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2022年1月8日睦月の壱

千葉・八千代市
~愛情香る 母ちゃんのパクチー~

舞台は、千葉県八千代市。故郷の畑を守りたいとパクチーを栽培し、加工品作りを始めた立川あゆみさん(48歳)が主人公です。
八千代市の農家に生まれたあゆみさん。専門学校を卒業後、アパレル会社に就職します。その会社で出会ったのが13歳年上の浩司さんでした。1995年にあゆみさんと浩司さんは結婚。あゆみさんは専業主婦となり2人の子供が生まれました。しかし2007年、浩司さんが心筋梗塞で突然亡くなってしまいます。あゆみさんは途方に暮れながらも、2人の子供を育てるため飲食店などで懸命に働きました。そんな生活を支えてくれたのが両親でした。すると、支えてくれた両親へ感謝の気持ちが膨らんでいったあゆみさん。改めて高齢の両親と向き合うと、地元の農家が減っている現状を知り「農業で親孝行をしたい」と思うように。あゆみさんは「せっかく農業を継ぐのなら、新たな挑戦をしてみたい!」とパクチーの栽培を決意します。こうして2016年、パクチー農家としてデビュー。さらに、パクチーを使った加工品を作る『PAKUCI SISTERS』も立ち上げ、2020年9月直売所をオープンしました。
あゆみさんのこだわりは、パクチーを収穫するタイミング。大きく育つと独特のクセが強くなるため、若い状態で収穫し爽やかな香りを楽しんでもらいたいといいます。そのため、あゆみさんのパクチーは苦手な人でも食べやすいと評判です。
両親への恩返しのためにパクチー農家となったあゆみさん。そんなあゆみさんを支える両親や2人の子供たち、協力する仲間たちとの交流をご紹介します。

パクチー畑が忙しいため、直売所は日曜日の午前中のみの営業。そこで、直売所の横に自動販売機を設置しました。フレッシュパクチーやパクチーペースト、パクチークッキーなど様々な商品を購入することができ、お客さんにも好評です。

『PAKUCI SISTERS』の1番人気はパクチーペースト。加工場で、妹の真理子さんと一緒に作っています。材料は育ちすぎてしまったり、細すぎたりした規格外のパクチー。愛情を込めて育てたパクチーなので無駄にはしません。アーモンドやチーズ、オリーブオイルなどを加えてミキサーにかけて仕上げます。用途はパンに塗ったり、パスタに和えたりと様々。他にも、パン屋さんとコラボしたパクチーパンやクッキーなど、様々な加工品を販売しています。

忙しい1日を終え、ほっとできるのはやはり自宅。長女・まなみさん、長男・雅人さんと囲む食卓があゆみさんの一番の楽しみなんです。この日は、雅人さんがパクチーペーストを使ったパスタを作ってくれました。ジェノベーゼソースならぬ“パクネーゼソース”のパスタが完成です!

この日、あゆみさんは母・とき子さんの畑で収穫のお手伝い。とき子さんが愛情込めて育てたキャベツとブロッコリーを収穫しました。あゆみさんは、お母さんと畑にいるこの時間が子供の頃から好きでした。改めて、感謝の思いを伝えたあゆみさんです。

楽園通信

PAKUCI SISTERS

直売所は日曜午前中のみの営業です。
鮮度抜群のフレッシュパクチーをはじめ、
パクチーペーストやパクチーパンなども販売しています。
ネット販売もありますので、ホームページをご覧ください。

フレッシュパクチー(300g) 900円
パクチーペースト 1,300円

電話:047-450-6788
問い合わせ:午前10時~午後5時
直売所営業日時:日曜 午前10時~正午