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2018年8月4日葉月の壱

岐阜・下呂市
~ 70歳で始めたパン屋さん ~

舞台は岐阜県下呂市。市の北部にある小坂町で、去年、パン屋さんをオープンした岡﨑昌彦さん(70歳)と妻の仁子さん(63歳)が主人公です。
小坂町に生まれた昌彦さんは中学を卒業後、名古屋へ。定時制高校に通いながら工場で働きました。その後、故郷に戻り、小坂町にオープンしたキャンプ場の管理人に。友人の紹介で知り合った仁子さんと結婚します。
そんな昌彦さんがパン作りに目覚めたのは40代、キャンプ場のイベントでのことでした。“木の枝にパン生地を巻いて炭火で焼く”という素朴ながらも家族でできるパン作りがきっかけとなり、パンの魅力にはまっていきました。
自宅でパンを作り始めたものの、最初は家族からの評判はあまり良くありませんでした。しかし、試行錯誤を繰り返して、誰もが“美味しい”と唸るパンを焼くようになった昌彦さん。70歳を目前に“自分で作った小麦でパンを焼きたい”という新たな夢が湧いてきました。
畑を借りて小麦の種を蒔き、自宅のガレージを自力で改装しました。そして、50代から勤めていた道の駅を69歳で退職。70歳の誕生日を迎えた2017年の秋、「おさかのパン ひこまさ」をオープンしました。
新たな挑戦を始めた岡﨑昌彦さん、仁子さんご夫婦。それを支えるご家族や地域の方々との交流を紹介します。

青空のもと、小麦を収穫する昌彦さん。今はまだ収穫量が少ないため自家製の小麦を使用していませんが、“自分で育てた小麦でパンを焼く”という夢に向かって、日々チャレンジを続けています。今年の麦刈りは孫の未晴ちゃんも手伝ってくれました。

店には、ハードな生地の「カレーパン」や、シナモンとナッツを合わせた「シナモンナッツ」など15種類、70個ほどのパンが毎日並びます。昌彦さんは“地元 小坂町に根付いたパン”を目指し、楽しんでパン作りをしています。

定休日、ご夫婦は近くの渓流で釣りを楽しむことにしました。仁子さんは初チャレンジ。自然に囲まれ、楽しい時間を過ごしました。お昼は昌彦さんの友人が営むお蕎麦屋さんへ。美味しい水を使って打った手打ち蕎麦で、英気を養いました。

この日、初めて自家製のライ麦を使ってパンを焼き、次女の千恵美さんに試食してもらいます。千恵美さんはパン屋さんのオープンにあたって、店のロゴをデザインしてくれました。昌彦さんを家族みんなが支えてくれています。

仁子さんが腕によりをかけた晩ご飯。郷土の味が、たくさん並びました。この日は、長女・万由実さんご家族も一緒です。昌彦さんと仁子さんは、郷土の味を若い世代に受け継いでもらいたいと考えています。

楽園通信

小坂なシャワークライミング

装備は全てレンタルなので、体ひとつで滝を巡る川遊びを満喫できます。期間は6月30日(土)~9月30日(日)です。

電話番号:0576-62-2215
(受付は午前9時~午後6時)
時間:集合 午前10時、解散 午後2時
催行人数:2名~
申し込み期限:希望日の3日前まで
料金:(1名)7,700円

ひめしゃがの湯

『ひめしゃがの湯』では、風呂・飲用・鉱泉料理の3通りの方法で天然炭酸泉を楽しむことができます。『ひこまさ』のパンも置いてあります。

電話番号:0576-62-3434
営業時間:午前10時~午後9時
休館日:水曜(祝日は営業)

おさかのパン ひこまさ

ご夫婦2人で切り盛りする小さなお店です。
数に限りがありますので、ご注意ください。

電話番号:0576-62-3725
営業時間:午前11時~売り切れ次第終了
定休日:火・金・日曜