽天市場)

すぎな舎の卵を販売しています。

詳細は楽天市場をご確認ください