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2021年8月21日葉月の参

千葉・南房総市
~ニャンと楽しい田舎暮らし~

舞台は千葉県南房総市。東京から移住し、ネコ専門のペットシッター『キャットシッターたまはな』を始めた岩﨑華枝さん(53歳)と夫の覚さん(57歳)が主人公です。
東京都出身の華枝さんは、大手ベーカリーチェーンに勤める覚さんと29歳のときに結婚。その後、東大和市に夫婦でパン店を開きました。そんなある日、ネコのぽんと出会い家族に加わります。猫が大好きになったお2人は、仕事に追われる毎日を見つめなおすように。“海のそばで暮らしたい”と、休みのたびの候補地探しを始めました。そして南房総市にある『道の駅三芳村 鄙の里』に立ち寄ります。新鮮な野菜の美味しさに感動したお2人はパン店を辞め、2014年に南房総市に移住しました。
覚さんは農園で働き始め、ネコの家族は徐々に増えていきました。そこで華枝さんは、ネコを深く知りたいと愛読書『猫と暮らせば』の著者・南里秀子さんのキャットシッター育成講座を受講。講座を受けていくうちに“開業したい”という思いが強くなり、2018年『キャットシッターたまはな』を開業しました。
かつては仕事に追われる毎日でしたが、ネコのぽんと出会い、“田舎でのんびり過ごしたい”と移住したご夫婦。お2人は天職ともいえる新たな仕事を見つけ、充実した日々を過ごしています。移住仲間との交流や、家族であるネコたちと過ごすご夫婦の暮らしをご紹介します。

キャットシッターの前日、リモートで打ち合わせをする華枝さん。2カ月振りに伺うお客様のネコに関する最新情報を収集します。翌日訪れたのは、4匹のネコがいる深澤さん宅。トイレを掃除したり、体調をくまなくチェック。そして運動を兼ねてたくさん遊びます。「ネコに楽しんでもらいたいし、私も楽しいから」と笑顔で語る華枝さん。最後に1日の様子を記入したカルテと写真を送って任務が完了です!

一方、覚さんが日々野菜と向き合うのが『御子神農園』。この日はトマトの収穫です。スーパーに並ぶ頃にちょうど色づくよう、見極めて収穫しています。移住後、パートで働き始めて6年が経ちました。「スタッフにお願いするのが上手だから」と、今や農場長を務めている覚さん。ここで野菜作りの奥深さに魅了されました。

夕方5時、ネコさんたちの晩ご飯です。ネコを“ネコさん”と呼ぶ華枝さん。気管が短いネコさんたちのために、テーブルに乗せて食べやすくしています。
ネコさんたちの晩ご飯が終わるころに仕事から帰ってくる覚さん。お2人の晩ご飯は一緒にお酒を飲みながら準備します。南房総市の美味しい野菜たっぷりの晩ご飯が出来上がりました!

雑草だらけの畑の整備をするため、移住仲間の皆さんがお手伝いに来てくれました。男性陣は草刈りや、移住の先輩に頂いた花の苗植えをします。女性陣はお昼の準備です。地元の野菜たっぷりのサラダに、覚さんが畑で育てたジャガイモ入りのカレーです。「居心地が良い仲間と出会えてよかった」と笑顔で語るお2人です。

楽園通信

キャットシッターたまなは

ネコ専門のキャットシッター。
ご家族が仕事、出張、旅行、入院などの留守の時に鍵を預かって、ご自宅でネコさんたちのお世話をします。
対応エリアは、千葉県内の安房地区(館山市、南房総市、鴨川市、鋸南町)です。詳しくはホームページをご覧ください。