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2019年10月12日神無月の弐

北海道・清里町
~ 北の大地 釣り好き夫婦宿 ~

北海道斜里郡清里町が舞台。釣り好きが高じて北海道へ移住し、「知床フィッシングガイド&コテージ ねこのしっぽ」を始めた金子哲也さん(61歳)と妻の文江さん(62歳)が主人公です。栃木県出身の哲也さんは高校卒業後、旧国鉄に就職。22歳の時、高校時代から付き合っていた文江さんと結婚し、2人の子供が生まれます。哲也さんが釣りに熱中し始めたのは結婚前の20歳の時。子供が風邪をひき文江さんが看病で大変な時も、夜勤明けで疲れている時も、とにかく釣り!勤め先で哲也さんに付いたあだ名が『釣りバカ日誌』の“ハマちゃん”。
そんな哲也さんに転機が訪れたのは50歳の時。釣り仲間に誘われて初めて北海道に釣り旅行へ出かけ、本州とは違う大魚釣りの面白さに目覚めました。そして毎年のように北海道に出掛けるように。やがて「大魚が釣れる北海道で暮らしたい」と、56歳で清里町に中古の家を購入しました。同時に哲也さんに芽生えた新たな夢が“釣りガイドと宿”。「北海道に来る釣り人のお手伝いがしたい」と、哲也さんが定年退職を迎えた2018年4月、夫婦で清里町に移住します。敷地内に新たに家を建て、以前住んでいた家をコテージとして開放。今年5月、『知床フィッシングガイド&コテージ ねこのしっぽ』をオープンしました。
この季節、北海道の川にはサケやカラフトマスが遡上し、それを狙って釣り客が多く訪れます。金子さんご夫婦も忙しい毎日です。そんな暮らしの中で心和むのが地元住民との触れ合い。北海道での暮らし方や郷土料理を教えてくれる師匠、ネイチャーガイドをしている近所のフランス人など付き合いも増え、移住生活を楽しんでいます。
趣味が高じて釣りガイドと宿を始めた金子さん夫婦。釣り客や地元住民との触れ合いを通して、北海道の魅力とお2人の新たな人生を紹介します。

この日、ご夫婦は大阪から来たお客様を全国で唯一カラフトマスが釣れる標津町の忠類川に案内しました。川でのサケ・マス釣りは原則禁止のため、調査協力として許可を取って釣ります。お客様のリクエストに応え竿を出した哲也さん。すると直ぐに当たりが!シロサケを見事釣り上げました。その後、お客様もカラフトマスをゲット!「楽しい釣りができた」とお客様も満足の様子でした。

「ねこのしっぽ」では事前に予約することで、北海道ならではの料理を食べることが出来ます。この日の献立は、サクラマス、タコ、エゾシカの刺身にエゾシカのジンギスカン。さらにサクラマスのちゃんちゃん焼きです。お客様は地元の味に舌鼓!お酒もすすんでいました。

北海道のことなら何でも知っている師匠・田中日出夫さん。この日は師匠の案内でキノコ採りに出かけ、その後はネイチャーガイドをしているご近所のフレディーさんを誘ってバーベキューです。肉はエゾシカのリブ。フレディーさんは「オイシイヨ」連発で、みんな笑顔!そして師匠・田中さんが「少しずつ仲間を増やして、楽しめばいいんだよ」と金子さん夫婦にアドバイス。師匠の言葉、深い!

久しぶりにご夫婦で海釣りです。「今日は大物を狙います!」と文江さん。直ぐ目の前には、たくさんのサケが泳いでいます。これは期待できそう。そして当たりが来ました!リールを巻くと…“根がかり”。残念ですが結局、この日は2人ともボウズ。でも2人は笑顔!きっと北海道の大自然が金子さんご夫婦を笑顔にしているんですね。

楽園通信

知床フィッシングガイド&コテージ ねこのしっぽ

忠類川での釣りの受付けは終了しましたが、渓流釣り、海釣りはまだまだ楽しめます。詳しくはガイドを申し込む際にお問合せください。また、コテージは釣りをしない方でも宿泊できます。知床観光の拠点にも便利で、冬には流氷ガイドもやっています。

電話番号:090-8331-8786
営業時間:午前9時~午後8時

【フィッシングガイド】
サーモンプラン・ビックトラウトプラン:1人 18,000円~
渓流釣り1日プラン:1人 15,000円~

【宿泊】
コテージ1棟(1泊):2人 14,000円~
※最大5人まで宿泊可能

【夕食】
鹿肉ジンギスカン鍋:1人前 1,980円
サクラマスちゃんちゃん焼き一匹:3人前~4人前 4,000円~

※詳しくは予約時にご確認ください。