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2018年9月8日長月の弐

滋賀・大津市
~ 時を楽しむ 手挽き珈琲店 ~

琵琶湖の南西部に広がる滋賀県大津市が舞台。家族に支えられながら憧れの珈琲店を開いた浦谷裕隆さん(66歳)と妻の幸江さん(61歳)が主人公です。
京都府出身の裕隆さんは高校卒業後、働きながら大学の夜間部に通い、教員の道へ進みました。30歳の時に幸江さんと結婚、2人の息子が生まれました。50代になり、定年が近づくにつれ退職後の生活について考えるように。転機になったのは、あるテレビドラマを見始めたこと。舞台となっている、ゆったりとした時間が流れる喫茶店に心を奪われ、いつしか自分もそんな店を開きたいと思うようになりました。妻の幸江さんも裕隆さんの熱意に賛同し、一緒に喫茶店巡りを始めます。そこで理想の店のイメージを固めた裕隆さんは、幸江さんの実家で使っていた納屋を改築し、2014年1月、お客さん自ら豆を挽いてコーヒーを楽しめる『ふくろう珈琲店』をオープンしました。
憧れの喫茶店を開いた浦谷裕隆さんと、側で支える幸江さん。二人を応援してくれる家族と、地域の人たちとの交流を紹介します。

『ふくろう珈琲店』ではお客様が自分で豆を挽き、サイフォンでコーヒーを淹れます。抽出する時間によって、自分好みの濃さにできます。店内には豆を挽く音が響き、コーヒーの香りが広がります。手間はかかりますが、そんなひと時も楽しんでもらいたいと裕隆さんは考えています。

ゆったりとした時間が味わえる『ふくろう珈琲店』ですが、週末のランチタイムにはお客さんが重なることもあります。そんな時に頼りになるのが幸江さんと次男の源二郎さん。仕事が休みの時、お店に駆けつけてくれます。『ふくろう珈琲店』を支える心強い家族に、裕隆さんも日々感謝しています。

古いものが好きな裕隆さん。この日、自宅ガレージで作っていたのは大八車です。お客様から頂いた車輪を使い、設計図を基に組み立てていきます。ここでも頼りになるのが源二郎さん。父と息子2人で立派な大八車が完成しました。

定休日のこの日、お店には裕隆さんの姿が。誕生日を迎える幸江さんのため、サプライズのケーキ作りに挑みます。慣れないケーキ作りに苦戦しながらも、愛情いっぱい込めて焼き上げました。そして夕食の時間。この日は長男の大三郎さんご家族も一緒に食卓を囲みます。手作りケーキの登場に、幸江さんも喜んでくれました。

楽園通信

びわ湖大津観光協会

自然と歴史情緒溢れる大津市をのんびり散策してみてはいかがですか。世界文化遺産に登録されている「比叡山 延暦寺」など、見どころがたくさんあります。

電話番号:077-528-2772
問い合わせ:午前8時40分~午後5時25分

ふくろう珈琲店

お客様が自分で豆を挽き、サイフォンでコーヒーを淹れることができる喫茶店です。挽きたての豆の香りと、ゆったりとした時間を味わえます。手作りのピザ窯で焼き上げるピザや、焼きチーズカレーもおすすめです。

電話番号:090-5128-8299
営業日:金・土・日(臨時休業あり)
営業時間:午前9時~午後6時
※ピザ及び焼きチーズカレーの提供は午前11時~午後3時まで