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2022年4月16日卯月の参

群馬・高崎市
~ウェルカム!古民家民泊~

舞台は群馬県高崎市。養蚕農家だった古民家を改装し、2017年に民泊『きよみず邸』を始めた澤﨑レンネさん(52歳)と夫の基保さん(62歳)が主人公です。
アメリカ・カリフォルニア州出身のレンネさんは、自宅に日本人がホームステイしていた事がきっかけで日本に興味を持つようになりました。アメリカの大学を卒業した後、日本の経済や文化を学ぶため来日、群馬県内で英語教師として働き始めます。そんなある日、市民プールで出会ったのが、クリーニング会社に勤務していた基保さんでした。出会いから3年後に2人はゴールインし、基保さんの地元・群馬県安中市にマイホームを構え、2人の子どもを育てます。35歳の時、基保さんと2人で国際結婚した家庭の子どもたちを対象に英会話教室も始めました。そして6年前、もっと広い教室が欲しいと物件を探していた2人は、養蚕農家だった古民家に出会い一目惚れします。最初は「勘弁してよ~」と思った基保さんも、レンネさんの熱意にほだされ購入を決意し、夫婦でリフォームを始めます。やがて「この日本家屋の魅力を、もっと多くの人に伝えたい」という思いが募り、2017年4月民泊『きよみず邸』をオープンしました。
「おもてなしの心」を大切に、民泊を営むレンネさんと基保さん。お客さんとの心温まる交流や地域の方たちの応援を糧に、ハッピーライフを満喫するご夫婦を紹介します。

『きよみず邸』は宮大工が手掛けたという3階建ての立派な古民家です。民泊のお客さんは、1日1組限定で、6間の和室と風呂、トイレ、調理道具が揃った台所がある1階を貸し切りで使っていただきます。お客様の滞在中、レンネさんはいつでも要望に対応できるよう2階で寝泊まりしています。

民泊のお客さんを迎える日の朝、レンネさんは、自宅でウェルカムクッキーやワッフルを焼き、おもてなしの準備をします。また、お客さんの希望があれば、無料でパペットや絵本を使って、大人も子供も楽しく学べる英会話教室を開いたり、町のガイドもしてくれます。

『きよみず邸』のお向いにある老人ホームのスタッフが「ぜひ使ってください」と湯呑茶碗を提供してくれたので、この日は、お礼に手作りクッキーを届けました。老人ホームを営む萩原さんご夫婦もレンネさんの明るい人柄が大好きで、何かと気にかけてくれています。ご近所さんは、『きよみず邸』の心強い応援団です。

自宅は『きよみず邸』から車で30分ほど離れた場所にあります。レンネさんと基保さんにとって自宅で過ごすひと時は、長女のスザーンさん、長男の禄基さんとお話ができる大切な時間です。なかなか一緒に過ごす時間が取れないので、夕食準備中もレンネさんのおしゃべりが止まりません!故国アメリカを離れて30年、ここは、日本で育んできたもう一つの故郷と家族です。

楽園通信

きよみず邸・みつ葉邸

きよみず邸はおばあちゃんの家に帰ってきたような安心感があり、みつ葉邸は旅館風の民泊です。
雨天でも楽しめるバーベキューテラスでのんびりくつろぐこともできます。
詳細はMRS Gunmaのホームページをご確認ください。

【きよみず邸】最大16名
【みつ葉邸】 最大12名
1日1組限定
1人~4人:39,600円
5人以上:1人 9,900円
 
電話:070-3172-2110
問い合わせ時間:午前8時~午後10時