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2020年6月20日水無月の参

もう一度会いたい 楽園の主人公
高知・香南市 & 広島・北広島町
~ 自然満喫 お母さんの単身移住
& お寺で味わう精進イタリアン ~

かつての放送を再構成して“もう一度会いたい楽園の主人公”2組をご紹介します。
1組目の舞台は、目の前に土佐湾が広がる高知県香南市。主人公は五十嵐三知子さん(62歳)。田舎暮らしに憧れ、50代で東京から単身移住し、『カフェ&うつわ ごとごと』をオープンしました。三知子さんが目指したのは、“好きな物”に囲まれた暮らし。自宅裏で育てている10種類近くの野菜とカフェのメニュー、店に並ぶ焼き物の器も全て“好きな物”です。カフェの自慢は、手作りのシナモンロール。地元産のショウガを隠し味に、シナモンを効かせています。夫・正明さんも休みを取っては、東京から会いに来てくれます。三知子さんがこの暮らしを満喫している様子を聞くのが大好きなのだそうです。
(※2018年7月7日放送分を再構成したものです)

この日、網を持って向かったのは夜須川です。ご近所さんに誘われて、川エビ捕りに来ました。2匹捕まえたものの、その後は大苦戦。そこで別のポイントに移動すると、岩の裏などに川エビがいっぱい!童心に帰って川遊びを満喫しました。

三知子さんの夫・正明さんが。東京から会いに来てくれました。久しぶりの夫婦の食卓、愛情込めた手料理でおもてなしします。畑で採れた野菜は煮びたしに。夜須川で捕った川エビは、かき揚げと素揚げにしました。離れて暮らす三知子さんを応援してくれている正明さん。互いを尊重し、支え合っています。

好きな物に囲まれて過ごしている三知子さん。放送から2年経った今も、新たな“好きな物”を見つけています。イチゴ栽培など自宅裏の畑も充実し、海釣りにも挑戦したいと張り切っています。


2組目の舞台は、広島県北広島町。町のシンボルである広大な八幡湿原には、手つかずの自然が残っています。そんな北広島町の山あいの里にある浄謙寺の住職、浄謙彰文さん(63歳)と妻の恭子さん(59歳)が主人公。寺の跡取りだった彰文さんは、恭子さんと一緒に地域のためになることがしたいと、浄謙寺でイタリアン精進料理を始めました。住職の法話を聞いた後に振る舞われるのは、目にも鮮やかなイタリアン精進料理のフルコース。肉や魚を使わず、地元で採れた60種類以上の野菜を使って料理します。美味しい料理とおもてなしで、里を元気にしています。
(※2014年8月16日放送分を再構成したものです)

お手伝いのスタッフは、地域を元気にしようと集まってくれたご近所の仲間たち。中には、浄謙寺の料理に使ってもらおうと、野菜作りを始めた方も。イタリアン精進料理を中心に、みんなの輪が広がっています。そして忙しい時に駆けつけてくれるのが長男の恵照さん。「母はパワフル。自分も動かないと」と協力してくれています。

この日のお客様は広島市内から。本堂での住職の法話が終わると、精進イタリアンのコースがスタートします。肉や魚を一切使わない精進料理。「出汁はどうやってとるの?」とお客様からも驚きの声が。実は野菜の切りくずやキノコなどを使っているんです。

放送から6年。若住職となった恵照さんがビデオメッセージを撮影してくれました。最近まで営業を自粛していましたが、その期間を利用して、ピザ窯のある民泊の開業を準備していたそうです。里を元気にするため、今もみんなで奮闘を続けています。

楽園通信

カフェ&うつわ ごとごと

三知子さんの好きな物が詰まった、週2日営業のカフェです。店の自慢は地元産のショウガを隠し味にした手作りのシナモンロール。臨時休業もありますので、事前にご確認ください。

電話番号:0887-50-1203
営業日:金曜日・土曜日
    午前10時~午後5時
    (臨時休業あり)
問い合わせ:木曜日 午前10時~正午

浄謙寺 イタリアン精進料理

肉や魚を使わないイタリアン精進料理が味わえます。
完全予約制ですのでお越しの際はご注意ください。

電話番号:0826-35-0730
営業日:4月半ば~12月末までの
    金曜日・土曜日・日曜日
    (※寺や地域で行事がある日は休み)
営業時間:午前11時~午後2時
※完全予約制
イタリアン精進料理:5,500円(税込)