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2019年8月3日葉月の壱

熊本・宇土市
~ 幸せの味 農園レストラン ~

舞台は熊本県宇土市。地域を盛り上げたいと、『農園レストラン つつじヶ丘』の代表を務めている佃 安子さん(68歳)と夫の正人さん(70歳)が主人公です。
熊本市出身の安子さんは、青年団で出会った農家の正人さんと26歳で結婚し、3人の子供が生まれました。農業を営みながら、時間があれば婦人会や農業委員など様々なボランティア活動を積極的に行ってきたご夫婦。
農園レストランを始めたきっかけは、2013年の春。宇土市から、安子さんが参加していた市民活動団体に「公園の管理棟を利用して、レストランを始めてみないか」という誘いがありました。地域の活性化に繋がるならと、安子さんを含む8人のメンバーが参加することに。1年間の研修を経て、2014年5月、毎週土曜日に営業をする『農園レストラン つつじヶ丘』がオープンしました。夫の正人さんも、野菜などを作ってレストランを応援してくれています。
地産地消を目指しスタートした農園レストラン。地域のために日々奮闘している安子さんと、それを支える正人さんの暮らしを紹介します。

『農園レストラン つつじヶ丘』では、その日にある食材を見て、メニューを決めます。この日、安子さんが持ってきたのは正人さんと収穫したナス、キュウリなど。ナスは味噌和えに、キュウリは春雨と一緒に中華サラダにしました。レストランには他にも、肉じゃがやカレーなど15種類以上の料理が並び、バイキング形式で食べられます。
ワイワイしゃべりながら皆が集う場所であって欲しいと話す安子さん。地域への熱い思いがいっぱい詰まった農園レストランです。

正人さんと安子さんは年間60種類以上の花を育てています。平日はいつも夫婦で地域の産地直売所に出荷します。花を並べていると、顔見知りの常連さんが寄ってくれます。そんなお客様とのおしゃべりが安子さんお気に入りの時間です。

この日、安子さんは高齢者向けのミニデイサービスに参加しました。主催するのは『助けあいの会』。安子さんは20年前から会長を務めています。
健康体操の後、みんなで七夕飾りを作ります。“宝くじがあたるように”“ひざの痛みがなくなりますように”など、思い思いの願いが短冊に書き込まれました。

この日、佃家に家族が勢揃い。食卓には安子さんが腕によりをかけた、お袋の味がずらりと並びました。翌日は、お孫さんたちが夏に楽しみにしている場所へ。自宅のすぐ近くにある轟水源は、天然のプールとして近所の子供たちに大人気です。正人さんも子供の頃、ここで水遊びをしていました。お孫さんたちと楽しく過ごす時間。家族みんなで育んだ幸せが大きく花開いています。

楽園通信

農園レストラン つつじヶ丘

地元の食材をふんだんに使った、バイキング形式のランチです。素朴な家庭料理が人気を呼び、毎週、開店と同時に沢山のお客さんが訪れます。

営業日時:土曜 午前11時30分~午後2時
料金:大人 700円
   小学生 400円
   幼児(3歳以上) 200円
※料理がなくなり次第終了

サンサンうきっ子 下北店

新鮮野菜が手に入る産地直売のお店です。
正人さんが育てるお花も購入することができます。

電話番号:096-358-6111
営業時間:午前9時~午後5時
定休日:火曜

宇土市大太鼓収蔵館

古くからこの地に伝わる雨乞い大太鼓は、国の重要有形民俗文化財に指定されました。大太鼓収蔵館では、その大太鼓が保管・展示されています。

電話番号:0964-22-1930
開館時間:午前9時~午後4時30分
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)
入館料:一般 100円
    小・中学生 50円