田頭先生が船頭になったと聞いて、教え子3人が大阪から来てくれました。いつも以上に気合が入っている政泰さん。得意なギャグを交えながら、ゆっくりと水郷を案内しました。教え子たちは水郷の風景に感嘆。そして「船頭姿の田頭先生カッコいい！」と感激。30年前の思い出話に花が咲きました。

水郷巡りが終了した夕方、船頭さんたちが集まっていました。月に1度の会合です。新たな役員が決れば、後は酒を酌み交わし親睦を深めます。最高齢、まとめ役の橋本さんは船頭歴20年、「現在80歳、船頭の仕事は元気の源だ」と語り、船頭と言う仕事を楽しんでいます。橋本さんは船頭全員の目標です。

放送から6年たった現在、教え子が今もたくさん来てくれて嬉しいと近状が届きました。政泰さんは今年で船頭歴13年、「まだまだ現役で頑張ります！」と意気込んでいます。

2組目の舞台は沖縄本島の中部、勝連半島と8つの島から成る、うるま市。
主人公は、村田孔彦さん(59歳)と妻のトモ子さん(60歳)です。うるま市の特産品で甘くて美味しい黄金芋(おうごん・いも)に魅せられ、神奈川県から沖縄に移住したお2人。農業をしながら黄金芋を使った加工品を販売する「黄金茶屋」をオープンしました。店の看板商品は、こがねチャンまんじゅー。「黄金芋の美味しさをもっとたくさんの人に知ってほしい」。そんな思いでお2人は様々な加工品を作っています。東京で食品流通関係の仕事をしていた長男・倫弥さんも両親に頼み込まれ一緒に手伝っています。沖縄に移住して、黄金芋の栽培とその加工品作りに汗を流す村田さんご夫婦を紹介します。
(※2015年8月15日放送分を再構成したものです)

村田さんご夫婦にとって黄金芋作りの師匠が、トモ子さんの義理のお兄さん健次さんです。健次さんはお2人から黄金芋を栽培したいと聞いたとき「できるかな？」と思ったそう。健次さんの育てた黄金芋と比べると、やはり健次さんの方がずっしりと重く、形も揃っていて立派です。健次さんの黄金芋は村田さんご夫婦の目標なんです。

この日、村田さん家族は特別な日を迎えていました。黄金茶屋の開店1周年を記念し、感謝のバーベキューパーティーです。黄金芋作りの師匠、トモ子さんの義兄・上田健次さんと弟の清さん、トモ子さんの姉・秀子さんも来てくれました。孔彦さんは「これからも精一杯頑張っていきたい」と意気込みと感謝を伝えました。2人にとって新たなスタートの日となりました。

放送から5年。1年前に店舗を移転。今年2月「おきなわ島ふ～どグランプリ」で黄金芋を使った新作「うるまの金プリン」が最優秀賞を受賞しました。更に今年、新店舗を構える予定だといいます。家族一丸となって黄金芋の魅力を伝えています。