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2018年10月6日神無月の壱

石川・宝達志水町
~ 宝の里 なごみカフェ ~

舞台は石川県宝達志水町。この地に移住し2017年、『里山カフェ そらいろのたね』を始めた青江左知子さん(57歳)と夫の静男さん(60歳)が主人公です。
名古屋市出身の左知子さんは厨房機器会社の営業マンだった静男さんと結婚し、金沢で暮らしていました。ある日、山歩きが好きな静男さんに誘われ宝達志水町を訪れると、地域の自然や人の温かさに惚れ込みました。地域の方々からの後押しもあり、田舎暮らしに憧れていた左知子さんと静男さんは、民家を購入して宝達志水町に移住します。家は、地元の大工さんや知り合いに協力してもらいながら、1年間、寝る間も惜しんでリフォーム。そのうち、宝達志水町の良さをもっと多くの人に知ってもらいたいという夢を抱きました。そして、去年2月、自宅のスペースを使って『里山カフェ そらいろのたね』をオープンしました。
おすすめのメニューは、宝達志水町の特産品である“葛”を使った抹茶のババロアや、静男さんが家庭菜園で作った野菜や近所の方から頂いたイチジクなどをミックスしたスムージー、そして地元産の玄米を使ったランチなど。地域の食材を使った身体に優しいメニューが好評です。
地域の方々との交流も深まっています。花や野菜などのお裾分けも多く、カフェにも足を運んでくれます。集落の多くの人々が2人の移住を歓迎し、喜んでくれています。
豊かな自然と温かい人々に囲まれた地で、憧れの田舎暮らしを始め、カフェをオープンした青江さんご夫婦。2人の日々の暮らしと地域の方々との交流を紹介します。

宝達志水町にはお宝食材がたくさんあります。この日は仲良しの川場さんに誘われ、マコモの収穫にやって来ました。慣れない作業に戸惑いましたが、“田舎暮らしの師匠”に教わりながら、なんとかマコモをゲット。葉の部分は煎じてお茶に。根元のマコモタケは素揚げにし醤油麹で和えました。「やりたいことが溢れてくる」そんな毎日です。

お宝は他にもあります。ご近所の宮尾さんには、イチジクと生花を頂きました。イチジクはケーキに使い、花は店内に飾りました。農園を営む元屋さんのお宅では、子供たちが世話をしているニワトリの卵を頂きます。放されたニワトリにビクッとする、ちょっと怖がりの左知子さんでした。

カフェのメニューは静男さんが裏庭の畑で育てている野菜や地元で採れたフルーツをミックスしたスムージーや、特産品である“宝達葛”を使った抹茶のババロア。3日間寝かせた酵素玄米を使ったカレーなど。「地元の食材を使いたい」という左知子さんの思いが詰まったメニューばかりです。この日は、宝達集落の皆さんが寄ってくれました。青江さんご夫婦の移住とカフェのオープンを地域の皆さんが喜んでいます。

カフェには、可愛いネコがたくさんいます。青江さんご夫婦は近所の野良猫を全て去勢し、4匹を引き取りました。おかげで、ネコたちは顔つきが優しく毛並みも良くなり、集落の皆さんも可愛がってくれるようになりました。そんなネコたちのために静男さんは、移住してからの趣味となった日曜大工で小屋の扉を作りました。“そらいろ”の扉が付いて、ネコたちも幸せです。

この日は、長女 優さんと次女 朱梨さんのご家族が遊びに来てくれました。それぞれ6歳と4歳の元気いっぱいな男の子がいます。みんなで海ではしゃいだ後は、お気に入りの店で静男さんの還暦・定年のお祝いです。「再スタート、さらに頑張れるかな」と元気をもらった静男さん。可愛いお孫さん達に囲まれ、笑顔溢れる楽しいひと時となりました。

楽園通信

ほうだつ山麓米 生産・販売ネットワーク

宝達山麓を源流とする清らかな水で作付けされた美味しいお米です。

電話番号:0767-28-3469

くず葉会

450年の歴史を誇る“宝達葛”。固めた葛粉を潰し、砂糖などを混ぜた“くず湯”もおすすめです。お湯で溶いて手軽に“葛”の風味を味わえます。

電話番号:0767-28-3603

里山カフェ そらいろのたね

地元の食材を使った手作りのスイーツやランチが味わえます。また、可愛いネコたちもお出迎えしてくれます。
臨時休業もありますので、お越しの際は必ず前日までにお電話でご確認ください。
電話番号:0767-35-0304
営業日:
土・日曜 午前11時30分~午後4時30分
月曜   午後1時~午後6時
※臨時休業あり
メニュー:
酵素玄米とお肉のランチ 1,080円(土曜日のみ限定5食)
酵素玄米カレー 880円 (土日はランチのみ 月曜は終日)