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2018年11月3日霜月の壱

兵庫・丹波市
~ 笑顔はじけるポン菓子 ~

舞台は兵庫県丹波市。丹波の幸を使ったポン菓子で地元を盛り立てている、岡田龍雄さん(66歳)と妻の潤子さん(67歳)が主人公です。
丹波市に生まれた龍雄さんは、県立病院の臨床検査技師に。24歳の時、同僚の潤子さんと結婚し、3人の子供を育てました。定年後、孫たちを喜ばせようと購入したのが、ポン菓子機でした。先祖から受け継いだ畑とポン菓子機が結びつき、自ら育てた黒大豆で新しいポン菓子を生み出そうと考えたご夫婦。県からの助成金で加工場を作り、去年2月、丹波の食材で作るポン菓子の製造と販売を始めました。
築100年を越える龍雄さんの実家で、お2人が開いたのは観光農園とポン菓子作りをする「たんばJUNちゃん農園」。先祖から受け継いだ畑を守ろうとサツマイモに蕎麦、丹波黒大豆を育て、収穫体験も行っています。外から多くの人を呼び込もうとしているご夫婦の頑張りを、地域の人たちも応援しています。
「たんばJUNちゃん農園」のポン菓子で、一番の人気は「大人のPongashi」。黒大豆を使い、砂糖とバターのカラメルで味付けします。この「大人のPongashi」は今年、兵庫県の「丹波すぐれもの大賞」に選ばれました。
「たんばJUNちゃん農園」で黒大豆を育てポン菓子を作る岡田龍雄さん、潤子さんご夫婦。お2人を支える家族、訪れる人々との交流をご紹介します。

「たんばJUNちゃん農園」では予約制で様々な体験を行っています。この日は、ポン菓子機を使って焼き栗作り。栗が破裂しないよう加熱したあと、中の圧力を徐々に抜いていきます。また、蕎麦打ち体験も始まりました。凝り性の龍雄さんは、蕎麦打ちもプロ並の腕前。打ちたての蕎麦を皆でいただきました。

お2人は、大人でも楽しめるポン菓子を作っています。甘さや食感など試行錯誤を繰り返してきました。ポン菓子作りは夫婦が息を合わせたスピード勝負。蜜を絡めたら固まらないうちに型の中へ。この「大人のPongashi」は、焦がしバターの風味とホロっと崩れる食感が癖になる、大人の味です。

お2人はこの日、登山を楽しむことにしました。戦国時代、明智光秀による攻撃を長期にわたってしのいだ山城「黒井城」。龍雄さんは登山中も、この土地にちなんだ新しいポン菓子のアイデアを考えていました。戦国時代の団子型の携帯食料、兵糧丸をイメージして早速、試作。いつも夢を追い続けています。

息子さんご家族がやってきて、岡田家総勢15人が大集合。この日、お孫さんたちのために作るのはポン菓子ではなく、ポン煎餅。塩水につけたお米に圧力をかけると、ポン煎餅の出来上がり。ほんのり塩味、サクっと素朴なおやつです。思い思いのポン煎餅で、みんな笑顔になりました。

楽園通信

道の駅 丹波おばあちゃんの里

お2人のポン菓子のほか、地元の特産品が並んでいます。レストランのラストオーダーは午後5時までです。

電話番号:0795-70-3001
営業時間:午前8時30分~午後6時

たんばJUNちゃん農園

今年の収穫体験は終了しました。他の体験コースは予約制です。詳しくは「たんばJUNちゃん農園」のホームページをご覧ください。

電話番号:090-5257-8111
受付は平日 午前10時~午後6時
ポン菓子体験:基本料金1,000円、体験1回1,000円 ※材料費別途
そば打ち体験:6人前3,000円 ※試食は1人500円必要