
茨城・つくば市
〜 サービス満点パン屋さん ~

舞台は茨城県つくば市。“お客さんとの会話を楽しみたい”とパン店を始めた須川泰行さん(62歳)と妻の恵美子さん(55歳)が主人公です。
ホテルマンとして品川で働いていた泰行さんは、食堂運営などの業務に携わっていました。多忙の中で結婚、離婚を経験し、2010年に同僚の恵美子さんと再婚。泰行さんは通勤途中に買うシナモンロールや、勤めていたホテルが作る食パンが大好きでした。定年後に起業を考え、飲食店も候補に上がりましたが、幅広い年齢の方に喜んでもらえるのはパン店だと思うように。
2017年に定年退職し、「日本パン技術研究所」の100日コースに通い、専門技術を学ぶことができました。商業施設「MeeToco」でパン店を募集していると聞き、この機を逃してはならないと決意し応募。2018年11月「Boulangerie une Amie(ブーランジェリー・アン・アミー)」をオープンさせました。“お客様の要望に応えたい”と、食べやすい大きさにカットしたり、カスタマイズに対応するご夫婦。お客さんとの親密なやり取りが窺えます。
食材にもこだわり、なるべく地産地消を心がけています。休日には、新作のレンコンパンに使用するレンコンを求め農家を訪ねたり、ブルーベリー農園に生の果実を使いたいと、夫婦でお願いにも出かけます。
ご夫婦を支える家族や、仲間の協力、お客さんとの親密な交流をご紹介します。



営業日は朝4時から仕込みが始まります。泰行さんこだわりの食パン作りは、なんと4時間半掛かります。7時、菓子パンが焼き上がり始めた頃、恵美子さんが準備に加わります。お店の1番人気はシナモンロール。そして10時、すべてのパンが揃い、お店がオープン。お客様の喜ぶ顔が嬉しいご夫婦です。



この日、ご夫婦はつくば市内にあるブルーベリー農園へ。昨年からこの農園が作るジャムを仕入れています。今年はジャムだけでなく、生の果実も仕入れる予定です。そして泰行さんは、お隣の土浦市にあるレンコン畑を訪れました。「レンコンが主役になるパンを作りたい」と相談に来たんです。地産地消にこだわる泰行さん。どんな新作パンが出来上がるのか楽しみです!



つくば市は今、「パンの街」と呼ばれるほどパンの名店がしのぎを削っています。ご夫婦は定休日、気になるパン屋さんを巡ります。この日は、ハード系が豊富なドイツパンのお店と、ふわっとしたパンが多い2店舗を巡りました。天気が良かったので公園でいただくことに。休日もパンに夢中なお2人でした。



常連さんに「レンコンのパンを作ってよ」と、お願いされた泰行さん。新作のレンコンパンを試作します。1つはキンピラにしてもっちりした白いコッペパンに挟み、もう1つはレンコンパテのバーガーに。常連さんや、次男・雄仁さんご夫婦、「MeeToco」のスタッフの皆さんが集まって試食会が開催!どちらも「美味しい!」と好評でした。



つくば陣屋
自社ブランド豚「つくば豚」を中心に、厳選された素材を使った各種加工品、デリカ品などを取り扱っています。
電話番号:029-879-9101
営業時間:午前10時~午後6時
(※当面の間、午後5時まで営業)
定休日:火曜(祝日の場合は翌日)


出羽屋
素材の味を生かした佃煮が人気。
こちらで買い物をすると、「アミー」のパンが5%引きです。
電話番号:029-856-2115
営業時間:午前10時~午後7時
(※当面の間、午後6時まで営業)
定休日:火曜



Boulangerie une Amie(ブーランジェリー・アン・アミー)
地産地消にこだわる泰行さんの絶品パンが味わえます。
新作のレンコンパンは2つとも、好評販売中です。
シナモンロールは地方発送も承ります。
詳しくは、お店のホームページをご覧ください。
電話番号:029-859-3255
営業時間:午前10時~午後5時
定休日:火曜(祝日を除く)
シナモンロール:300円
食パン:290円
蓮根バーガー:270円
蓮根きんぴら:230円